ガソリンを多く使う人にとってガソリン系のカードは得なのか

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先日クレジットカードのことを書いた。エネオスカードで年会費のかからない(1年に1回以上使えば)というやつを使っているつもりがそうではない奴をなぜかつかまされて受け取っていていた。
【関連】年会費無料のカードのつもりがいつのまにか請求されていたときの対処

Photo:Pile of old cards By kalleboo

そしてコールセンターに電話をかけて問い合わせたところ簡単にカード種別を変更できるというので用紙をおくってもらうことにした。そして送られてきた用紙のSタイプ(1年に1回以上の使用で年会費がかからない)に印をつけて封緘しようとして思ったのだ。

本当に年会費かからないタイプにしてしまってお得が減らないか?

今自分は漢方スタイルクラブカードを使っているが利用額に対し1.75%の現金が還元されるのでお得だと思っている。

しかしその変更申し込み用紙にはエネオスカードのPタイプならガソリン利用分の還元最大3%と書いてあった。3%と1.75%なら3%のほうが当然戻る額が多いはず。

封緘して投函するまえに本当はどうしたほうが得か考えてみたので備忘録として記録しておく。
あとでまた迷いが生じたときにここの記事に立ち返って安心できるように。

ENEOSカードCの特徴:年間最大11350円還元

ENEOSカードCの特徴
ENEOSカードCというのはキャッシュバックされる率がよいカードだ。ENEOSカードの利用額に応じてガソリン代が最大7円値引きされるという特徴がある。
車を多く利用する人にはありがたいように見えるがそうだろうか。

家計のもろもろの支払いをこのENEOSカードCで行えば支払額は7万円を超えるだろうから確かにガソリン1リットルあたり7円引きになるかもしれない。しかし、最大150リットルまでしか対象とならないのだ。

つまり最大でも150リットルx7円=1050円
年間にすると1050円x12-年会費1250円(税抜き)=11,350円

どんなにがんばってCO2を排出しても年間11350円の戻りで頭打ちだ。

ENEOSカードPの特徴:3%の還元

ENEOSカードP
ガソリンに限らずENEOSのスタンドで1000円利用するごとに30ポイント(30円相当)としてキャッシュバックされる。
ここでは1000円ごとにというところが文字通りポイントである。1999円買い物をしても30ポイントしか戻ってこないのだ。つまり平均すると約20ポイントの還元である。いちいち毎回1000円単位で買い物するほど暇ではない。

買い物ごとの金額に対してポイント付与なのか、請求時の合計額に対してポイント付与なのかでまったく還元額が違ってくるので疑問に思いカスタマーサポートに問い合わせてみた。それによると請求時に合計額に対して1000につき30ポイント(30円相当)付与されるとのこと。

さらに一般加盟店、つまりそこらのお店での買い物とかAmazonなどでの買い物にこのENEOSカードPを使うと1000円ごとに6ポイント戻って来る。これは単純に計算すると0.6%でほとんど何もつかないのと同然と考えるのでこれは無視する。

では年会費も踏まえてどちらが得かさらに検証を進めていく。

ケーススタディ 我が家の利用額で試算

ENEOSカードC(キャッシュ)の場合

前提条件

  • 最大還元単位7円にするため他の支払いも充てて毎月利用額合計を7万円以上とする
  • ガソリン単価125円/Lとする
  • 毎月ガソリン利用は100~150L
  • 残りの支出額を漢方スタイルクラブカードで払う

我が家はクルマ2台持ちなので大体毎月100〜150リットルのガソリンを利用する。さらに最大還元額の7円に届くように毎月何かの支払いを抱き合わせでトータル7万円にしたとして100~150Lx7円還元で700円~1050円/月の還元。
年間にすると7000~12600円でそこから年会費1250円を引いて、ENEOSカードCの場合年間5750~11350円のお得となる

さらに漢方スタイルクラブカードで残りの支払いをすることでそちらの還元も得る。うちの場合カードでの総支払額をガソリン代+13万円で試算した。

ガソリン利用量(L)50100150200
ガソリン単価(円、固定とする)125125125125
月間ガソリン代(円)6250125001875025000
ENEOS Cによる還元(-7円/L)35070010501050
ENEOS C年間還元-年会費(円)295071501135011350
月支出(ガソリン代+支出13万)136250142500148750155000
ENEOSカードでの支払い70000700007000076250
漢方支払い(総支出-ENEOS払い)66250725007875078750
漢方月間還元額(単位2000円未満切り捨て)1155126013651365
ボーナスポイント(1250円)1250125012501250
漢方年間還元額-年会費(税抜き1500)13610148701613016130
ENEOSカードCでの総還元額16560220202748027480

ENEOSカードPの場合

前提条件

  • ガソリン単価を固定とする
  • 毎月ガソリン利用を同様に10変動させてみる

前述の通りうちは100~150L/月の利用であるが変動要素を複数にすると計算が面倒なので125円固定とし、ガソリン使用量の変動による利用額は6250〜25000円程度とする。
それぞれの3%=187.5~750円/月還元
年間にすると-1250(税抜き年会費)も含めて=ENEOSカードPの場合年間1000~7750円のお得となる。

さらに漢方スタイルクラブカードで残りの支払いをすることでそちらの還元も得る。Cタイプと同様にうちの場合カードでの総支出をガソリン代+13万円で試算した。

以上がエネオスの場合の年間お得額だ。

ガソリン月平均使用(L)50100150200
ガソリン単価(円、固定とする)125125125125
月間ガソリン代(円)6250125001875025000
ENEOS P月間187.5375562.5750
ENEOS P年間還元-年会費(円)1000325055007750
漢方支払い(概ね固定)130000130000130000130000
漢方月間還元額(円)2275227522752275
ボーナスポイント(2500円)2500250025002500
漢方年間還元額-年会費(円)28300283002830028300
Pトータル還元額(円)29300315503380036050

 

▼ちなみにガソリンを150リットル固定としてガソリン単価を変動させてみた資産はこちら。

ガソリン月平均使用(L、固定とする)150150150150
ガソリン単価(円、変動とする)120125130135
月間ガソリン代(円)18000187501950020250
ENEOS P月間540562.5585607.5
ENEOS P年間還元-年会費(円)5230550057706040
漢方支払い(概ね固定)130000130000130000130000
漢方月間還元額(円)2275227522752275
ボーナスポイント(2500円)2500250025002500
漢方年間還元額-年会費(円)28300283002830028300
Pトータル還元額(円)33530338003407034340

ガソリン使用量を150Lとして単価を変動させたパターンも計算してみた。

漢方スタイルクラブカードは2年目から年会費がかかるが、還元率が1.75%でお得らしいと思って今メインで使っている。これが果たしてガソリン系のカードと比べてお得なのか、それともガソリン消費の激しいうちにはやはりガソリン系のカードがお得なのかが疑問になったわけだ。漢方スタイルクラブカード単独利用の場合

前提条件は前述と同じ。

  • 月平均グロスでいくら使うかを変動させる

漢方スタイルクラブカードの場合ガソリンに限らず全ての利用の合計に対して2000円ごとに1.75%の還元が行われる。つまり100000円利用すれば1750円、150000円利用すれば2625円の還元だ。これを1年間にして年会費も引いてみると、
19500~30000円(1750~2675円)x12ヶ月-1500(税抜き年会費)となる。また年間利用額に応じてボーナス還元も行われる。これは

  • 年間約580000円の利用で1250円相当の還元
  • 年間約1000000円の利用で2500円相当還元
漢方スタイル使用額(円)100000110000120000130000140000150000160000
漢方月間還元額(円)1750192521002275245026252800
ボーナスポイント(2500円)2500250025002500250025002500
漢方年間還元額(円)22000241002620028300304003250034600

 

ガソリンを多く使う人にとってガソリン系のカードが得かの考察

こうしてみるとENEOSカードCは論外といえるので省く。

問題はENEOSカードPと漢方スタイルの複合か、漢方スタイル1本でいくかということになると考える。

  • ガソリンの使用量が150L近くかそれ以上になり単価も130円を超えるぐらいの高騰であれば複合が得といえる
  • しかし漢方スタイルのみでもガソリンでの支出が増えれば比例して額が増える

正直言ってどちらにしても誤差はあまりないように見える。毎月決まった額が出て行くというわけでもなく少ないときもある。またガソリンの額の変動もあり使用量の変動もある。いますぐどれが得であるという結論は出せない。

どうも煮え切らない結論になってしまってちょっと残念だが、とりあえず漢方スタイルクラブカードで損はないと思うので当面は使おうと思う。よってENEOSのカードは1回使えば年会費無料のSタイプへ変更する。ENEOSのカードは持っていればロードサービスを割引利用できるので御守り代わりに持っていた方がいいのだ。
【関連】高速道路でパンクした体験談と教訓

漢方スタイルクラブカード

余談

さらに調べていて気付いたのだが、REXカードというのも1.75%の還元のようでお得度が高いと言える。こちらはまだ持っていないが気になって仕方がない。
ただし、年会費が2年目から2500円(税抜き)かかる。だがしかし、年間50万円以上の利用で次年度も年会費無料になる!家計の支払いで使っていれば年間50万円なんてぜんぜん余裕だ。

いくら漢方スタイルクラブのカードがボーナスポイントで2500円還元されるといっても年会費は2年目から無条件にかかるのでREXカードの方が得なのかもしれない。
サイトをみるともっといろいろ書いてあって試算しきれないのでカードをお得に使うことに興味のある方は要検討だ。
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