大型連休を利用して上野国一之宮貫前神社へ行ってみました。
なにしろ近所の一之宮を制覇したくてウズウズしてます。しかし近所といってもせいぜい半径100kmぐらいしか自力で行けそうもありません。
ただ今回の上野国一之宮貫前神社は我が熊谷市からかなり近い一之宮なのでラッキーです。
ということでどんな感じか紹介です。
上野国一之宮貫前神社の基本情報とアクセス方法
上野国一之宮貫前神社の基本情報
- 住所:〒370-2452 群馬県富岡市一ノ宮1535
- 電話番号:0274-62-2009
- 社務所受付時間:
- 御朱印:あり(500円)
- 駐車場:あり
- 公式サイト:■ 一之宮 貫前神社 ■: はじめに
上野国一之宮貫前神社へのアクセス方法・行き方
公共交通機関で行く場合(例:東京から)
上野東京ラインの高崎で上信電鉄に乗り換えて上州一ノ宮駅下車。のち徒歩15分で着。
車で行く場合
上信越自動車道富岡ICで降りて約20分、または隣の下仁田ICで降りて約20分。
上野国一之宮貫前神社の由緒・御祭神・御利益
上野国一之宮貫前神社の由緒・歴史
創建は安閑天皇元年(534年?)とされる。
上野国一之宮貫前神社の御祭神
上野国一之宮貫前神社の御利益
具体的にアレに効くだのこれに利くだのと神社さんは公式サイトでも名言しないものですが、一応神札所にはこのような掲示板が掲げられております。
上野国一之宮貫前神社の境内の様子と雰囲気
一之鳥居
▼一之鳥居の手前が駐車場になっていて数台停められます。あと総門の前にも並べて駐車できるスペースがあります。
▼一之鳥居は高くなっていますが、なぜか総門を潜ると低くなります。不思議な地形です。ちなみに階段と坂道とあって坂道は車で上ることができますし、自転車でも上がれなくはないです。
全国的にも珍しい「登って下る」参道を体験しましょう。
総門
朱塗りの総門立派です。
狛犬
総門の外にいる狛犬。狛犬の手前の銅灯籠もちょっとしたものらしい。
▼総門入って階段降りた途中にいる狛犬。ピンぼけすみません。
総門潜ってすぐ右にある蛙の木
御神木?なにやらありがたい木のようで何人かの参拝者がしきりに写真を撮っていました。
カエルに似たサルノコシカケがこの木に出現して、戦時中は「勝って帰る」、戦後は交通安全祈願の「無事帰る」などとして信仰を集めているとのこと。
手水舎
階段を降りきって左手にある手水舎。ピンぼけすみません。
拝殿と本殿
▼拝殿映してたら風が吹いて中の掛け軸が揺れてました。歓迎されてますww
▼拝殿とその奥の本殿。本殿の建築様式は貫前造というらしい。
徳川家光の命によって1635年に造影されました。本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財に指定されています。
2階建ての本殿や雷神小窓といった不思議な建築様式を見ておきましょう。斜めからよく観察しないとわかりません。
▼これです。雷神小窓。
拝殿東南より神札所と手水舎を臨む
ここのカウンターで御朱印いただきます。
境内東南にある宝物館
▼入りませんでしたが宝物があるようです。
境内トイレ
東南方向にトイレがあるんですけどちょっと利用するのを躊躇する間取りです。一之鳥居の麓のトイレのほうが利用しやすいかも。ただし綺麗かどうかは不明。
上野国一之宮貫前神社の御朱印と御守
興味深かったのは▼これです。全国一之宮御朱印帳なるものを見かけたのでした。これ買っちゃったら全国御朱印の旅したくなっちゃいますよね。
御神札所で御守も数種類売られてます。
上野国一之宮貫前神社はこんな人におすすめ
古事記によると鹿の骨を焼いて吉凶を占う「太占」という行事が昔は行われていたようですが、今でも行っている全国でも2社しかない神社のうちの1社です。ただし秘事のため公開はしていないようです。(日本の成り立ちが見えてくる古事記99の謎より)
興味のある方は行ったときに聞いてみてください。
【追記】後日もう一度行って聞いてみました。2019年は12月8日に太占の儀式を早朝から行うそうです。秘事ではありますが特に隠して行うというわけでもないとのことで、間近でというわけにはいかないかもしれませんが誰でも見ようと思えば見ることはできるそうです。
楽しみが増えました。
追記 太占(ふとまに)見学
去る2019年12月8日に太占(ふとまに)が行われるというので朝から見に行ってみました。
10時からとか言っていましたが10時ちょうどに始まるわけではなく適当に始めていたようでして見に行ったときにはすでに拝殿の中で数人の神職がなにかしていました。
鹿の肩甲骨を焼いてそのひび割れた様子から吉凶を占うという大昔の占い方法を守っている日本で二社しかない神社の一社なのでさぞかし厳かなのかなと想像していたら誰でも見ることができて、声も聞こえます。
神職がなにやらずーっと読み上げている声が聞こえます。
「○○大明神、従五位下なんちゃらかんちゃら・・・」とどこどこの大明神だか神様だかは従何位だとか正何位だとかをずーっとずーっと読み上げていてこっちが根負けして帰ってきてしまいました。
いったい何分あれをやっているのやら。
見物している人たちも飽きずにずーっとずーっと眺めてました。中には熱心にメモを取りながら見ていた若者もいましたがもしかしてブログにでも書くのかしら?
ま、とにかく2019年のうちに貫前神社の太占を見ておきたいという目標を1つ果たせてよかったです。