宇都宮の二荒山神社へ行った帰りにたまたま見つけたここ、大神神社(おおみわじんじゃ)でしたが結果としてはこっちのほうが好みに合ってます。
好き嫌いの問題じゃないんですけど、人間ですから。
二荒山神社も当然ながら立派な一宮ですがなにせ宇都宮市街のど真ん中でしてはっきり敷地が区切られていて無限の広がり感がありません。一方、こちらの大神神社はとてつもなく広いわけではありませんが敷地の境目がはっきりしてなくてどこまで神社なんだ?という感じ。
やっぱり神社ってそういう宇宙観みたいなのがあったほうがロマンを掻き立てられます。個人的に。
ということでたまたま見つけた大神神社大いにいい感じだったのと、室の八嶋もなるほどねです。
栃木市総社町大神神社の基本情報とアクセス方法
栃木市総社町大神神社の基本情報
- 住所:〒328-0002 栃木県栃木市惣社町477
- 電話番号:0282-27-6126
- 社務所受付時間:9:00〜17:00ただし不定期
- 御朱印:あり(不在時600円にて郵送依頼可)
- 駐車場:あり(数十台)
- 公式サイト:大神神社(おおみわじんじゃ) « 栃木県神社庁
栃木市総社町大神神社へのアクセス方法・行き方
電車なら東武宇都宮線の野州大塚駅が最寄りです。
車なら東北自動車道の栃木ICか北関東自動車道の都賀ICが最寄りです。
栃木市総社町大神神社の由緒・御祭神・御利益
栃木市総社町大神神社の由緒・歴史
案内板によると日本最古の神社(のひとつ)である奈良県の大神神社の分霊を祀るため建立されました。
▼ただ本家奈良県の大神神社には三輪山という山が御神体のため本殿がありませんが、こちらの大神神社には本殿がありました。
歴史としては1800年ほど昔、大和の大神神社から分霊を奉祀し創立したと伝えられています。
場所が栃木市惣社町というのもおそらく全国の神々を勧請して祀っており惣社という地名になっているのでしょう。
元禄2年にはこの地に松尾芭蕉も訪れ、「糸遊に結びつきたるけぶりかな」という句を残しています。
なんとほんの3.3kmほど離れたところに下野国庁跡もあります。ということでやはり昔むかしは神社やら神様と政治というのは密接に結びついていたのかなと思わせられます。
栃木市総社町大神神社の御祭神
主祭神
- 大物主命
大国主命(オオクニヌシ)が国造りをするにあたり大物主命が手伝ったとされる古事記の逸話があります。
配祀神
- 木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)
- 瓊々杵命 (ににぎのみこと) – 木花咲耶姫命の夫神
- 大山祇命 (おおやまつみのみこと) – 木花咲耶姫命の父
- 彦火々出見命 (ひこほほでみのみこと) – 木花咲耶姫命の子。火遠理命に同じ
栃木市総社町大神神社の御利益
毎年11月25日の夜には安産を祈願する御鉾祭があります。
栃木市総社町大神神社の境内の様子と雰囲気
手水舎
御神木
鳥居くぐって拝殿のやや手前にあります。
御神木の反対側には日本最大の広葉杉(こうようざん)があります。
狛犬
▼左側の狛犬の向こうに授与所があります。
参道
この参道がなかなか風情があって、違う季節になったらまた歩いてみたいという気になります。
▼こちらは拝殿から参道を見た画。
神楽殿
拝殿
▼何番目の鳥居かわからないんですけどその奥に拝殿が見えます。
授与所前から拝殿を見る。
授与所前から狛犬を見る。
室の八嶋
池の中に8つほど小島が浮いているので室の八嶋と呼ばれる所以なのでしょう。
大神神社 (栃木市) – Wikipedia によると奈良時代の頃から都へもこの名は轟き渡っていて和歌の歌枕として使われていたとのことです。すごいね。
八つの島にはそれぞれ日本各地の有名な神社の祠が祀ってあります。
▼その室の八嶋の入り口
▼筑波神社
▼太宰府天満宮
▼鹿島神宮
▼雷電神社
▼富士浅間神社
▼熊野神社
▼二荒山神社
▼香取神宮
少し離れたところからみるとこういう感じです。
トイレは男女混合&個室はオール和式
トイレは駐車場の隅にあります。超絶汚くはないですが個室はオール和式なので女性は特にどこかのコンビニででも済ませておいたほうが無難でしょう。
神社にあった清潔なトイレといえば秩父の今宮神社を思い出しますがあれとは雲泥の差と言って差し支えないです。
栃木市総社町大神神社の御朱印と御守
社務所に人がいるときは御朱印を書いていただけるかもしれませんが、不在のときは参拝するところに備え付けてある封筒に600円を入れて住所名前を書いて入れてそこのポストに投函しておくと後日送ってくれるそうです。
栃木市総社町大神神社の感想
御朱印をその場でいただけたのは幸運としか言いようがないですね。
閑散としている神社なのでほとんど授与所も開いていなさそうな雰囲気でした。御朱印がほしければ封筒にお金を入れて設置されているポストに入れるという手段があるので、そうしようかと思いましたが授与所が開いていたのです。
ということでこれも御神籤のひとつと見れば吉と判断します。
それにその御朱印もちょっとかわいいじゃないですか。なんかいろいろ書かれていてうれしくなります。
閑散とはしていますが寂(さび)れているというわけではなく寂(せき)としているという表現が合います。同じ字でも意味がちょっと違いますよ。