中国人の研修生からニット帽をもらってしまったので何かお返しと考えていたら使い捨てじゃないカイロを思いついたので自分のも買いつつプレゼント用に買ってみたのです。
しかし考えてみたらある日突然どこで買ったのかもわからない代物を仲間が持っていたら白眼視されるだろうということと、燃料は中国に持って帰れないが中国で同等品質の燃料が入手できるか不明なので贈答することをやめて自分で使うことにしました。
ですからちゃんとしたレビューが書けますww
zippoのカイロ(ハンディウォーマー)
ZIPPO(ジッポー) ハンディウォーマー&オイルセット ZHW-15
¥ 2,812
平均評価点:4.2
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そもそも燃料使うカイロって危なくないの?
まずこれね。昔から怖くて入手を躊躇していた理由のトップがこれです。
おそらく21世紀の現代でもこれが怖くて入手をためらっている人は大勢いるのではないでしょうか。
で、インターネットの普及した今どきそんなあぶないものがいつまでも世に出回っているわけないだろと思って軽く調べたらあっさりわかりました。
「燃料と白金(プラチナ)が反応して低温燃焼して熱を出す」という理解で良さそうです。決してボウボウと燃えていると考えないほうが良いでしょう。燃えているということは酸素を消費しますが極少量でしょう。
そして結論。危なくないかといえば使い方を間違えなければ決して危ないものではないということです。使い方は説明書をよく読めばわかります。
なぜ老舗のハクキンカイロでなくzippoハンディウォーマーにしたか
ほとんど形が同じハクキンカイロとなにが違うかというと燃料がまずベンジン仕様かzippoのオイル仕様かという点ですがちゃんぽんにしてもおそらく問題ないのではないかと思います。
Amazonのレビューでハクキンカイロにzippoのオイルを入れて使っているが問題ないという記述がありましたので逆でも大丈夫でしょう。
あとは上蓋の穴の意匠が違います。厳密には形も違うのでしょうけどシルエットは一見すると見分けがつきません。
でどっちでもいいんだよねってことになって頭の中で考えたことはハクキンカイロよりzippoのほうがクールじゃね?ってことです。
同じ機能、同じ形、同じような値段だったらあとはクールっぽいほうを選んでしまうじゃないですか。
素敵な女子の前でサッとカイロを取り出したときにそれがハクキンカイロよりzippoハンディウォーマーだったほうが女性はグッとくるでしょ?え?カイロ使ってる時点で云々・・・
日本製と台湾製とあり、しかも大きさ違う
セット物とカイロ単品とAmazonで売られていまして、セット物を研修生に、単品を自分用にと当初買ったのが冒頭画像です。
しかしその大きさの違いを見て愕然としました。写真だけだとちょっとわかりにくいのですが・・・たぶん容積3倍はあります。
単品は超デカイ!wwwwwww
速攻でAmazonに返品を申請しましたよ。だってデカすぎて携帯するには不向きです。今時携帯電話やせいぜいモバイルバッテリーよりデカイものはポケットに入れておきたくありません。
同じメーカーなのにどうして大きさがこんなに違うのか不明ですが、この大きい方はメイドイン台湾て書いてあったような。
そしてセット物は日本製です。Amazonの説明書きにも日本製と明記されています。
セット内容
大きさをイメージしやすいように腕時計を一緒に並べて撮影しました。
カイロ本体、zippoの燃料、日本語説明書、オイル差し、それと袋です。
着火まで
▼真ん中で上下に分かれるようになっていて、本体のフタを開けると下半分はタンクとバーナーと呼ばれる部品になっています。先端の凹型した部分がバーナー部品です。zippoのライターにちょっと似ています。
ちなみに本体の上半分は単なるフタで穴がいくつか空いていて放熱効果があると思われます。
▼これは初めて使うものなのでなんの確認もせずバーナー部分を取り外しましたが、2回目以降はちゃんと冷えていることを確認してバーナー部分を取り外します。
中には綿のようなものが見えました。
▼添付品の一つであるこのオイル差しでオイルを本体のタンク部分に注入します。写真だと見えにくいですが、横に2本線が引いてあって下の線で1杯だと約10時間持ちました。注入時の目安にします。この製品の最大注入量は上の線までで2杯までです。つまり最大40時間持つってことかな。
って思いますが説明書によると最大容量の注入で24時間使用できるとのことです。多少の前後はあるでしょう。たぶんぼくが分量を間違っただけです。
▼スポンジがタンクの口まで見えていますのでどんどん吸い込まれていきます。実際にはかなり入ると思いますが、綿が吸着しきれないほど入れてはいけないと説明書きにあります。
▼注入が終わったら下に向けて本体の横をぐっと押すのだとか。それで余分なオイルを吐き出す効果と、なるべく口近くにオイルを寄せる効果と2つあります。
▼で着火してしまったのですが写真撮れません。1人でやってるんで。
やったことは
- バーナーを本体タンクに戻して
- 本体を横向きにして
- ライターの火を横から
- V字の隙間めがけて
- 寄せたり離したりを1度やって
- 着火したかどうか少し顔に近づけて
- まだ着火していなさそう(暖かくない)なら
- 2から6を繰り返して暖かさを感じたら着火OK
あまりライターの直火でバーナー部分を炙りすぎるとプラチナ触媒の劣化が早まって早くだめになってしまうそうですからチョンチョンと近づけるようにしましょう。
着火するとバーナーの触媒表面がなんとなくモワモワっとうっすら燃えているような燃えていないような、表現が難しいのですが焚き火の燃え残りみたいな雰囲気になります。
自分を温める
着火が済んだらフタを被せて付属の袋に入れてポケットに入れましょう。
この袋には紐通し部分があるのとzippiのロゴ部分にはベルトを通せるようになっているのとで粘着性のある使い捨てカイロにも対抗できるようになっています。
使い捨てカイロの良いところは腰の後ろに貼れるということだったのですが、これでベルトに通すかさもなくばカラビナなど使ってベルト通しに引っ掛けて尻に割り込ませるという使い方ができてすっごく温まります。
試算・・・エコなのか?(経済的に)
注入用の容器の上の線までの容量が目算ですが20mlと考えます。この20mlで12時間暖められます。
zippoオイルの大瓶の容量が355mlなので12時間保温を17.75回できることになります。
zippoオイル大瓶の価格がカインズで税込み698円なので17.75で割ると1回あたり39.32円≒40円ということになります。
あと本体代が2812円ですから冬期の約4ヶ月使うとして1日23円です。
それと交換用バーナーが756円です。70回ぐらいで交換してくださいとのことなので1回11円です。
そうすると1シーズン目ではまず付属のオイル(133ml)を使って6.65回使います。これで償却したことにしましょう。最初の7回弱の使用料は約400円ということでかなり高いカイロ代になります。
あとは償却が済んでいるのでオイル代40円のみというふうに考えれば単純かと思います。さらに70回ぐらい使って756円でバーナーを買い換えるとそこから先は11円(バーナー償却費)+40円(オイル代)で51円となります。
Amazonで使い捨てカイロと検索するとたくさん出てきますが大体600円前後で30個入りです。ということは1個20円前後というコストです。安すぎwww
結論:合コンのネタにすべし
ということで結論です。全然エコ(経済的)ではない。単なる見栄で使うものかなと結論づけます。
これ計算するまではてっきり「オイル式のほうが経済的なはず」と思い込んでいましたが実際には使い捨てカイロのほうが断然経済的です。
オイル式カイロを使うのは女子にモテたいボッチ野郎が合コンにでも参加する機会に恵まれたときに話のネタとするというのが適切な使い方かと思います。
ということで年末年始女子と会合をする機会が増える方はこれを懐からおもむろに出して「なになにそれってなんですか〜」という黄色い歓声を獲得しましょう。
ついでに発熱の原理について薀蓄を傾けすぎると引かれますから注意です。ほどほどに。
残念だったこと
2日間ほど使ってみて概ねあたたまることは確認しました。腰につけておくとぬくぬくで足も温めたいななどという要らぬ欲がでるくらい。
それはそれとして少々問題もあります。中のバーナー部品が何かのはずみで外れてしまうのです。外れてしまって上蓋の中に引っかかって取れなくなったことが2度。
火を付けてただ使っているだけならほぼ大丈夫なんですが、トイレでしゃがんだときに手持ち無沙汰で袋から出したりするとポロッと中で外れて蓋の中で引っかかってしまい、蓋をはずしたらバーナーが無いwwなんてことがありました。
あまり品質は良くないかも。日本製なのに・・・
ZIPPO(ジッポー) ハンディウォーマー&オイルセット ZHW-15
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平均評価点:4.2
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