初の海外旅行でありえない恐怖体験

初の海外旅行でありえない恐怖体験

イタリア広場1

初めて海外旅行に行ったのは学生のときです。
生意気にも一人でイタリアに行きました。
そのときの恐怖体験は今でも武勇伝として語れるのでちょっと披露します。

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まだじゃらん楽天トラベルなどという便利なサービスがなく、インターネットすらまだ大学で通信実験が行われていたレベルの頃の話です。
イタリアに行って初日に警察に捕まってしまったのです。
初の海外渡航

上の写真は飛行機に乗る直前に当時のアルバイト先の同僚と記念に撮った一枚です。真ん中の笑顔の若者が私ですが、このときはまだそんな恐怖の体験をするなど夢にも思っておらず期待一杯の笑顔がうかがえます。

なぜか左側のちょっと小太りな人が一緒にアルバイトもしていたけど旅行代理店もやっているというマルチワーカーでして、この人にイタリア旅行を斡旋してもらったのでした。

ローマの空港に着いてホテルにチェックインしました。時刻は昼を少し過ぎたぐらいだったと記憶しています。
時間も早いしチェックインしたら当然のことながら早速街に繰り出そうするじゃないですか?わたしも当然街に繰り出していきました。

考えてみたら昔からあまり計画的に行動しないタイプだったので特にコンドッティ通りだとかポポロ広場だとか一応の名所(?)は覚えていましたが、それでも適当に無計画に行動するのが好きでふらふらと街を歩き始めました。

ただし、テルミニ駅のそばは危ないから一人で近づかないこととガイドブックに書いてあったのでそれは守ることにしました。

歩いていても当然知り合いなどいないので別に誰かと挨拶をするわけでもなく、お店に入るわけでもなくただただ道をふらふら歩いていました。

するとちょっと人通りの少ない通り道でいきなりイタリア人の男に捕まって車に乗せられました。今風に言えばいわゆる拉致されたわけです。

いきなり知らないイタリア人に車に連れ込まれたんですよ!!

で彼が何を言い出したかというと、たどたどしい英語で「You have ドラ○グ?]
まさか!ドラ○グは聞き取れましたが、そんなもの持ってるわけないでしょーが!!って思いましたしたが、かなりパニックになっていたので
「ノーノーノー」としか言えませんでした。

なおも彼は執拗に「ドラ○グハドコヘカクシテイルンダ?」みたいなことを聞いてきます。ちなみに私は一人でイタリアへ旅行したものの大学では第二外国語はドイツ語を専攻していましたし、ましてやイタリア語はまったく理解できません。かといってドイツ語は堪能かというと全くそのようなことはありません。まあイタリア語はウノドゥエぐらいは覚えておきました。

そんなわけですからドラ○グドコダとか聞かれても巧く自分はただの旅行している日本の学生だということを理解させることが困難でした。もちろんパスポートも見せましたよ。

そのうち私はハッと気づきました。こいつら汚職にまみれているんだろうから「袖の下が目的か?」と。
そこで私はポケットから薬の小箱を出してそこから1000リラ(当時日本円で100円です)渡そうとしました。この期に及んでも1000リラ程度で済まそうとする根性に我ながら今思い出しても呆れます。

しかし警察と名乗る彼はお金には目もくれずあくまでドラッグを探しています。そうそうこのころにはすっかり私は車の中で体中ボディチェックをされていました。そして私がお金を入れていた薬の小箱を取り上げ鼻を近づけてクンクンとにおいを真面目な顔で嗅ぎだすではありませんか!

こいつ本当にクスリ探しているんだ、じゃあ本当の警察で汚職にもまみれていないのかということがわかってきました。

いくら探してもクスリが出てこないので諦めた警察官は私をやっと解放して車から降ろしてくれました。

しかし私が取り調べられていた間に警察車両はずっと移動していたので拉致されたのと違う場所で下ろされ、いったいここはどこなのかわからず途方にくれたことを憶えています。

まあ実際はそれほどホテルから離れた場所ではなかったのでたいした時間もかからずにホテルに戻れましたが、正直かなりのショックでまだ明るいうちにホテルに戻ってベッドにもぐりこんで半べそをかきながら眠りました。
イタリアホテル
夜になってお腹が空きましたが怖くて部屋から出る気になれずついにその晩は何も食べずに明かしました。
こんな恐怖体験はなかなか出来ないと今ではことあるごとに初めての人には話します。

翌日からはなんとか元気を出して街に繰り出しましたが、再び警察に捕まることはありませんでした。
イタリア広場2

イタリア
これらの写真はそのとき撮った生写真をスキャンしてみました。

ところでイタリアに行ってはじめて風呂場の便器の隣に便器に似た形のもので便器より低いものを見ました。わたしは足でも洗うのかな?と思って足を入れて流してみました。あとで聞いたらそれはビデというものらしいのですが、この話をすると大抵の人に笑われます。

もう行きたくないとは思いませんがほろ苦い記憶です。

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