2019年7月3日【追記】
経営者だった人が会長になったので本文の表現を経営者から経営者に変えました。それとともに数年経って新たな事実が数件発覚したのでそれらもあるあるに追記しておきます。
2014年12月中旬。
世は年に2度訪れる臨時収入に湧いていることだろう。しかし世の中にはそういうものとは縁遠い人々もいるということを忘れてはならない。
中小企業の臨時収入一斉支給日に因んで赤字の中小企業のワンマン経営者あるあるを考えてみた。
これは決して個人的意見ではなく、あくまで一般論であるので筆者の勤めている会社のトップがこういう人であるという想像は完全なる邪推であるということを明記しておく。
あるある50連発いってみよう。
photo credit: Compassion in World Farming via photopin cc
赤字の中小企業の傍若無人ワンマン経営者あるある
- 月に一度の給料明細書を嫁兼副経営者が管理職たちに預けるときに妙に不機嫌そうな様子
- 社員が気に入らないことを言うとすぐ辞めちまえという
- みんな自分を慕っていないことを本当はわかっている
- 創業当初からいるブラック社員のことを陰では「あいつはどうしようもない」という割には辞めさせられない
- コストがどんなにかかっても自分の開発している製品なら構わない
- 自分の研究開発費や自分が入れたい設備の費用はザル管理だけど無人部屋の消灯にはうるさい
- いつかすごい商品を開発してひと山当ててやると思い続けて50年経ってしまった
- ひと山は当てられなかったけど50年も会社が存続できていてスゴイなと自分で思ってる
- 値下げしすぎて真っ赤になっている製品が全体の過半数になっている
- その赤字製品を辞めたくとも売り上げが落ち社員を遊ばせるのが怖くて辞められない
- っていうか赤字製品をお客さんに辞めさせてくれというとお客から全て取引停止されるのが怖くて仕方ない
- 会社のナンバー2とどうしても反りが合わない
- 反対意見を言う奴を排除するくせにウチにはイエスマンしかいないという
- 跡継ぎがないからワンマンになっちゃった
- 死ぬまで現役で陣頭指揮をとるつもりでいる
- 死んだらあとは野となれ山となれと思っている
- でもそんなこと社員の前では言えないから後継の話は絶対しない
- っていうかいくつになってもくたばる気配がない
- 自分はすべて独断で決めるのに社員からのホウレンソウがないと怒る
- 「お前らコミュニケーションが全然できてない」という自分が一番足りてないとわかってない
- 仕事のフローチャートが完璧に近づけばコミュニケーションは少なくなるとも仕事は滞りなく進むという理屈がまったく理解できない
- 利益が出ないのは社員の生産性が悪いからだという考えを根底に持っている
- 根底に持っているから集会での訓示の端々についついそんな言葉が出てしまう
- 生産性を上げるために従業員主体で設備を導入するのは気が進まない
- 生産性を上げるために本当はサービス残業してほしいと心から願っている
- 自分のやり方が絶対正しいと信じて疑わない
- 作業者にやり方を教えるが時代遅れなやり方で作業者は当惑する
- 不良が出たら教えたやり方を見直さず作業者の資質に問題があると考える
- 払う給料は生活できる最低限払えばよいと思っている
- 社員は共働きするという前提で給料を決める
- 求人して何人応募してこようと希望給与の低い順に採用する
- 管理職には24時間働いてほしいと願っている
- 本当に24時間365日働いてくれる社員がかわいくて仕方がない
- お客さんの前では部下に泥を被らせる
- 会社に戻るとお客さんに泥を被らせる
- 勝ち組負け組という言葉が流行れば勝ち組になるんだと連呼する
- オンリーワンという言葉が流行ればオンリーワンを目指すを連呼する
- でも結局オンリーワンにもなれず負け組になっているとは認めたくないのですぐ話題にしなくなる
- 利益が出ていても利益が出ていないという
- 利益が出ているうちに留保ということができず使う当てがないけど欲しい設備を入れてしまう
- 人事権は誰にも渡したくない
- 会社の経費で生活しているのに自分は無給で働いているという
- 生活費だけでなくいろいろな費用を会社の経費で賄っていることは公然の秘密
- 長時間働かない社員は嫌い
- 自分の割り込み仕事を優先してくれない社員は嫌い
- 社員たちの悪いところばかり見えて良いところが見えない
- なぜこんな馬鹿ばかり集まっているんだと心の中では嘆いている
- 経営者同士の交流会が嫌い
- いじめに遭って辞める社員がいてもすべて自己都合にさせる
- 社内セクハラがあっても当人同士での解決を強く望み、聞かなかったことにする
- 社員の個人的なトラブルには関わりたくない
- 部下が開発した製品で利益が出ていても自分の不得意な分野だとあまり面白くない
- 他部門が赤字でそこだけ黒字でも自分の得意分野でなければ何かした見つけて貶す
- 残業しない管理職が気に入らない
- 気に入らない奴にはどんどん仕事を押し付けてなんとか長時間会社にいさせようとする
- 向き不向きとか適材適所とか口では言うが実際には関係ない
- それでも適材適所に人員配置いていると自画自賛する
一部表現を訂正し、7件ほど増やした。
あくまでも筆者の想像の産物なので決して経験からのものではないことを重ねて明記しておく。