2015年は未年である。羊だけは日本に昔からいなかったのではないかという疑問が昔からなんとなくあったが、それでも12年に一度は未年というものが訪れる。
日本には2箇所だけ羊を祀った神社がある。1社は名古屋にあり、もう1社は群馬県安中市にあるのだ。安中市といえば筆者が在住している熊谷市からクルマで2時間弱で行けるところだ。12年に一度の未年なので羊を祀ってある神社にお参りに行くという至極もっともな行為でなんの衒いもないことをあえて行ってみる。
ただ筆者は未年であるので何らかの因縁もなくはない。
羊神社行ってみたらこんなところだった
道が狭すぎる
西の方から羊神社に進入したが全くクルマがすれ違えない。なんとか数台やり過ごしてようやくたどり着いたと思ったら今度は駐車場がなく、数台路上駐車している。これではいくら未年とはいえ賑わいは期待できないか。
神社そのものも思ったより小さい
駐車場もちゃんとあって、参道もそれなりにある神社を想像していたが、まったくそのようなところではなかった。いうなれば少し立派な祠といったところだ。しかもそこへ至るまでの道が狭く、クルマがすれ違えない!そうはいっても神社や神様の価値はその社の大きさや駐車場の広さで測れるものではない。
ただし結構参拝している人がいる
テレビで報道されたり、雑誌で取り上げられた効果もあったようで結構参拝者がいた。軽く20人ぐらいはいたし、筆者が参拝を済ませて帰る頃には近所の公民館の駐車場が満杯に近い状態になっていた。彼ら彼女らが全員未年かどうかはわからない。必ずしも未年の人だけがお参りするというものではない。
祠の前には狛犬もいたが羊さんもいた
狛犬同様に2頭の羊さんが両側に鎮座していた。狛犬の好戦的な表情とは違い、さすがに羊さんたちの表情は穏やかで我々未年の人柄を表しているといえよう。それにしてもだ。ちょっと取って付けたような印象があるのは否めなかった。風の噂だが、未年になる直前にオブジェを誂えたとかなんとか・・・
参道は5メートル程度
本当に小さいので参道をひたすら歩いて境内を進むというイメージは皆無だ。ウサインボルトだったら軽く一ノ鳥居から拝殿までひとっ飛びできるはず。とはいえ助走距離はまったくないので怪我をしないように気をつけたい。
到着まで2時間、拝んで後にするまで5分
神社参拝なんて多かれ少なかれそんなものかもしれないが、かなりスピーディな参拝だった。一応御神籤の無人販売もされていたので同行者は買っていたようだ。また12年後に来るかどうかはわからないが良い思い出になった。
フォトギャラリー
▼余りにも狭い道を避けて回り込んだら標識をみつけた。
▼健康、学問、経済の権現様羊神社表参道と彫られている。
ここを入っていくのが正規なのか。
▼この地元の公会堂?公民館の駐車場が無料で利用できるのでここを目指して来ると良い。
▼駐車場から歩いて1~2分だ。
期待は高まる。
幟が数本立っていて、人びとが大勢いるのであそこに違いあるまい。
▼羊神社と書かれているぞ。
あまり広くはなさそうだ。
▼結構参拝している人がいるがカメラで撮っている率がやたら高いかも。
▼参拝している人がいるので少し待つ。
▼近くに寄ると羊の置物がある。
▼自分が未年なので親近感ハンパねえ。
▼真新しい幟たち。
▼余談だがこの辺りは多胡さんばっかり住んでいる。
羊神社と縁がある氏らしい。
羊神社の場所
クルマで行く場合はここの久保公会堂の駐車場に停めて行くとよい。路地を奥へ歩けば1〜2分で見えてくる。
大きな地図で見る