サイゼリアといえば誰もが知っているちょっと安めのファミリーレストランです。安いだけあって客層はファミリーというより中二ぐらいの学生が大半を占めています。
そんなサイゼリアには筆者(私)もめったに足を運びませんが、たまたまその日は親子三人で他に行こうとしたお店(回転寿司)が混んでいたので、代替として利用することにしたのでした。
案の定、そのサイゼリアも混んでいましたが幸い2〜3分程度待っただけで席に通されました。ただどうやらその日は卒業式があちこちの学校であったと見えて妙に学生客の比率が高かったような気がしました。
席に着いてメニューから料理をオーダーし、ドリンクなど飲みながら食事が運ばれてくるのを待っている間、我々親子は静かに話をしたり、それぞれスマホを見たりしていましたがどうにも周りが賑わっているのです。
卒業式帰りというより運動会帰りか
周りをよく見渡すとジャージを来た中二ぐらいの学生が立ったり座ったり、ドリンクを取りに行ったり戻ってきたり。とにかく入れ替わり立ち代り店内をうろついています。
こんなに学生が一同に会する機会はそうそうないのではないかと思うほどです。
卒業式のシーズンだったのでそうなのかとも思いましたが、ジャージを着ている姿からは運動会の打ち上げかと想像するほうが容易なほどです。
しかも皆テンション高めで賑やかなことこの上なく、我々親子が普通の声で会話をするのが困難なほどです。我々もいつもより声のトーンを上げて会話をしなければなりませんでした。
なんて賑やかなんだと感じます。めったに行きませんが居酒屋、それも大衆居酒屋と呼ばれるようなチェーン店のお店は賑やかなことは知っています。まるでそんなノリの賑やかさです。
熱気ムンムン。奴らアルコール入ってるんじゃなかろうかとでも思うほどです。
我々が来てから間もなく空いた隣のテーブルにもすぐに次の別の客が着席しました。その客達もおそらく中二ぐらいの背格好でやはり席に着く時点でテンションアゲアゲです。競って壁際の席に座ろうとして「キャーキャー」と歓声を上げながら席につきます。
普段、いや以前のボクなら「うるせーよ!!」と一喝するところですが、そんな若い子たちにムキになって怒鳴っても仕方ありませんね。
それよりこん低俗な賑やかな空間に身を置いて食事をする我が身を恨むべきでしょう。別に中二ぐらいの彼ら彼女らを見下しているわけではありませんし、サイゼリアさん低俗な不快なお店だというつもりもありません。
しかし自分がセレブになって、もっと単価の高いお店で食事をするならそんなにやかましいと感じることもなく落ち着いて食事を楽しむことができることでしょう。単価の高さと快適さは比例するのです。(たぶん)
ですから単価の安いお店で食事をして出費を抑えるのと居心地のよくない思いをするのはほぼバーター(抱き合わせ)といってもよいでしょう。
別にやかましいからといって必ずしも不快だったというわけではありません。やかましいならやかましいなりに学ぶべきこともあるということです。
しかもサイゼリアさんはイタリア料理店だからか、ウェイターのお兄さんの一人は阿部寛かジローラモかというような濃い顔系イケメンでした。こんな濃い顔系イケメンがサイゼリアさんで働いているなんて何てジャストマッチなんだと感動すら覚えるほどでした。
ということで食べ物の味は普通、賑やかでやかましい学生がいなければ静かな心地良いBGMが流れて本来結構快適なはずと思われるサイゼリアで食事をしながら考えたことを書いてみました。
▼チーズの乗ったチキンステーキみたいなグリル
▼ナントカサラダ
▼イケメンな方ではないウェイターさんとその向こうのやかましい面々
▼バーガーキングも同じ敷地内にあったけどなぜかサイゼを選んでしまった。