今回は主にブロンプトンの自転車を持っていて2箇所の曲げる節目のクランプ操作にイラツイている人だけに向けた記事です。
ですから特にもともとの構造がどうなっているとかいう話はくどくどとしません。ほぼ結論のみお伝えする潔い内容とします。
そもそもブロンプトンの自転車はあんなに使い勝手が良いのになぜあの頻繁に操作するであろうクランプ部分をもっと合理的にしないのでしょうか。
サード・パーティから改善しないでくれとロビィ活動でもされているのでしょうか。それくらいあのクランプ操作には相対的にイライラします。
そこで今回はいろいろなブログを参考にした結果の結実としてかなり安価で合理的なクランプ操作簡略化の方法を紹介します。
ただし定期的なメンテナンスは必要になります。なにごともすべて思い通りにいくということはなかなかありません。必ず何かしらトレードオフの要素があるものです。
では行ってみましょう。
以下のブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
またこの改善を成し遂げた後に見つけた下記ブログではもっと簡略で良さげなことをやっていますのでこちらのほうが参考になるということもあるでしょう。
BROMPTON純正フィンガークランプに片手で締められる工夫を施す
完成状態
完成した状態は冒頭画像のバネ仕込みと下の画像の画像です。
これにより全く完璧とはいえないまでもクランプを緩めたときにコの字に整形してあるアルミ部品が回転しないようにできてます。
▼こんな感じにできます。クランプの片側の土手を高くしているのです。
この片側の土手をどう高くするかということでDIY好きの皆さんは悩まれているようです。わたしが採用したアイデアはこれです。
使った材料
▼まずはブロンプトンのクランプで悩まれている方にはおなじみになるかもしれない線径0.8x外径10のバネ。自由長21でちょうどよかったです。
▼それと以前くつのかかと補修に使った補修剤。
失敗しても何度でも作り直しできるぐらいの量があります。やっぱり色は白がいいでしょう。
やる作業
▼靴の踵補修をする要領でクランプ金具の片側に肉盛りします。踵の補修剤にはプラスチックの板が付属していますから平面を上手に作ることは可能です。
定期的なメンテは必要
この補修剤は靴の踵を補修するためのものですから、こういうところに付けるとどういう結果になるかわかりませんのでマネをされる方は結果には自分で責任を負うつもりでお願いします。
バネも同じです。
で、補修剤はやわらかいゴム状に固まるだけですので圧縮と弛緩を繰り返しているうちに破壊を起こすと考えられます。ぶっちゃけると2箇所作ったうちの片方は肉厚過ぎてすでに崩壊が始まっていますwww
成形されるときは先端が薄くなるように作ったほうが長持ちすることが期待できるでしょう。要するにクランプを締めたときにあまり力がかかりすぎないように作るのがコツといったところです。
もっともメンテナンスをしないからといって壊れたら壊れたで通常のブロンプトンの仕様に近くなるだけの話です。気をつけなければならないのは崩壊した補修剤が間に入り込んだ状態に気づかずクランプを締めてしまって走行中にクランプが緩む危険です。
締めるときには補修剤が変に挟まりこんでないことだけは確認しましょう。あるいは数時間走るごとにクランプの締まり具合を見るとか。
このようなメンテが必要でちょっと自信を持ってオススメするにはややはばかられる改造でした。
こんなんやだよっていう人にはやはり純正品に近い部品をオススメしておきます。