クールビズがビジネスシーンにおおむね定着している。
冷房を弱めにしてネクタイ着用やスーツの上着を着るのを控えようという動きだ。作業着ならラフな格好もあるが営業職の人はネクタイをしなくて良いというだけでずいぶんと体感温度が違うかもしれない。
もっとも中には1年中ノーネクタイの人も現れ始めているがwww
そんな定着したクールビズだが冠婚葬祭の場ではクールビズはないといえる。
そもそもクールビズという言葉はビジネスシーンでの涼しくカジュアルな格好を認めましょうという話であり、冠婚葬祭つまりセレモニーの場を想定しているものではないのだ。
したがって冠婚葬祭でのクールな(ノーネクタイ、上着なしなど)格好は認められていない、というか常識としてはまったく認知・認定されていない。
これを打ち破ってクールセレモニーを進めてみるのはわがままだろうか。
セレモニーの場でもクールな服装を
こんなことをいうと、ビジネスは毎日のことだが冠婚葬祭はたまにしかないのだからそれくらい我慢できないのは人間として何をやってもダメなんじゃないのかね?という声が聞こえてきそうだ。
うん、間違いない。聞こえてくるだろう。確かに人間として何をやってもダメだからこういうことを思いつくと認めよう。
あるいは我慢の問題ではなく「格好をきちんとしないとセレモニー(儀式)の厳かさが削がれ死者への畏敬の気持ちが削がれる」というような声も聞こえそうだ。
つまり死者を冒涜しているというようなものだ。
そうだろう。確かにそう取られても仕方がない。
しかし、これからの世代はどう考えるだろうか。
子供は少なく、もっぱら儀式に出るのは年配者中心である。そして夏の気温は年々上がっている。
年齢に関しても気温に関しても辛くなることはあっても楽になる傾向にはない。
それにもかかわらず形式張った格好にこだわりますか。
儀式の場で倒れる人が出たら本人の責任ですか。
なんて書いてるとだんだん過激な内容になってしまうので、ここで結論。
スーツなんて日本古来の服装じゃないんだからそろそろやめにしない?