ある日、実家に戻ったら「こんなのあったけど持って帰るかい?」と聞かれたのでそりゃ自分の努力の足跡ですからただ捨てたらもったいない。ネタが潜んでいるかもと思って持って帰りました。
そうしたら案の定ネタが書かれていて家族で読みながら爆笑しました。
ちょっとだけ紹介します。
隔世の感あります。
中学生の3年間欠かさず書いていた日誌
昨今だったら中学生だろうと高校生だろうと毎日書けなんて誰に言われようと従わないのでしょうね。
昔は従順な子が多かったからほとんどの生徒が毎日書いて毎日先生に提出していたはずです。自分もそんな没個性の一人でした。
こんなもの毎日書いていたってロクな大人になれるとは限りません。自分がそれを体現しちゃってま〜す。
さて、どんな内容が書かれているかちょっとページを開いてみましょう。
ほぼ毎日コメント書いてくれる先生
先生にもよりましたが、1年生のときはまだ20歳代の先生だったので、おそらくやる気に溢れていたのでしょう。ほとんど毎日コメントを書いてくれてました。
毎日出す生徒と毎日目を通す先生との戦いですね。毎日コメントを書いてくれると子供って張り合いがあるものです。無邪気だったなあ。
今じゃあ上司がコメントくれるとわかっていても報告書サボります。文字通りサボタージュです。
3年生になって高校入試直前の心境
3年生になると最後の方には高校受験が控えています。2月14日の自分コメントではあと2週間で入試だと書いています。さらにその日近辺の家庭学習時間は5時間とまあ並の受験生程度の時間ではあります。ちなみにあまり自慢にもなりませんが、塾には一切行っていませんでした。
塾行かずに家で5時間学習とかスゴくね?
▼でもってその日以後毎日書くコメントにはあと13日、あと12日とネタに困っている様子が伺えますwww それをものともせず毎日家庭学習時間だけはチェックして二重丸をくれる先生(泣)
学校の先生って仕事はブラックって聞くけどやや納得
こうして見てみると生徒が提出する日誌に毎日目を通してチェックしたりコメント書いたりなどしてそれが真面目な生徒が多ければ多いほど仕事が増えるわけです。
そりゃね。生徒の意欲が向上して成績も上昇すればやりがいってものがあるかもしれませんが、寝る暇ないんじゃね?って今更ながら心配になりました。
すでに鬼籍に入られた担任の先生もおられますが、今更ながら合掌です。せっかく心を込めてコメント書いてくれてたのにこんなんなってしまってすみませんとしかいえません。
高校入試後は雑の極み
さてさらに読み進めていくと高校入試当日のコメントは「今日は入試だった」と書かれており、家庭学習はまったく空白です。
そして次の日のコメントは「きのうは入試だった」、さらにその次の日は「おとといは入試だった」でそれぞれ家庭学習は空白。
まったくやる気ゼロの状態であることが40年近くたった現在でも手に取るようにわかります。
子供だって大変なんだよ
そりゃ受験が終われば抜け殻になりますよ。
なにしろそれまではちょっと油断したコメントを書こうものなら皮肉を書かれたり、親からも手厳しいコメントを書かれたりと、親と先生と両方からガンガン責められます。
よく無事に生きてこられたなと今になって思えばその精神力は彼ら彼女らによって鍛えられたともいえるでしょう。
まとめ:先生も生徒も大変だったんだね
こうしてみると、先生が大変だったろうなというのはわかりますし、毎日期待に応えようと必死に知恵を絞って反省コメントを書いていた自分も大変だったでしょう。
さらにアメとムチでなんとか走らせようとしていた親も大変だったろうなと察せられます。
年頃の子を持つ親の皆さん、子供は宝です。しかりすぎず、甘やかしすぎず、大切に育てましょう。
学校の先生方、高い志で教員という職業を選ばれたとしたら頭が下がりますが体を壊さないよう気をつけてください。
中学生のみんな、毎日日誌を提出する課題は今はないかもしれないけど毎日何か続けるのは良いことだと思うよ。
偉そうなこといえるほど出世してない人間なのでこれ以上なにもいいませんが、こんなものをいつまでも保管して置いてくれた親に呆れます。