小前田駅から徒歩30秒ぐらいのところにコーヒーの店ボナンザというのを見つけました。
外観はバラックみたいな風貌ですから店に入るまでに迷うこと数十分(笑)
しかし、せっかく店の前まで来て引き返すのも男がすたります。
ハズレの店でもそれはそれで投資ですから損失することもあります。
虎穴に入らずんば虎児を得ずという諺もありますからこのバラックみたいなお店に入ってみましょう。
意外な発見があるかもしれません。
ということで意外な発見をしたコーヒーの店ボナンザの紹介です。
店内の写真はありません。
ボリビアの話を徹底的にしたかったら小前田駅前のボナンザです。
外観
冒頭でも申し上げた通り、バラックみたいな外観です。
しかし意外にこういうお店に限ってすごい発見があったりするものだから侮ってはいけません。
人間でもそうですよね。
外観がみすぼらしくても、中身がすごい人ってときどきいますよね。
店内
お店に入るとママさんらしき女性が一人いました。
お腹も空いていたので食べ物を注文しました。
ママさん気さくそうな様子だったので写真を撮って良いか聞いたところ「ええ?自信ないですから・・・」と当惑気味でしたが、食べ物の写真だけでもと許可をもらえました。
メニュー
意外にいろいろやっているようです。
土地柄なんでしょうか、ものすごく安いです。
1年中ランチパスポートみたいじゃないですか!
食べもの
▼まあこういうところへ来て迷ったらナポリタンを食べるというふうに決めていますのでナポリタンを頼みました。
サラダに入っているサニーレタスと大根は地元産で無農薬だそうです。
ド田舎の食堂ってこういうところで価値がでますね。
ナポリタンはやや少なめで満腹にはなりませんが、なにしろ飲み物付きで550円ですからドンマイですよ。
コーヒーも飲みましたが話に夢中で写真を取り忘れました。
食べ物は普通の味でしたよ。
おこがましくも総評
いろいろ話を聞きました。
なんだか話したくて仕方ないのかなあ?それとも僕がいちいち大げさに相づちを打ったから気持ちよく話せたのかなあ?
内容は前後するかもしれませんが、いろいろ話してくれた内容です。
BGMがない
まず店内に入ってBGMがなにもなく無音だったお店は初めてです。
それについて聞いてみました。
すると、常連の客が「オバタリアン」ばかりだから演歌しか聞きたがらない。
ママさんの好きな音楽は南米ボリビアあたりのボサノバみたいな音楽なんだけど、そういうのをBGMで流しているとお客が「うるさいなあ」と苦情を言うそうです。
それでBGMをかけるのをやめてしまったとか。
お客の大部分がわがままな「オバサン」なのでいちいち要求に応えていられないということなのでしょう。
でもBGMのかわりにおしゃべり好きなママさんの話を聞くのも悪くないなあと思った訳です。
ボリビアに行ってみたい
ボリビアというところが大好きで、一度行ってみたいと思っている。
なにかのきっかけでボリビアのことを知るようになり、音楽に魅せられて病み付きなんだそうです。
ボサノバとも微妙に違うんでしょうね。
ネットでボリビアの音楽と調べてみるとフォルクローレというらしいです。
youtubeでもありました。
頭のてっぺんから爪先まで痺れるような音楽だと言ってました。
ママさん歳は70過ぎているらしいのですが、その歳でそんな表現するなんて若いですねえ。
ボリビアに行ってみたいけど言葉がわからない。でも興味があるからスペイン語を少し勉強もしているような。
スペイン語はローマ字読みでほとんど読めてしまうから意外と簡単だとか。
そこから話が派生して、例えばガンバ大阪のガンバってイタリア語なんですと教えてくれました。
てっきり頑張るの「ガンバ」だと思っていたけどイタリア語で「脚」という意味があって、脚によって稼ぐシンプルなチームを目指すという由来もあるようです。
もちろんガンバルという言葉も掛けているんでしょうけど。
北海道のソーラン節祭りに行く
また友達と北海道のよさこいソーラン節祭りにも行くと言っていました。
好きなところへ行く為には臨時休業も平気でしてしまうとか。
そこへ出演する人たちを見ていると感動するそうです。
本当に感動的に歌う人の声を聞いていると涙がポロポロ出てくるのですが、反対に下手な人の歌のときは居眠りするのだとか。
お店を始めて45年ですが私の代で終わりです
最初この場所でお店を始めるとき、なにも知らずに始めたのです。
保健所の許可を取るなんてことも知らずにいきなり開業して半年くらいしたら、保健所の職員が訪ねてきました。
「お宅は誰の許可をとってここに店をひらいているんだい?」などと聞かれて始末書を提出させられて、罰金も取られたそうです。
そりゃ仕方ないわな・・・
でなんとか営業許可を取って正規に営業を始めましたが、1年ぐらいで更新しなきゃならないとかって知らなかったから、そのままずっと営業していていつのまにか期日を過ぎていたらしい。
で半年ぐらい経ってからまた保健所の職員が来そうな。
「お宅は誰の許可でここに店を開いているんだい?」と聞かれたと。
「えー?保健所の許可はもらってますよ」と。
「更新が必要なんだよ」
「だったら最初に教えといてよ」
というわけでまた始末書書かされて罰金払って、許可取り直して現在に至っているそうです。
面白い店だなあ。
でも後を継ぐ人がいないみたいで「私で終わりです」と言っていました。
チェックポイント
- 外観:普通の家にプレハブ増築した感じで良く言えばシンプル
- 店内:テーブル2卓,カウンター5席ぐらいで狭いけど埋まらないのかな
- 基調色:覚えていません
- 雰囲気:昔あった焼きそば屋さんみたいな感じ
- BGM:無し(ママとのしゃべり)
- 駐車場:席の数より多い20台分ぐらい!
- 駐輪場:適当に停める
- 漢一人:OK
- コーヒーの味:こだわらないこと
- トイレ:徒歩3〜40秒の小前田駅(笑)
- 分煙:店内全面禁煙
- 特記事項:ボリビア好きなら話が合うかも
店舗情報
食べログ情報ありませんでした。
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