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ブロンプトンのクランプ改善へ挑戦したが取り寄せた部品が想定外のゴミだった

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8年間のブロンプトン生活で感じ続けた違和感がある。

ブロンプトンを購入してから2024年で8年が経過した。この間、折りたたみ自転車として優れた設計であることを実感する一方で、唯一といって良いほど気になっていたのがクランプの使い勝手だった。決して深刻な問題とはいえないものの、もう少し簡単に着脱できないものかという思いは常にあった。

特に興味深いのは、YouTubeなどで見かける熟練ユーザーの動画だ。数秒で組み立てと収納を完了させてしまう姿を見ると、いったいどのようなコツをつかんでいるのか不思議でならない。同じブロンプトンでありながら、これほどまでの差が生じる理由は何なのだろうか。

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クランプの構造的問題点

20万円~という価格帯の自転車でありながら、クランプの設計には疑問を感じざるを得ない。コの字型のアルミ金具中央の穴にノブボルトを挿入する構造は、見た目はスマートだが実用性に難がある。

唯一にして最大の問題は、締め付け時で手間が必要な点だ。穴を中心に回転してしまう金具をヒンジの正しい位置に合わせながら回さなければならない。

過去の改善の試み

以前の改善策として、アイメディアの靴底補修剤を使用してコの字金具の片側に肉盛りを試みた。この商品を選んだ理由は特別なものではなく、単に靴底の補修後に余っていたものを流用しただけだった。

しかし、この対策はあまり上手くいかなかった。補修剤がゴム状の柔らかい材質だったため、コの字金具を正確な向きにガイドするだけの強度が得られなかったのだ。予想はしていたものの、実際に試してみることで材質の重要性を痛感することとなった。

Aliexpressでの新たな発見

そんな中、Aliexpressでブロンプトン関連商品を探索している際に、興味深い改良パーツを見つけた。サードパーティ製のオプションパーツが数多く並ぶ中で、このクランプ改良パーツが目に留まった。

商品ページの写真は典型的な中国EC仕様で、具体的な使用方法の説明はなく、単純な商品写真のみだった。使い方は購入者が自分で想像するしかないという、いわば「お約束」的な状況だった。

価格は非常に手頃で、1組2個入り(ブロンプトン1台分)がわずか200円程度。送料が別途300円必要だが、1500円以上の買い物で送料無料となる。実はこの送料条件が、見つけてから購入するまでに3ヶ月も躊躇させた理由だったのだが、他に欲しい商品がなかったため送料だけのために注文するのを渋っていた。

商品詳細と到着

注文から約1週間で商品が到着。中国ECではもはやお約束のグレーのビニール袋に梱包されていた。パッケージには特に説明書きなどはなく、材質も明記されていなかったが、重量は1個あたり20g程度と軽量だ。

興味深いことに、商品には数種類のカラーバリエーションが存在したが、なぜか日本向けは黒一色しか選択できなかった。付属品として、樹脂製の本体パーツと専用のコイルばねが含まれていた。

新パーツの構造的特徴

この改良パーツの特徴は、樹脂で作られた櫓(やぐら)状の構造物にある。中央にバネを装着できるようになっており、クランプのノブを締めると櫓が上から潰される仕組みだ。櫓の上下の平らな部分がクランプ構造にぴたりとハマるよう設計されているため、コの字金具の不要な回転を効果的に防止できる。と期待できそうだ。

▼プラスチック部品とコイルばねが1個ずつで2セット付属されている。プラスチック部品の中にコイルばねをはめ込んで準備する。

さらに、クランプを緩めた際も櫓が無駄な回転をしないように固定されるため、コの字金具が意図しない方向へ回転することがない。これは従来の問題を解決する巧妙な設計といえる。

取り付けプロセスの実際

取り付け作業自体は比較的シンプルだ。まず樹脂の櫓にコイルばねを挟み込み、それをコの字金具に装着する。その後、ブロンプトンのノブボルトを貫通させ、自転車本体にネジ止めする。

一応方向があり、コの字金具はどちらでもいいが、今回用意した部品は方向があり、平面部分が広い方がコの字金具に入るような配置になる。

注意が必要なのは、櫓に明確な向きがある点だ。ノブ側と自転車側で方向を間違えないよう、慎重に確認する必要がある。また、小さな部品での作業となるため、特にコイルばねの取り扱いには注意が必要だ。飛んでしまうと探すのに苦労する可能性がある。

純正パーツを外す必要はなく、この改良パーツと併用する形で取り付けられる点も、導入のハードルを下げている要因だろう。

使用感の評価と今後の展望

実際に取り付けてみると、確かにクランプの操作性は向上した。ただし、樹脂の硬さにより、締め付け時にやや力が必要になったのは想定外だった。将来的には、もう少し柔らかめの材質を使用したバージョンが登場することを期待したい。

耐久性については未知数だと当ブログ記事を書きかけのときは思っていた。樹脂製品であることを考えると、数ヶ月から数年程度で経年劣化による割れが発生する可能性は否定できない。しかし、価格を考えれば許容範囲と言えるだろう。なんて当初はかなり楽観的に考えていた。

実はAliexpressも最近は変化しており、以前ほど送料無料商品は多くない。しかし、適度な価格設定と充実した返品保証により、気軽に試せる購入環境が整っているのは心強い。今回の購入も、他の必要品との合わせ買いという形で実現した。

まとめと今後への期待

8年間の使用経験を通じて感じていたクランプの不便さに対し、今回の改良パーツは一定の解決策を提供してくれた。完璧とは言えないまでも、価格に見合った改善効果は得られたと考えている。

特別なメンテナンス計画は立てていないものの、使用状況を注意深く観察しながら、必要に応じて新たな対策を検討していきたい。また、折りたたみ自転車業界全体の技術革新により、より優れた解決策が登場することにも期待している。

ブロンプトンという優れた折りたたみ自転車の、唯一といって良い弱点に対する改善の取り組みは、これからも続いていくことだろう。この小さな改良パーツが、より快適な自転車ライフへの第一歩となることを願っている。

ゴミだった件

ブログの記事だけでなくYouTubeで動画も撮ろうかななんて考えつつ、ブロンプトンの2箇所クランプのうち1箇所だけ先に取り付けてそのまま数週間~2ヶ月ぐらいだったか放置していた。

そして休日に時間ができたタイミングで写真だけは撮ってブログ記事だけでも完成させるかともう一つを取り付けながら撮影していたのだ。

うっかりしていたのもあったが、1個目の装着時には気をつけていてうまく着けられた手順を、間が空いた2個目のときは忘れていてちょっと力をかけて締め込んでしまいプラスチック部に無理な力がかかったようで嵌めている途中で「ッピキッ」っという不吉な音が聞こえた。

▼よく写真を見るとV字に亀裂ができているのがわかると思うがここが割れた部分。

▼そしてあらあらやっちゃたと思いつつ以前取り付けた方を見ると記憶にない部分が割れているような。確か取り付けるときには途切れている部分などなかったはず。っていうかさっき写真撮ったばっかりなんだから途切れている部分なんてないのは明らかにわかる。しかし割れている。

当初から予想はできていたことだが、櫓の支えになる部分は押したり潰したり開放したりを繰り返すことで疲労する。ちなみに装着してから自転車を組立てたのは1回か2回だったかと思うが割れたのだ。一言で言って「ゴミ」だ。

まとめ

同じような写真が最後に並んでいるが特に意味はない。

これは買いだなと思ったのだがやはり中華品質だったというオチだ。

どうしても実物を手にしたいという人はやってみてもいいのではないか。

▼Amazonでもちゃんとゴミを売ってくれているから勇気のある人はチャレンジだ。

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