11月某日にニート(記事執筆時点には有給消化中)の娘を伴って軽井沢に行きました。はっきり申し上げて軽井沢とくにアウトレット近辺にはあまり興味がありません。だって電気屋もApple Storeもホームセンターもありませんから機械物の好きなお父さんにとってはあまり興味の対象となるものがありません。あ、ちなみにApple Storeって行ったことありませんw
服はたくさん売られていますから、そろそろ買い換えようかなと思っているものがあるとすればそれなりに有効な場所ではあるかもしれませんが、探す時間が惜しくないですか?ぼくは惜しいです。だから1度気に入って買った服はとことんボロになるまで着倒してしまいます。
そんなぼくが運転して軽井沢まで行きましたが娘と妻は楽しそうです。あちこちのブランドショップに入ってはマフラーやら上着やらを物色します。なぜならちょうど冬物のシーズンが終わりで安く売られているからです。女性はお店で服を選ぶのが何より楽しいのでしょうね。
ぼくはそんな店売り(見せ売り)しているようなショップから買うのは主義に合いません。だって突っ立っている店員さんの人件費も洋服代に乗っていると思ってしまうとどうも財布が緩まない。別に彼ら彼女らが無駄だというわけではありませんが、どうも「半額セールをしても十分儲かる」みたいなことをどこかで読んでからますます財布が締まります。
軽井沢アウトレットで買ったコート
さて、そんな退屈な軽井沢アウトレットですが、娘も妻も気に入ったものが見つからずなぜかぼくに矛先を向けてきたのです。「そろそろ上着買ったら」と。
ぼくも自分のお気に入りの上着がかなりくたびれているのを知っていましたから自分のことなのに不承不承さがすのに付き合います。自分のことなのに。
そして見つけたのcricketというブランドのコート。
ハリスツイードというかなり厚手のツイードが下半分を覆っていて最初は「ええ?」って感じでとても自分が着るところを想像できなかったんですけど、その値引率の高さに触手が動いてしまいついつい試着をしてみることに。
ハリスツイード(Harris Tweed)は英国王室御用達のツイードである。スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島で入手されたヴァージンウールを使用して、島民によって手作業で染色、紡績をし、一枚一枚手織りされている。そしてハリスツイード協会によって決められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められる。また認められたもののみオーブの商標が与えられる
引用:ハリスツイード – Wikipedia
確かにオッサンが着るとそれなりにサマになるかもしれない服です。若じょっぺではまだ着てもだめかというとわかりません。ただお店の客層もやや落ち着いた年頃の方ばかりだったような。
そんなわけで最初の値札が55000円ぐらいだったのが下がりに下がって15000円ぐらいになっていたので買うことにしました。といってもお金を出すのはぼくではなく妻でした。何しろぼくは小遣いゼロの自給自足生活なのでパソコンやスマホや自転車関係に使う金はあっても服にまで回せませんw
前のコートも妻に買ってもらって20年ぐらい着つぶしたので今度のこのコートも20年後にさよなら、っていうか生きているうちにこれで最後かもっていう歳ですわ。娘が「そのコート棺桶に入れてあげるよ」といってくれました。
同じアウトレットでも入間と全然雰囲気が違う
さて話は関係ありませんが、入間(埼玉県入間市)にある三井アウトレットパークというブランドショップが同じく集まったモールにも時々行きます。それで改めて感じたのが雰囲気がぜんぜん違うということです。
入間も行くといつもセールやってんのかい?って突っ込みたくなるほど毎回行く度にあちこちの店員さんが「ただいま○パーセントのセール中で〜す」とがなっています。まあアウトレットですから気取る必要もないかなと思いますが、同じ半額セールをやっていても軽井沢では店先でがなっている店員さんが一人もいません。
どうして?
軽井沢より入間のほうが都会じゃないですか?都会のほうが洗練されているはずなのに実際には入間のアウトレットのほうが下衆(失礼)な雰囲気です。
やっぱり軽井沢は明仁親王が美智子様と出会った場所という神話がまだ根付いているのでしょうか。神話にふさわしい街をみんなして演出しているのかなあ。
まあ真実はわかりませんが、軽井沢のほうがお店そのものの品が良い気がします。客は別荘も持ってたりするプチセレブも多少いるでしょうけど似たり寄ったりかと思います。なにしろアウトレットですから。