2015年の最後の日の出をぜひとも拝んでおこうと早朝サイクリングに繰り出しました。
さすが12月31日ともなると日の出時刻頃の気温は暑い暑いと夏にはあれほど騒がれる熊谷でも2℃しかなくハーフグローブだと手が死にそうです。
しかしそんな手が死にそうな感覚を味わえるのも「生きているうち」だと考え、また「走っているうちには暖かくなろう」という期待で川越にまっしぐらです。実際には11時近くまで手が悴んだままでした。
ただ真冬のサイクリング、それも大晦日のサイクリングは何かと勝手が違い困ったことが起こりました。
大晦日のサイクリングは三重苦に見舞われる可能性があるので来年から避けることにしよう
なぜか大晦日にサイクリングしたくなったのは「天気がよさそう」だったからです。
冬ともなると関東の北部、特に群馬と埼玉では赤城山から吹き下ろす赤城おろしで毎日台風のような風に見舞われます。
それが2015年の12月30日と31日はウソのように穏やかな日和でした。ほぼ無風といっても良いコンディションだったのです。
30日に所要で走り損なったぼくは31日こそなんとか今年のうちにもうひとっぱしりしておきたいとガラにもなく考え出発したのでした。
そしてトリレンマ(三重苦)に見舞われたのでした。
第一の苦行、足が早々に痛む
まず最初の苦は身体の痛みです。
運動不足なだけだと言ってしまえばそれまでですが、なぜか今回はすぐに右膝が痛み出しました。さらに足だけでなく尻も。
きっと漕ぎ方も良くなかったのでしょう。
復路になりすぐに痛み出し、およそ30km近く顔をひきつらせながら走行したものです。
寒さのせいも多少はあったのかもしれません。
夏は夏で水分補給とか気をつけなければなりませんが、冬は冬で寒さ対策に気を使いますね。
結構防寒対策はしていたので手の指先以外は全然大丈夫でしたが、まさか早々に足が痛み出すとは残念でした。
第二の苦行、大晦日はお店が休み
途中途中で行ってみたい喫茶店など巡るのが好きですが、ことごとく本日休業の札に出迎えられてその落胆たるや出発前には想像だにしませんでした。
たしかに大晦日ですからほとんどやっていないのは少々予想していましたが、ことごとく休業とは恐るべし個人経営の盤石さ。
チェーン店ではこうはいきません。別に皮肉じゃありませんよ。
▼途中初めて寄った喫茶店でしたが生憎の休業日。
大晦日に営業していることを期待して行くなんてどんだけ思考がブラックなんだと後ろ指さされても何もいえないです。
そうです。どこか酔狂に大晦日にやっていることを期待しました。
でも残念ながら川越まで行ってどこも寄らずに帰ってきました。もっとも川越市内の市街地ならどこかしらやっていたかもしれませんけど。
第三の苦行、トイレがない
途中で喫茶店に寄れなかったのが計算外だっただけでなく、その他の施設も休業だったのはまったくの誤算でした。
しかも見つけたある公衆トイレは「清掃中」の看板が出ていて利用できず本当に焦りました。
吉見総合運動公園の管理事務所も閉館されていてトイレが利用できず、家までとても持ちません。
途中でコンビニ1軒と川越市内の公衆トイレと、3度めはお天道さまの下で立ちシ○ンをしてしまいました。
だって荒川沿いの自転車道路のそばにコンビニなんてないんですもの。
いやあ何十年ぶりかに立ちシ○ンをしてしました。
しかし悲しいことにそんな何十年ぶりかに恥ずかしい思いをして基本的な欲求を満たしたのに出る量は大したことないんです。
「老い」を感じました。えぇぇぇぇ?あんなにギンギンに出たかったのにこれだけしか出ないの?って感じなんです。
そういったわけで寒いなか走りましたが、年の締めくくりはイマイチぱっとしないサイクリングでした。
写真ギャラリー
▼途中道路を占拠するカラスの群れ。
▼荒川右岸道路のテトラポットに住みついているノラネコ。
なぜか警戒心が少なく撫で撫でも抱っこもできる。
▼行きも帰りも同じ道を通ったので帰りは休憩がてらゆっくり癒やされた。足は痛いままだけどせめて心だけでも。次回はエサ持参で行こう。
▼なぜか川越まで単純往復だと70kmありませんでした。前走ったときは90kmぐらいあったんですけど・・・
2016年はしまなみ海道でまた走りたいと思っています。