今日帰宅したときに隣の家の壁沿いに立てかけてあるガラクタのなかに蜂の巣が出来ているのを偶然発見しました。
こんなところに蜂が巣を作るなんて!
あのときの悪夢を思い出して戦慄しました。
とりあえず助手席側のドアから降りて隣家に知らせる
昨日まで普通に通っていた場所でも、蜂の巣があると知った途端に怖い場所になって我知らず運転席ではなく助手席からクルマをおりました。
そして躊躇なく隣家へ出向き内儀に「お宅の家の敷地に蜂の巣がありますよ」と教えました。
内儀は蜂の巣を見て「あらたいへん」みたいな反応をして一旦は別れました。
その後数十分後にそこを再び見たらすでに蜂の巣は撤去されておりました。
なんて仕事が速いんだ!
隣の旦那さん大丈夫なのだろうかと他人事ながら多いに心配になりました。
思い出す悪夢
アシナガ蜂の巣発見
あれは15、6年まえぐらいだったでしょうか。
まだ現在の家に引っ越す前は同じ市内の実家で親と同居していました。
ある日、やけに蜂が飛んでいるなあと我が家族の部屋の窓の外を顔を出して見渡してみると、窓枠のすぐ上に中位(大人の握り拳ぐらいだったか)の巣があるではありませんか。
こんな蜂の巣をいつの間に作ったのかと驚いたり呆れたり恐れたりとしましたが、放置しておくわけにもいくまい。
即除去することにしました。
金属棒と殺虫剤で除去
除去といっても素人なのでどうしたら良いかわからず、とりあえず巣を壁から引き剥がして捨てれば蜂も行き場を無くして去ってくれるだろうと甘く考えておりました。
用意した道具はちょっとした金属の棒とキンチョウかどこかの普通の殺虫剤です。
巣の中に留守番がいるかもしれないので、殺虫剤を構えながら金属棒で巣を叩き落とす作業を始めました。
巣に振動を与えると、案の定、留守番が中から出てきました。
殺生は本意ではありませんが、やらなければやられると思い壁を這い回っている残党を金属棒で数匹やっつけました。
相手は蜂とはいえ生き物に殺生するのは気分良いものではありません。
できれば黙って去って欲しかっただけなのですが、そんな願いを聞きいれてくれるわけもありません。
巣を叩き落とし、残っていた数匹を殺すなり追っ払うなりしました。
そして平穏が戻ってきたかに見えました。
復讐される
その後、数十分後だったか数時間後だったか忘れましたが家から数メートル離れた共同の月極駐車場に停めてあるクルマに行きました。
クルマのドアを開けて探し物かいつもの改造だったかやっていた時です。
首の後ろにチクっと痛みを感じました。
結構な激痛だったので反射的に首の後ろの痛いところに手をやると、手は何かの感触を掴んだのです。
気味の悪さに耐えながら手に掴んだ何かを見るとそこには先ほど撃退したと同等の蜂でした。
ぞわ〜っと全身を包み込む恐怖感と絶望感。
なに?復習しに来たの?本気?
医者に行って薬処方
蜂に刺されたのですから、とりあえず医者に行った方が良いと判断してすぐにクルマで15分ぐらいの行きつけの病院へ行きました。
問診してもらって特に体に異常はないということは告げて、抗生物質だけ処方してもらって帰ることにしました。
待合室で会計を待っているときです。
アナフィラキシーショック始まる
なんだか後頭部あたりから血の気が引いて行くのがわかるんですよ。
どんどん気分が悪くなってきます。
あれ、このままいったら「ヤバイじゃん」
でも幸いここは医者です。我慢する必要はありません。
受付に行って言いました。
「気分が悪くなってきました」
で、速攻点滴です。
点滴を打たれてなんとか気分は回復しましたが、忘れられません。
おそらく体内には抗体が出来ています。
初めて蜂に刺されてちょっとしたショック症状が起きたのですから、もう一度刺されたら・・・アナフィラキシーショック?
いや厳密には初めてではありません。
小学生のときにも一度ミツバチらしき蜂に刺されたことはありました。
まさかその時に抗体ができてこのときちょっとしたショック状態になったのかもわかりません。
そのとき以来、蜂には決して近づかないようにしています。
年数が経てば刺されても大丈夫になるということもあるかもしれませんが怖いです。
その後聞いた話ですが、蜂は殺されるときに復讐フェロモンを発して敵にかけるといわれています。
でも隅々まで調べてみたわけではありませんが、スズメバチは警報フェロモンを発するらしいですが、アシナガバチの復讐フェロモンについては見つかりません。
単に偶然刺されただけなのでしょうか。いやいや偶然にしてもヒトの首の後ろを刺さんだろ。
今日はこう思った
隣家の旦那さんがさっさと除去した蜂の巣と蜂はどこへ行ってしまったのかものすごく気になります。
好評だったらシェパードに噛まれたときの話をいずれしたいと思います。
追記2022年あたり
流行り病が3年間ぐらい日本ではブームになりタダで何度でもワクチン打ったるわっていうキャンペーンが行われていたとき。
医者でこのことを行ったらあっさりと「アナフィラキシーじゃないでしょう」だと。はあ?(かかりつけ医でもないのに)おまえ俺の何を知ってるんだ?と思ったけど議論しても仕方ないから黙ってた。