前立腺がん生検一泊入院の記録を残すつもりだったが執筆時点で病気として完結していないので一通りのことを残しておく。
あくまでも一例であるし、YMYLの観点からいって不適切な内容かもしれないので読まれる方は軽い参考程度に読んでほしい。
それぞれ入院はもちろん検診でも大きな病院だからあまり夕方はやっておらずサラリーマンは仕事を休んで行かなければならない。実に面倒だし有給休暇がどんどん減っていく。
まあフリーランスだと有給休暇はないから減るのは時間と実入りだからもっと大変なんだろうけど。
一泊入院生検になるまでの経緯
健康保険の補助で前立腺がん検診受け陽性判明する
職場の健康保険の関係で500円で前立腺がんの検診を受けられるというのがあり、軽い気持ちで受けてみた。
どうせなにもでないだろうと根拠もなく楽観視していて通過儀礼程度にしか考えていなかったが結果は大違いで面倒な手続きが待っていた。
つまり当然そんなん通ると思っていたが、1週間後ぐらいに結果が郵送されてきて「あなたは前立腺がんの疑いがあります。紹介状を同封するので直ちに精密検査を受けることをおすすめします」というような内容だった。
つまりPSA値というのが突出していたらしい。これは特殊なタンパク質で前立腺がんの発症(の兆し?)が見られると血液内の比率が上がるらしい。
ご丁寧に紹介状も同封されていたのでこれはもう行くしかない。それなりにやってくれそうなところ、かつ既に診察券があるところに連絡して行ってみることにした。
某病院で精密検査受ける
1回目
比較的近くにある某病院へ連絡した。
紹介状もらった旨つたえていついつにということで予約した。
予約日に行ってまずは検尿と血液検査をさせられた。
すでに血液検査やって結果が出たから行ったのにまたやり直させるとはちょっと辟易だが言うことを聞かないわけにもいかない。
それぞれの結果はすぐに出るようで数十分程度待っていていよいよ医者との話だ。検尿は異常なしっぽく、血液検査では同じくPSA値が高いと言われ結果の数値も見せられた。
次の検査であるMRIやってみてどこかに異常な箇所が見えるかやってみましょうと促され、そのまま受けることにした。
2回目
MRI受けるのにもそれなりに何日か前から準備が要るようでその日は指示を受けただけ。つまり数日前から抗生剤を飲んで余分なノイズがMRIに写り込まないようにする。
MRI当日は当然数時間前から食事の制限もあり臨む。
MRIの部屋へ行って専用着に着替えて機械に入る。寒い。おそらく機械が全開で動くとアツアツになるから冷却器でキンキンに冷やさないと誤作動を起こすからなんだろうな。
MRIに入っていた時間が30分だか40分ぐらい。かなり長い。当日もMRI検査に付随する血液検査やりながらだから腕には針を刺したままだった。
これでその日は終わったような記憶。
3回目
3回目はMRIの結果確認。写真によるとMRIではほぼ異常なしらしい。ただ医師の経験上ちょっと気になる箇所があるそうな。
生検受けることをお勧めされる。ここまで来たらとことん検査するしか選択肢はないと個人的には思う。
生検となると一泊入院でやるんだと。尻の穴から治具突っ込んでバチバチ刺して細胞を抽出して観察するというような話らしい。なぜ一泊入院するかというと感染症になって違う異変が起きたときにすぐ対処できるようにだという。
入院支援センターとかっていう院内の部署に行くよう促されて入院前後のこととかいろいろと指導受けて当日は何時にここへ来てちょって言われた。
4回目
もうこのへんはなんで病院行ったんかよく覚えてない。
メモによると生検前診断とあったから1週間後の生検がちゃんとできるコンディションかどうか最終確認をしたんだと思う。
5回目
そして5回目が一泊入院による生検だ。
ここからが本題なので次の章にゆずる。
一泊入院生検のスケジュール
3週間後の11時登院した。
同時のアポイントがあるらしく少し待たされたがその後病室に案内されて、着替えて点滴打ちながら15時まで待ちだ。
ちなみに病室は大部屋で構わないという話だったが当日満杯だったという理由で個室に案内された。しかも差額ベッド代はかからなかったっぽい。
その間の食事は禁止で点滴打ってるあいだに熱測ったり血圧測ったりなどされる。
いよいよ15時に手術室へ点滴の釣り柱を自分で転がしながら看護師に案内されて向かう。
部屋に入ったら横向きで寝るよう促され、ズボンとパンツを降ろされる。膝と腰をくの字に曲げて突き出すようにと指示される。
大勢の美人看護師さんたちに息子を見られないかハラハラしながらも言われた通り恥ずかしい格好をする。子供生むよりは恥ずかしくないけどな。
そしていよいよ先生から何やらいろいろ打(ぶ)ち込まれる。
最初は消毒の脱脂綿だかなんだか肛門内に残存しないようなものだと思うけど入れたり出したり何度かされた。
そのあと内視鏡突っ込まれて見られた。
そのあといよいよアンカーを打つ。(意味が違うがあの音はそんなイメージ)
「行きますよ」という先生の声のあと「バチン!」と尻の奥に痛みと衝撃が走る。直前に言ってもらえれば痛みも衝撃も耐え難いものではないがそれより耐え難いのは尿意だ。
ギンギンに尿が出たくなる。
「ハアハア」言ってたら看護師のお姉さんに「大丈夫ですか?」と聞かれたので「大丈夫ですけどオシッコが出たいです」と言ったら「もうちょっと我慢してくださいね」といわれ「ここで漏らした人はいませんからね」と厳しい一言。
医者からはプローブを刺され、看護師からは釘を刺された。
数えてはいなかったが18箇所だか刺したらしい。
16時前には終わったようで病室に戻るときには担当の美人看護師さんが車椅子に載せられたワシを押して送ってくれた。ちなみに看護師は全員マスクをしているので十分美人だ。
病室にもどったら食べて良いと言われた持参の軽食を食べて時間潰す。さきほどまでの激しい尿意はそれほどでもなくなっているから不思議だ。
でも出たかったのでトイレで出したら最初は赤い血が混じっていた。そう言われていたので焦りはない。
夕方、医師が回診来て様子を確認していった。確認していったといってもさらっと病室に来て
「大丈夫ですか?」
「大丈夫ですけど残尿感が激しいです」
「あまり残尿感があるようなら看護師にスキャンしてみてもらってください」
ぐらいの会話をしておわり。予定通り一晩だけ様子見の入院ということで暇な夜が始まる。
夕食たべて時間潰す。アマゾンプライムビデオ見まくったのとブログの改修をポチポチとやったぐらい。このためにPOVOの1日使い放題を利用した。
ちなみに夕食はやはり病院。質素で低カロリー低塩分かつ高タンパクなんだろうなという内容。
超絶美味しくはないが普段平日は自分が家族の分も含めて炊事をしているので手つかずの食事は何を食べても美味しいと思える体になっている。
夕食食べたらあとは寝て朝を待つ。夜中にトイレには行きたくならなかったのが幸い。夜中に2度ほど看護師さんが熱を測りに来てくれた。なるほど当たり前だけど夜勤の看護師さんは寝ないで仕事するのね。
翌朝になり朝食食べて時間潰す。
おっと、朝食の写真を載せたつもりがおぎのやの釜飯を載せてしまった。こんなん病院で出たら天国へ行ってしまうわ。
朝8時頃だったか同じ医師が回診に来てちょっと(数秒)喋って終わり。医師ももしかして泊まったのかも。
支払って退院した。
副作用
数日飲みきりで抗生剤他の薬を処方されたがその薬の副作用で下痢しまくりだった。
その後、生検の結果はどうなったか?まだそこまでに至っていない。→異常は見られなかったという医師の診断を得た。
このあと「やはり癌がありました」となるのか「癌は見つかりませんでした」となるのかでまったく生活が違ってくる。
この続きは後日記したい。以上。
追記
本当はもっと早く聞けたはずなんだが、仕事の都合で結果を聞くのがおよそ一ヶ月後になってしまった。
病院に行って医師と面会し結果を聞くと
「異常はなさそうですね」みたいな回答。
「でもPSAが高いことには変わりありませんので引き続き検査をしましょう。じゃあ半年後の○月○日は都合大丈夫ですか?」といきなり半年後の予約を入れられた。
半年後なんて都合いいかわるいか決まってる奴なんてよほどのエグゼクティブじゃなきゃいないだろよwww
ということでPSAの値は引き続きけいk