香川県といえばうどん県。うどんといえば香川県というくらい切っても切れない間柄である。
その香川県に行ったら一度ぐらいはうどんを食べてみたい。そこで宿泊先からそこそこ近くてグーグルマップでの評価もけっこう高かったおすすめらしいうどん屋に行ってみた。
結論からいえばうどんは美味い。例えて言うなら丸亀製麺と同等といえば首都圏の方々には容易にその味の良さが想像できるのではないだろうか。
ただしアルバイトらしい兄ちゃんの常識にとらわれない接客に最初戸惑いを感じつつ、なるほどこれが香川県の人の先進的な気質なのだろうかと思うような体験をしたので残しておく。
宇多津のうどんやにおける恥ずかしい体験
空腹でないので少なめのうどんを頼む
夕飯を食べるには少し早いかなと言う時刻だったが混んでいるお店で待つのも嫌いなのでやや早めに行った。
幸い期待通り混んではいなかったが1人なので大テーブルに座った。目の前にあるメニューに目を落とすと種類はそれほど多くはない。至ってシンプルだ。かけうどん、天ぷらうどん、肉うどんなど数種類のうどんメニューがある。
その中でちびっこ天うどんというのが目についた。メインメニューの3番目ぐらいにあるのでこれもメインな商品のひとつなのかなと思って店員さんに「これは天ぷらが小さめということですか」と学生アルバイトらしきお兄さん聞いたら
「いいえ、天ぷらは普通の大きさで、うどんが少なめです」との答えだった。
うどんは炭水化物の塊だし夜なのであまり摂りたくはない。それならとちびっこ天うどんを頼んだのだ。
運ばれてきたそのお盆に驚愕のアイテムが
ややしばらくして手元に運ばれてきたそのちびっ子天うどんを見て驚いた。なんとお子様メニューにお約束のアイテム、あのうまい棒がなぜか一緒に載っているのだ!しかも海老天が乗っていた皿の絵柄がミッフィーちゃん。
もしかしてちびっこ天うどんのちびっこというのはお子様という意味だったのか?
それならそうとなぜ店員はわしが注文しようとしたときに「これはお子様向けメニューですがよろしいですか」と聞かない?
そんなの個人の嗜好の自由で大のおっさんがお子様向けメニューを食べることを特別なこととしないのか?そんなに香川県民はアヴァンギャルド(笑)なのか?
まさかちびっこ天うどんと書かれているからってお子様向けだったとは頭の片隅でちょっとだけ想像したが、店員もなにも言わなかったので大丈夫だと思った自分が間抜けだった。そうわたしこそが常識に囚われたつまらない人間だったのだ。
香川県民はアヴァンギャルドだということをこれからは肝に銘じて、うどんを頼むときは「大人が食べて満腹になりすぎない程度の量のものはどれですか?」という聞き方をすることにしよう。
そうでないとうまい棒まで買うことになる上にさらにちょっとした失笑も買うかもしれない。でもおかしいなあ。アヴァンギャルド(笑)だったらおっさんがうまい棒つきのお子様向けメニューを頼んでも失笑はしないか?
失笑されると思っているのは自分だけで誰も可笑しな注文しているとは思わないのか。そうだ。
まとめと教訓
あくまでも個人的な体験なので誰にでも起こるということではなく、またうどんは丸亀製麺程度の美味しさは十分あって満足したということは最後に強調しておく。
とにかくアヴァンギャルド(笑)だったのはその店員だけなのか、お店全体がそうだったのか、香川県民ほとんどがそうなのか不明なままだ。
うどんをオーダーするときはうまい棒がついているかどうか確認しよう。
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