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オリオンツアーの夜行バスで東京-出雲12時間は普通に行ける?

この記事は 約6 分で読めます。

オリオンツアーの夜行バスで出雲まで12時間

オリオンツアーという会社の夜行バスを利用して東京駅から出雲市駅まで行ってみました。

ぶっちゃけた感想やら実用的な話やらを盛り込みます。

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オリオンツアー

概略

公式サイト:国内格安旅行・人気観光ツアーの予約なら【オリオンツアー】

スキーツアーやら国内ツアーやらバスツアーやらJRツアーやらといろいろな企画商品を扱っているので必ずしも深夜高速夜行バスだけの会社ではないようです。

で今回利用したのが高速バスというやつで出発地が東京(東京・新宿・池袋)の目的地が島根(出雲・松江)というものでした。

オリオンツアーの夜行バスで出雲まで12時間

特徴と気付き

  • 最初から背もたれが一杯に倒されていて自分で倒すあの気遣いが要らないのがGood!!
  • 木曜日の夜にもかかわらず満席
  • 4列シートで12時間の拷問に耐えられるのは最初の4時間程度
  • フットレストに足を載せる楽を選ぶか畳んで足を伸ばす楽を選ぶか究極の選択
  • 120度程度のリクライニングだと腰への負担がパねえ
  • 各列の壁にコンセントありただし100V
  • 小さなスーツケースなら車内に持ち込めるが窮屈
  • 2人乗務員なのでやや安心

1つづつ解説していきましょう。

最初からリクライニングシートが一杯に倒されいてる改革

以前バス関連のニュースサイトで紹介されていました。
オリオンバスの画期的なアイデアが高速バスを変えた!? 座席のリクライニングに関する問題をすっきり解決! | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

そのバス会社だったんです。まさかそのバスに当たるとはラッキーではありました。倒すときに気を使うのが嫌ですからね。

木曜日の夜でも満席

乗車率100%だったかどうかまでは見ませんでしたが、何度か休憩で乗り降りして見てみたところほとんど埋まっていたようです。

もしかしたら受験シーズンと重なっていて帰国する受験生が多かったのかもしれません。なにしろ安いし夜の間に移動できる合理性は魅力です。

出発曜日やシーズンによって当然ながら価格が変動するのは飛行機と同じですが安いものは6500円からあります。

でもってシーズン外の平日だと6500円で東京から出雲大社まで行けてしまいます。

4列シートで12時間の拷問に耐えられるのは最初の4時間程度

ぼくも一番安いものではありませんでしたが、8500円というなかなかの安値で東京駅から出雲市駅までを利用できたのですが、さすがに12時間はキツイです。

どんなふうにキツイかというとまず腰が痛くなります。

オリオンツアーの東京→出雲・松江便はコンフォートというグレードだか名前のバスでして4列シートです。

じゃあ普通の観光バスと同じぐらいの広さじゃん。って軽く考えていると後悔します。

1〜2時間程度なら全然だいじょうぶですが、12時間そこに座っているとなるとかなり腰に来ます。

そこで12時間熟睡できるプロ乗客も世の中にはいるかもしれませんが、ぼくは高速バス利用が今回でまだ2回めでしたのでまだまだアマチュアです。

最初の4時間ぐらいは寝付いたり目覚めたりではあるものの多少狭いながらも特に不自由は感じませんでした。

しかしだんだんと夜も更けてくるうちに腰が痛くて目が覚めたり、足がだるくて目が覚めたりの繰り返しです。それでも気がついたら米子あたりに着いていたのでいくらか眠れたのでしょう。

フットレストに足を載せる楽を選ぶか畳んで足を伸ばす楽を選ぶか究極の選択

オリオンツアーのコンフォートには全車かどうか完全に把握していませんが、フットレストがあります。

最初はフットレスト付きの座席なんて新幹線のグリーン車ぐらいしか経験ないので喜んで使います。

しかし数時間経つうちに膝の曲げ具合がどうにも鬱陶しくなってきます。足を伸ばしたい!!

でも足を伸ばすとまずます血が足に溜まってダルくなりそう。なんて半分眠りながら葛藤を繰り返すわけです。

結局寝ているうちはフットレストを使い、早朝目覚めたら畳んで足を伸ばすという活用をしましたが、あれって究極なんだなとしみじみ感じました。

105度程度のリクライニングだと腰への負担がパねえ

たいていのバスはだいたい120105度ぐらいまでのリクライニングシートでしょうからオリオンツアーのバスに限った話ではないんです。

たとえ背もたれがかなり倒れていたとしても椅子に座った状態で12時間ほぼ同じ体勢でいるのは窮屈だし腰にきます。狭い椅子の上で無理やり寝返りして横向いたりしてかろうじて腰への負担を一時的に軽減しますが気をつけないと本当に痛めます。

やはりそこらへんが寝台車(サンライズエクスプレス)との値段の差でしょうか。

各列の壁にコンセントありただし100V

コンセントがありますが、最新式ではないようでUSBアウトレットというわけにはいきません。

手持ちのバッグに充電用USBケーブルは入れていてもUSBアダプターはスーツケースの中だったと臍を噛むことがないようにモバイルバッテリーを携帯するか、AC-USBアダプターを持ち込みましょう。

いずれ車両が更新されるときはきっとUSBのアウトレットが装備されることでしょうがもうしばらくは我慢です。

ただ面白いのは車内放送で「壁に備え付けのコンセントは携帯電話等の充電用ですのでヘアドライヤー等ご使用になるとすべての回路が壊れますのでご使用にならないようご注意ください(意訳)」と言っていたのが笑えます。そんな馬鹿いるの?バイトテロならぬ乗客テロじゃん。

小さなスーツケースなら車内に持ち込めるが窮屈

小さいスーツケース程度なら車内に持ち込むことも許されていますがそれでも足元に置いたら窮屈で安眠できません。

かといって網棚もありますから網棚に載せるのもありですが、万一事故にあったとき網棚の荷物が飛び出して怪我をしたくないから網棚に載せるより縁の下みたいな収納庫に入れてもらったほうが無難です。

ですから必要なものは予め手元に残しておいてスーツケースを預けるようにしましょう。

2人乗務員なのでやや安心

ワンオペ夜行バスで重大事故が発生してから何時間以上だか何キロ以上だかで規制が厳しくなり東京ー出雲間は2人以上が必要なようです。

複雑で理解できませんが厚生労働省のサイト
高速乗合バス及び貸切バスの交替運転者の配置基準について |厚生労働省

とにかく1人の運転手だけでなくガイドさんらしき人、それも女性の人が添乗していたので安心感がありました。それでも夜中に自車だか他車だかの「プオー」というけたたましい警笛音が鳴ったときはビビりましたが。

無事に出雲まで着いてなによりです。多少腰が痛くなろうとも命が無事ならOKです。

ただ同じバスをもう一度利用するかというとちょっと考えてしまいます。

まとめるともっと快適そうなバスあり

オリオンツアーのバスで出雲まで走っている間、ウィラートラベルの出雲行きがずっと並走ではないですがしばしばサービスエリアで見かけました。

毎日ほぼおなじスケジュールで運行しているのでしょう。
WILLER EXPRESSの夜行バス

3列シートはやや高く、4列シートはやや安いです。やはり快適さが価格の違いです。

またスサノオバスというのも運行しているようですが、それは途中でみかけませんでした。まあ途中でみかけるほうが珍しいともいえますが。
一畑バス株式会社:高速乗合バス(路線バス)【東京-松江・出雲線】

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