金沢の香林坊というところに貴船明神という小さな祠(ほこら)があります。
ガイドブックで読んだところによると東北西北方向から神社を訪れれば縁結びに、東南方向から訪れれば縁切りの効果があるとのことです。
僕は迷わず東南からお参りしました。
それも2泊3日の旅行日程のうち三日間とも通いました。
ある組織と縁を切りたいのです。
その組織については多くを語るわけにはいきませんが、この貴船明神について今日は紹介します。
香林坊の半住宅街、半繁華街のなかに佇む貴船明神
実際訪れてみると神社というにはあまりにも小さい祠だったので、香林坊方面から最初に探しながら通りつつ見過ごして通り過ぎていました。
諦めて同じ道を引き返して戻ろうとしたらいきなり見つかったというわけです。
しかし、これでは高岡町方面からお参りすることになってしまうので一旦自転車をポートに戻してから改めて香林坊方面よりお参りするという道順をとりました。
▼これは貴船明神からすぐ東南にある階段です。
貴船明神よりすぐ東が少し小高くなっていてそちらからお参りして縁切りのご利益をいただこうと思ったのです。
▼いよいよ貴船明神に香林坊側から到着しました。
確かに香林坊側から来るとこの大きな松の木が遮っていて祠があるとはちょっと気づき難いかもしれません。
縁結びと縁切り
どうも帰ってきてからわかったことなのですが、縁結びには左側の大きい方の社へお参りし、縁切りしたければ右側の小さい社へお参りすることということらしいのです。
で、写真右の小さい祠が縁切りの神様が祀られる「玉姫社」で、左の少し大きめの祠が縁結びの「貴船社」ですが、両方にご利益があるのは珍しいですよね。
引用:縁切り宮・金沢の貴船明神は縁結びにもご利益があるのです|はじかみ神主のぶろぐ
僕は出かける前にこの情報を得ること無くお参りしてしまったので違う社にお願いごとをしたことになります。
ですので願いが叶わなくても文句言えませんね(笑)
▼しかしものは考えようで、お参りの仕方が間違っていたのなら近いうちに再び行こうという気持ちが強くなります。
せっかく金沢くんだりまで行ったのにお参りが無駄になってしまったなどとは考える必要はありません。
お参りはお参りです。
なにか良いことも起こるかもしれません。
縁切りがうまくいかないかもしれませんが、また行けばいいのです。
余談
さて、ここから先は余談でまったく個人的な話です。
金沢旅行の3日間つづけてお参りするほどいったいこの男は何と縁を切りたいんだと興味を持った方もいたかもしれません。
実はある組織との関わりをどうしても断ち切りたいのです。
それは酷い組織で企業でいえばブラックって奴です。
その組織のリーダーは自分の無能を棚に上げ周りの人間を無能扱いします。
自分が無能だから周りの力を上手く引き出すという劉邦のようなリーダーなら良いのですが、どちらかというと項羽タイプなのでしょう。
さらにその組織の上層部もブラック企業さながらに休日に自分のために時間を使う奴は人間じゃないといった価値観の持ち主で、組織のために時間を使うべきだと考えている人たちばかりです。
「リーダーが有能なら組織も悪くない」と言ったのは踊る大捜査線での青島刑事でしたが、確かにそうかもしれません。
しかし逆にリーダーが有能でないと一部の下層部の人間が有能でも使いこなせないでしょう。
別に自分が有能だというつもりはありませんが、リーダーと一部の幹部が無能なために組織はバラバラというのは悲劇としかいうほかありません。