猫様が家にいます。
2019年に来た猫の名前は津田っていいます。2019年の8月に我が家に貰われてきてその頃たまたま「あいちトリエンナーレ」とかっていうイベントの是非が盛り上がっていて津田某氏の名前をよく見かけたので「ああ、こういうときあったね」と思い出せるような記念の命名です。
命名の由来はともかく、我が家で猫を飼うようになって15年以上たちますがトイレの始末ってなかなか大変ですよね。
どう大変かというと猫様がトイレをご利用されてもそれに我ら下僕が気づかずにいると猫様によっては機嫌を損ねてトイレの外で排泄するという暴挙にでてしまわれます。
そのときはカッとなって「ゴルァヽ(`Д´)ノプンプン」などと叱りますが、どちらが悪いかというと猫様はトイレでしたいのにそのままにしておく我ら下僕が悪いのです。
しかし猫様がトイレをご利用されたのをすぐに気づける方法がありませんでした。っていうか正直個人的には無関心でしたww。だってできれば嫁氏に任せっきりにしたいじゃない?
なんて不届きな下僕の一人ですがやはりトイレの処置だったり給仕の頻度だったりによって猫様はお懐きになる下僕を選びます。さすがです。もっと懐いてほしい・・・
で、IOTでトイレ利用を認知するとかって道具も世の中には出回っているようですが、ウチの場合そんなもんほぼ要らんて思います。良かれ悪しかれトイレそのものはいつも目にする場所にあるんです。
要は猫様がご利用されたら臭いと感じるよりすぐ気付ける仕掛けさえ施しておけば良いだけ。
ということで前置きが少々長くなりましたが『なんちゃってIOTみたいな猫様トイレ利用すぐ分かるフラグ』自作しましたので披露します。
猫のトイレ利用アナログセンサーについて
自作のセンサーを披露する前にさきほどIOTみたいな猫トイレの便利な機械があると申しましたがこれです。
こういう高価なものの紹介はYouTuberに任せておきましょう。金がない我らパンピーは知恵で解決します。
アナログ猫トイレ使用センサーの原理
写真だけ見てもらえれば器用な人ならおおよそは察してしまうと思われるのでほぼ以下は読む必要ないんですけど一応説明しておきます。
布団叩きが(以下フラグ)立つと利用したことを知らせるようになっていて猫がトイレのドアを押して内部に入ると寝ていたフラグが立つ仕掛けです。フラグは普段は2箇所で支えられて寝た状態(水平)になっています。
支える2箇所とは1箇所はフラグのほぼ中心より少しずらした箇所。完全な重心にするともう一点を開放したときにフラグが立ちません。シシオドシの原理です。
もう一箇所は扉に貼り付けた両面テープフックがフラグのS字フック部を支えてフラグが立たないようにしています。これだけのことを実現するのに15年以上かかりましたwww
そもそもセンサーなんて無くても臭くて気づくだろ?ってツッコミについて
そんなことはないんです。
猫を飼い始めた当初は確かに同じ室内にトイレを置いておき、猫様が用足しすると匂いました。不快な匂いが漂いました。
しかしだんだん漂わなくなるんです!!そう。年数がたつうちに猫様のトイレが匂わなくなるんです。というより我々下僕の鼻が慣れてしまって不快に感じなくなるというほうが正確でしょう。耐性ってやつですか。
ちなみにさすがにウンコはすぐ気づきます。オシッコはなかなか気づかないときと、砂が古くなってくると取り切れなくて早めに気づくようにはなります。
それでも気づかずしばらく放置(半日程度)ということがあると猫様がかわいそうで泣きたくなります。
用意するもの
▼布団叩きみたいな適当に長くて頑丈で軽めの棒
先端がS字フックみたいになっているのでさらにおあつらえ向きです。
▼両面テープフック(大きさは小さすぎないもの、フック部が樹脂ではなく金属製であるもの)樹脂ではなぜ駄目かというと微調整ができないからです。金属製のフックであればペンチやらプライヤーやらの工具を使って曲げ加工ができます。
▼粘着テープフック大きめも用意してみた。これは最初の棒のサイズによりますができるだけ耐荷重は大きめで粘着部はあまり大きすぎないほうがいいかな。
取り付け
これが猫様トイレのデフォルト状態です。こちらのトイレは4代目ステップワゴンのわくわくゲートみたいなドアのトイレです。トイレ買ったときの紹介記事はこちら。
部品加工
扉部分と壁の部分との2箇所に両面テープフックを貼り付けますが、その前にフック部分を下の写真のように水平に近く加工します。
▼奥が加工前、手前が加工後です。
なぜかというと、フラグの支点となる穴に入れるのにはまず曲がった金具は入れにくいということ。そして扉につけるほうはフラグを引っ掛けておくのに湾曲しすぎていると引っかからないということ。フックを逆向きにして取り付ければ引っ掛けるのはかんたんですが今度はスムーズに外れなくなります。
完成
▼よって2箇所のフックとも曲がりを浅く浅く加工しておきます。
もうほとんど写真だけで説明の必要もないかと思いますが一応ちょっとだけ説明します。
こうして壁面と扉にそれぞれフックを貼り付け壁面側にフラグの中央穴を設置してフラグ先端フックと扉側フックとを引っ掛けます。
あとは猫様が利用してくれるのを待つばかり。
猫トイレセンサーバージョン1紹介
もうひとつのトイレにはバージョン1が取り付けてあります。
バージョン1の作り方を説明すると
- 100均(セリアにもダイソーにもあった)のお掃除棒で、先端に別売りのフワフワか何か挟んで使うためのものを用意
- 真ん中へんで切断してそれぞれの先端付近にドリルで穴を開ける
- それらを重ねて一直線になるように輪ゴムでぐるぐる巻にする
- それぞれの穴をあわせて爪楊枝かなにかで刺す
- フワフワをつける側の平らな部分を猫トイレの壁に両面テープ等で貼る
- トイレの扉に両面テープフックを貼る
- 爪楊枝を支点にして折り曲げて先端の穴をフックにひっかける
これであとは猫様がご利用になられるのを待つだけです。
最後に動画を載せる
この記事の肝は猫様がちゃんとトイレに入るときにフラグがパタッと上がるところを動画で見せられるかどうかなんです。
その動画を撮ろうとしてカメラをトイレ前にセットして何日か経ちますがカメラのバッテリーが切れるほうが早くて未だに撮れません。
実際にはちゃんとフラグは機能しておりまして毎回すばやくトイレから汚れた砂を除去できています。申し分ないと思っています。今年最高の発明だと思っています。特許取っちゃおうかなんて冗談で話したりして。
でも動画が撮れない・・・いずれ撮れたら更新します。
動画撮れました。バージョン1の方ですが基本的な原理は同じです。参考に自作してみてください。