数年使っていたCANONのプリンタがお亡くなりになったのでプリンタを買いました。 もはや現代ではプリンタそのものが消耗品みたいなものですからあまり高いものを望みません。 安いものを探したところHP(ヒューレットパッカード)のENVY4500というのが妙に安い割にはコスパも高そうだったので買いました。 買っていきなりレビューも無いもんだと思い、しばらく使ってみたところ5000円しないで買えた複合機にしては十分すぎるコストパフォーマンスなので紹介することにします。 実はヒューレットパッカードってアメリカではプリンタのトップブランドなんです。
どんな人向けなのか
今どきケーブルで繋げたくない
ENVY4500はUSBケーブルでもつなげられますが、Wi-Fi対応です。 今までみたいに(ウチのがそうでしたが)パソコンのすぐそばに設置しなくていいんです。 設定は付属のCDであっけないほど簡単にできるし、CDドライブのないパソコンでもサイトからダウンロードして同様に設定できます。 部屋の隅に置いてもいいし、応接間のテーブルの下段に置いてしまってもいいでしょう。
ときどき印刷する
ときどき印刷する程度であれば前や後ろと複数箇所に給紙トレイがなくとも済むでしょう。 このHP ENVY4500は前面に給紙トレイがあり、給紙トレイのすぐ上に排紙されます。 プリンタの後ろから給紙する仕掛けはないので後ろに隙間を空けておかなければならないということはありません。
両面には印刷したい
ときどき印刷といってもドキュメントを印刷するのに紙の片側ではもったいない。 複数ページを印刷するのに「片側真っ白はイヤだ、両面に印刷してほしい」という要望には見事に応えてくれます。 両面印刷を印刷ダイアログから選択すればガシャンガシャンと多少機械音が騒がしいながらも無難に両面印刷をしてくれる仕様です。
身の回りの紙をなくしていきたい
Windowsからでもmacからでもスマホからでもスキャン操作ができます。 本の自炊は面倒だけど、毎日のように家に届く数枚の紙をスキャンして捨ててしまいたいとお考えの方にはうってつけです。 電気代やガス代の領収書やAmazonから来た荷物の納品書、あるいは自治会の連絡文書、はたまた回覧板なんてのもあります。 クラウドサービスのEVERNOTEにスキャンした文書をすぐにアップロードなんてことは簡単にできます。 別にEVERNOTEじゃなくてもパソコンの特定のフォルダにしまっておいてもいいですし。 高機能のスキャナのように連続自動読み取りはできませんが、ガラス面に乗せて1枚スキャンするだけなら十分です。 身の回りの紙類を減らしていけると断捨離できて結構快感です。 iPhoneやiPadでは以下のアプリをインストールすることで印刷やスキャンが実行できるようになります。 iPadで操作してしまえばいちいちパソコンを起動しなくてもスキャンしてEVERNOTEに放り込むという操作が数回の操作でできてしまい、その場で書類を捨てられてすっきりします。
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料(記事公開時)
▼こちらはiPhoneでのスキャンです。 (左)スキャンするサイズをあらかじめ決めておくことができます。 (右)スキャンした後はローカルに保存したりクラウドサービスに保存したりできます。
▼こちらはiPadでのスキャン操作です。 スキャン実行中の画面です。
▼スキャンしたイメージをメール送信やクラウドサービスなど様々な手段で保存ができます。
iPhoneなどスマホからも印刷してみたい
iPhoneなどのスマホからの印刷にも標準対応しています。 iPhone、アンドロ軍団いずれも「HP All-in-One Printer Remote」というアプリをインストールして印刷できます。 しかも印刷できるのは家の中でだけではありません。 外出先からもリモート印刷できるのです。
▼いままでアイコンはあったけど使うことのなかった「プリント」を使えるときが来ます(笑)
インクの交換であまり気を使いたくない
インクは黒とカラーと2個です。このHP ENVY4500は黒、カラーそれぞれのインクタンクを入れるだけです。 カラーはほとんど使わないという場合はカラーのカートリッジを入れずに運用することもできます。 以前のCANONのプリンタではどれか1色でもカートリッジが空になったら補充するまで印刷できなくなってしまってました。 このENVY4500はそれがないのでモノクロオンリーの使用が可能です。 通常カラーインクは3色や4色別々で購入しますが、それぞれ1,000円~2000円ぐらいします。つまり在庫負担がそれだけ大きいとも言えます。 カラー印刷の品質にそれほどこだわりがなく、いちいち色ごとに替えるのが億劫だという人には都合よくなっています。 増量カラーインクでも価格はそんなに高価ではありませんから常に1個だけ予備で持っていても負担額は小さくて済みます。
難点はないのか
難点は強いて挙げれば今のところ1点です。それは印刷の音が少々うるさいかもしれません。 しかしそれも連続して何枚も印刷すると耳障りに感じるかもしれませんが、単発で1枚あるいは2枚程度ならほとんど気にならないレベルだと個人的には思いました。 なぜなら多少音がうるさいといっても印刷スピードが速いのでさっさと終わるからです。 うるさくて遅かったらうっとおしいなあと感じる程度も高いかもしれませんが、うるさいなあと気づくまもなく印刷は終わるでしょう。 印刷能力8.8枚/分(モノクロ)=1枚あたり7秒弱です。
贈答してもいいんじゃないか
これだけいろいろ機能がそろっていて価格は5000円未満でした。 だったらお世話になったあの方へ、贈り物にもいいのではないでしょうか? 消耗品はかかりますが、それはどのインクジェットでも同じことですから。 ともあれ、値段のわりに結構遊べるプリンタですよ。