今日紹介するのは中山道69次の45番中津川宿。
とくに濃い情報を網羅しているわけではない。参考書籍をたよりにした自分の踏破記録としてブログに残しておく。
自分ちの近くの道が江戸と京都を結んでいるという歴史が面白い。
中山道69次の45番中津川宿情報
- 本陣:1
- 脇本陣:1
- 旅籠屋:29
- 家数:228
- 大井宿10.5km←|→4.1km落合宿
本陣位置
高札場位置は成田不動尊と同じ場所。
▼無料駐車場
写真と簡単な内容
訪問日時
2021年8月11日、会社がお盆休みだったのを利用して車中泊しつつ2泊3日ででかけた。1泊目は道の駅奈良井木曽の大橋に泊まり、早朝から妻籠宿、馬籠宿と見て回った。絵葉書を印刷する都合上やや都会である中津川まで来てそのついでに中津川宿も見て回った。
2021年8月の訪問では家からもっとも遠くまで来たのがここ中津川宿である。
ここから先には現時点ではまだ行っていないがおそらく木曽路がおわりもっと都会になるのでここらへんほど宿場の雰囲気は残っていないのではないかと勝手に想像する。
写真とメモ
高札場
▼江戸に一番近い側に高札場がある。成田不動尊がすぐとなりにあるのかGoogle Mapsでは成田不動尊のみ表示される。
ここから西南方向に旧中山道が通っているが反対側の枡形までは奈良井宿ほどではないにしてもなかなか距離がある。7~800mといったところか。
脇本陣と明治天皇中津川行在所跡
高札場から本陣のある中心街までの前半、淀川町、新町などは現代風の商店街となっているが昔からここらは商家を中心とする町並みだったよう。
一方、さらに京都方面へ進んだ本町、横町、下町はは旅籠・馬宿・茶屋そして本陣・脇本陣があったのでその名残がおおいに残っている。
コロナ禍で平日だったため人ではまばらだったが、旧中山道という遺産が現代まで商店街・食べ物やとして名残を残していて歴史の面白さがある。
▼明治天皇中津川行在所跡(脇本陣上段の間と土蔵)があるのがここ右手の道を少し行ったところ。
▼これがそう。
本陣跡
▼本陣跡はいまは駐車場だが観光用か月極かは不明。ちなみに観光客用無料駐車場はある。
5軒続きの長屋になっていて門、問屋場、馬屋、玄関、荷置き場などあった。
▼標識に細かく書かれているので興味があれば行って読んで見るべし。
中津川村庄屋跡
庄屋というのは名主と呼んだりもするいわば村長ですな。昔から金持ちが皆の代表者になるもので、代表者だから家が大きくなるのか家が大きいから村長になるのかは不明。
卯建のある家
うだつが上がらないという慣用句はお金のかかる卯建建造ができず裕福でない様をいう。
▼屋根付きの仕切壁が卯建
枡形?
卯建のある家並みでカクンと曲がっている道だからてっきり枡形だと思って撮ったがあとで地図を見ると中津川宿ってこのあと京都側へかなり長い。違うかも。
そのほかまだ行っていないが行っておきたい史跡
- 浮世絵「雨の中津川」比定地
- 双頭一身道祖神(マップ)
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍著者岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事はこちら