年収別に見られる好きな寿司ネタの傾向で無職の人はマグロ、収入が高くなるにつれサーモンやら小肌やらウニやトロといったネタにグレードアップしていくという傾向が見られるようです。アンケートのもっと上位にいくと寿司ネタを答えるのではなく銀座の寿司屋、さらに最上位の勝ち組になると金沢の行きつけの寿司屋を答えるといいます。
そんな勝ち組最上位のセレブが行きそうな(想像ですが)寿司屋に不躾ながら行って食べてきてしまいました。
体験の様子をお届けします。
金沢駅西口から徒歩10分ぐらいにある通が通いそうな葵寿し
外観
外観はおとなしめです。ただし建物の屋上にとてつもなく目立つネオンがきらめいていました。寿司屋っておとなしめな外観ほど高級だったりするから不思議です。その高級さを醸し出しているおとなしめな玄関に一瞬入店をためらいはしましたが、嫁と一緒だったこともあり怯んではこの先一生バカにされると思って意を決して入りました。
店内
入るとカウンターがすぐ見えましたが何席か埋まっていて何席かは空いていました。寿司屋で食べるといえばカウンターが先に埋まりますよね。だからカウンターで食べられるかなあと一瞬期待しましたが、予約していないと告げるとテーブルに通されました。やはりカウンター席は予約客が優先ですね。テーブルは2卓ありました。カウンター席は12人分ぐらいあったかな。
メニュー
ぶっちゃけると店内はもちろんメニューの写真を撮るのもはばかられるほど厳かな雰囲気(勝手に感じただけですが)だったのでメニューの写真撮ってません。ただあまりゴテゴテといろいろ品書きはなかったです。高級な寿司屋って松竹梅みたいなシンプルなメニューだったりすると思ってください。
でもって我々はお任せおススメセットみたいなのを頼みました。定価3500円ですが季節がら200円プラスの値段です。
寿司
頼んでから10分〜15分ぐらい経ったでしょうか。女将とおぼしき年配の女性が角皿に十貫ほど乗った寿司を運んできてくれました。「ご説明します」と言って一貫一貫何のネタか教えてくれました。またぶっちゃけると半分以上は聞いたこと無い名前のネタで今はもう思い出せません。店内録音禁止ではなかったので録音しておけばよかったかな。
▼ただ手前列左の穴子と同じく手前列中央のアジは覚えてます。どこでも食えるものは覚えられます。エビやイカもナントカエビとかナントカイカとか言ってました。
味
もちろん美味しいです。まずいわけがありません。ただね。ぼくって庶民なんで、勝ち組しか通わないような厳かな店で食べてよく味がわからなかったというのが本音のところです。情けないですけど。だっていわゆる単品寿司には値段がついていないお店です。予算を言ってお任せするなら予算内で済むでしょうけど、単品ばかり頼むといくらになるか会計の時にならないとわからないって奴です。
感想
話のネタとしては十分な寿司屋でした。ただし味はもちろん美味しかったんですけど自分は庶民なので気持ちとしては金沢駅ナカの回転寿司すし玉金沢駅店のほうが親しみやすさを感じます。味についてもすし玉金沢駅店との優劣はわかりませんでした。
おそらく葵寿しのほうが新鮮で高級なネタを使っているのでしょうけどまだ自分にはその判別する舌が備わっていません。もっと寿司を食って精進しないと。
最後になりますが、食べログのレビューで常連には優しく観光客には冷淡と書かれていたのが妙に後からしっくりくるお店でした。