Original Update by Peter Hardy
毎度おなじみ息子と風呂での会話のネタです。
息子は高校の2年生で軟式テニス部に入っていますが、2年生男子は4人しかいません。
前日雨が少し降ったらしく硬式テニス部はコート整備をいいつけられたそうです。
果たして軟式テニス部の2年生ははコート整備をするべきだったのか否か。
エピソード
硬式テニス部のローラーがけ
息子が昼休みに弁当を食べていると
「ピーンポーンパーンポーン」
と何やら放送が始まった。
「硬式テニス部の人はテニスコートのローラーがけをしますので1時15分にテニスコートに集合してください」
息子は思った。
「あー、硬式テニス部はコート整備に招集されたか・・・軟式はどうかなあ??」
飯を食い続けていた。
その直後聞こえた謎の放送
それから数秒後に再び
「ピーンポーンパーンポーン」
放送開始のメロディが鳴った。
「お、今度は軟式テニス部の呼び出しかな?」
息子は思って耳を澄ましていたが、そのメロディのあと何も聞こえてこない。
「あれ、機械の故障か?」
あまり気に留めることも無く息子はそのまま弁当を食い続けた。
チームメートからのメール
放課後近くになってたまたま息子が携帯電話を見るとメールが来ていた。
部活からの連絡が昼休みに入っていたのだ。
「コート整備に来るように」という旨の内容だ。
そのとき気づいた。
昼休みにメロディだけ聞こえたあの放送事故が実は顧問の先生が放送していたのだ。
今年から担当になった部活の顧問は歳はそんなでもないけれど、おそろしく声が小さくて全然聞こえないのだ。
あのとき実は放送室のマイクの前で顧問がしゃべって招集していたのか!
だが仕方が無い。聞こえなかったのだし、学校ではほとんど携帯は見ない(模範的な生徒な)のだ。
部活での叱責
放課後。
部活に行くと顧問の先生はコート整備に来なかった2年生全員を並ばせ、囁くよりも小さい声で問いただした。
実は2年生のメンバー4人とも整備に集まらなかったのだ。
1人目:息子
「Y田君は昼休みにコート整備に来なかったけど理由はなにかあるの?」
息子、少し考えた後、ほとんど正直に語り始めた。
「昼間は携帯見ないんでー」
先生話を途中で遮り「あ、放送聞こえなかったのね」
と納得。で無罪判決。
聞こえなかったなんて一言も言っていないのになんて飲み込みが早いんだ(息子の感想)
2人目:N村
「N村君はコート整備に来なかった理由はなにかあったのかな」
N村「えーっと・・・まだ2年生になったばっかりでクラスに馴染んでいなくて・・・一緒に飯食う奴が1人しかいなくて・・・僕が昼休みにコート整備に来ちゃったらー・・・その子が1人になってしまうから・・・悪いなあと思って・・・来ませんでした」
顧問「あー、じゃしょうがないねえ」
N村無罪。
他3人爆笑
3人目:T山
「T山君はどうしてかな」
T山「5時間目が移動教室だったものですから・・・コート整備に行くと移動教室に間に合わなくなると思って・・・でませんでした」
顧問「うーん・・・そうかあ」
T山無罪。
4人目:T正
「T正君はどうして?」
T正「昼休みは腹が痛くてウンチしてました」
顧問「それはダメだろう!きちんと体調を管理していれば腹痛になんかならないだろう」
T正有罪。
他3人驚愕
息子の感想
N村の言い訳(1人しかいない友達を放っておけないから一緒にいた)のほうがバカバカしくて爆笑ものなのに無罪放免で、T正の理由のほうが無理からぬことなのに許されないとはなんだ?
きっと今年赴任してきたばかりだから、まだ生徒たちの本性を掴みかねてあまり大胆な制裁を加えないのではないかと思ったようです。
しかしそれにしても友達を一人にするのを憚ったという理由はOKで、うんこはNGとは意外な話ではあります。
今日はこう思ったよ
高校生ってファンキーで面白いですねえ。
自分も高校生の頃はときどき学校をさぼって雀荘に行ったり、喫茶店に行ったりと多少ヤンチャもしましたが、良い思い出です。
若いうちに多少羽目を外すくらいの方が大人になってから真っ当に歩むといいますからね。
息子にもたくましく育ってほしいと願いました。