先日会社支給のカメラにつけるためパチモンではありますが自腹を投資してレンズキャップを買いました。
【関連】迷うこと1年、オリンパスXZ-1レンズキャップ安いの買った
【関連】オリンパスのXZ-1自分用にも欲しい理由を説明します
がしかし重大な問題がありました。
そう、キャップのフタの開きが甘く写真を撮ったときにフタの一部が一緒に写り込んでしまうのです。さすがパチモンです。まさかと油断していました。こんな重大な不具合がいとも簡単に発覚するとは!
もう少し判りにくいところに不具合があるのならねえ。使っているうちにバネがヘタるとか。使っているうちにヒビが入るとか。
いきなり使っていてキャップの一部が映り込むなんてまさかでしょ。試作しなかったんですか?って聞きたいです。このキャップオリンパスのXZ-1用でしょ?って。汎用か。
まあそれはともかく・・・
これは改善しなければどうがんばってもいい写真は撮れません。
ていうか純正をそもそも買っておくべきだったのかもしれませんが、パチモンでも工夫次第ではなんとかなるということを証明するのもこのブログの主要テーマになりつつありますから闘士がわきますwww
フタの映り込み防止のためのカイゼン
現象
▼こちらの写真をみたいただければおわかりになると思いますが、右下に黒い陰が写っています。これがレンズキャプです。このレンズキャップは3枚羽の形になっています。多少強く締め付けて位置を変えることはしてみましたが、どこへ移動させてもどれかの羽がどこかの隅に写り込んでしまいます。
こういうことが起こることを事前に予測してほしかった。
構想
電源を入れるとレンズの筐体が前方にせりだし、そのフレームというか枠の一番外側の縁がレンズキャップを押しています。
レンズキャップの3枚の羽には突起部分があり、その突起とレンズの縁が当たってキャップの羽が持ち上がる仕掛けです。
つまりその当たる部分をかさ上げすればさらに羽が開いて映り込みしなくなると考えられます。
すでに作業を終えてしまった後なので構想時の写真は残っておりません。
実作業
では何で羽の突起部分をかさ上げするかが問題です。金属を取り付けると万一脱落したときにレンズを痛めてしまっては致命的なことになります。
では樹脂を付けたいです。レンズキャップも樹脂製ですので親和性は良いと思います。その樹脂としてかさ上げできるのはまず素人としてすぐ考えつくのは接着剤を固めてそれ自体を部品とするということです。
通常接着剤は何かと何かをくっつける媒体としての用途で表には見えなくなるものです。しかしこの場合には接着剤が表に現れ部品の一部となるようにしたいと思います。
しかし結果として接着剤だけでは不十分でした。
なぜなら接着剤そのものが通常のプラスチックのようにカチカチに固まりきらないのです。今までの経験からだいたい想像はしていたのですが思った通りうまくいきません。半乾きみたいな状態から全乾きへ進行せずカメラのレンズフレームが持ち上がったときにそのエッジが接着剤部分に当たると見事に引っかかってしまうのでした。引っかかってレンズがきちんと持ち上がらずキャップも中途半端に開いた状態で止まり、下手したら故障しそうです。
滑って欲しかったのです。
そこでその接着剤の上にセロテープで保護するように貼り付けました。
完成
▼ということで完成した状態がこちらです。
▼拡大したものがこちら
なんか生き物が寄生しているみたいですが違います。接着剤を固めてその上にセロテープを貼り付けたのです。妙な昆虫の卵ではありません。食事中に閲覧している方、へんな想像をする必要はありません。
検証
▼セロテープにより滑りが良くなりスムーズにレンズが滑り最後まで持ち上がり、キャップもかさ上げされているのでより広く開くようになりました。
▼もともとのレンズキャップの突起より数ミリ持ち上がっているのがわかると思います。
効果
▼これは後日撮った別の写真ですがレンズキャップは装着した状態です。
4隅にはまったく黒い影が写り込んでいないことがわかります。
これで問題解決です。ソリューションです。カイゼンです。
▼本当に開閉できるん?と懐疑的なあなたのために今回のカイゼン後の開閉動画を撮りました。間違いありません。
今日はこう思ったよ
パチモンのレンズキャップを買って失敗したかと最初は思いましたが、デジタル製品でなくアナログで機械的な動きのものであればなんとかできることもあるということがますます強く実感できました。
今回は成功例ですが失敗することもあります。
一部 するぷろ for iOS(ブログエディタ) – Gachatechで編集しました。