THETA SをレンタルするのにRENTIOを利用するのとDMMレンタルを利用するのとどちらが得なのか調べた結果、自分としてはDMMのほうが安くて良いと判断してDMMでTHETA Sを3泊4日で借りました。
【リコー/全天球カメラ】RICOH THETA S (DMMレンタルのサイト)
で宿泊先のホテルに直送してもらったわけですが、この記事は使用感についてのレビューです。
リコーTHETA Sレンタルで借りてみての感想
概要
THETA SはTHETA SCより上位の機種にあたり動画も高画質で撮れたり・・・あまり違いはないように思えますが、とにかくSCよりは上位機種です。
自分なりに比較した表を作ったので興味があれば参照してみてください。
2016年の末に金沢旅行中にあちこちで使ってみましたが、どうにも不安で落ち着いて使い倒せなかったというのが一番本音の感想です。
なにしろ魚眼レンズが本体の大手裏両側から飛び出ているのでちょっとでもそこをぶつけたら傷つくかもしれません。レンズはカメラの命です。レンズが傷ついたら使い物にならないといっても過言ではありません。ですから標準で保護キャップのついていないTHETA Sには大変当惑しました。
機能に関していうと360度全天球の映像ですが、これはこれで面白いものだと思います。
- 顔のぼかし機能はGoogleストリートビューアプリで
- レンズにキャップがついていないので扱いがヒヤヒヤ
- Wi-Fiがうまく接続を継続できないときがあった
他人の顔ぼかし機能どうやるかわからん
常に誰も居ないところで360度写真を撮影できるほど自分は幸運ではありません。かならず誰かしら他人様が映り込みます。それを無許可でネットに公開するわけにはいかないのでいちいちボカす必要があります。THETA Sのハードには自動でのボカシ機能はなさそうです。かといってTHETA Sのアプリケーションにもなさそうでした。どれでできるかというとGoogleのストリートビューのアプリでした。
ただしブログの記事ページ内にその画像を表示するにはやや複雑なことをしなければならないかもしれないのでやっておりません。自分がやったのはGoogleフォトに一部ボカシた画像をアップロードしてそれを共有としてリンクを記事に貼り付けました。
もしかしてGoogleストリートビューアプリ内での機能だったかもしれません。
【製品開発者への要望】ワンタッチ式レンズキャップ
レンズが突起していてちょっとテーブルに置くだけでもためらいます。どうやって置いたらいいの?
テーブル以外の場所に寝かせて置くなんてなおさらできません。でもなぜかこのカメラにはレンズの保護の仕掛けがないんです。突起しているレンズを使わないときに最初から保護してくれる機構があればよかったかなあと率直に思います。でないとおちおちポケットにもヒョイッと入れられません。
Wi-Fiうまく繋がらなくて残念なときあり
Wi-Fi機能があるんですけど、スマホのWi-Fi設定画面でちゃんとTHETAの名前が出てくるんですけど、他に有効なWi-Fiがある環境だとTHETAと接続してもすぐ非アクティブになってしまいインターネット接続できるWi-Fiにつながってしまいます。これはTHETA Sの問題かどうかは本当のところわかりませんが、いくらトライしてもTHETA SのWi-Fiとスマホが接続してくれなくてイライラしてしまいました。
有線接続ならコピーは簡単でしょうけど、それだと機動性がイマイチ悪いですよね。
スマホの問題なのかTHETA Sの問題なのか不明ですがちょっと困った点です。
全天球で撮れるのは面白いですが、買うほどのものかどうかというと残念ながらというか幸いというか「自分で買うほどではない」といえます。
もちろんこの結論はぼく個人の結論であって誰も買うべきではないなどというつもりはありません。
写真は面白いのだが
このカメラはグーグルストリートビューにダイレクトに360度写真をアップロードできるのでそういうサービスとうまく繋がりたい人にとってはこの上ない面白く便利なツールといえるでしょう。
でも自分は普通のカメラは使いつつ、この全天球カメラも使うということがなかなかスムーズにできませんでした。普通のカメラ1つあれば十分かも。iPhoneや他のスマホだってアプリによってはあるいはもしかしたら標準で360度パノラマ撮影ぐらいはできますからね。それで満足しようと思えばできます。
【追記 2017年10月8日】goggleストリートビューアプリに360度パノラマ撮影機能がありました。
▼こんな箱に入ってました。
▼キャリングケースは別売りです。
▼電源ボタンは横についていますが、長押しの必要はなくチョンと押せばすぐ起動してすぐ撮れます。広い側面中央にある丸がシャッターボタンです。
▼Thetaの接続アプリで撮った写真の確認やコピーや移動あるいは削除ができます。編集機能はないのでTHETA+という別アプリのインストールが必要です。
ただしこのアプリもそんなに機能が豊富ではなかったような・・・
▼画面を通常画面のほかに一眼VRと二眼VRと切り替えることができます。
▼これは一眼VRで見ているんですけど自分がスマホを持ちながら見る向きを変えると画面に映る景色もそれに伴って変わります。
▼こちらは二眼VRでVRゴーグルに装着して覗き込めばあたかもそこに居るような臨場感を体験できるようです。
▼買ったら30000円前後しますがレンタルで5000円ちょっとで体験できてよかったです。