更年期の母親と反抗期少年のぶつかり合いについて

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風呂場で息子といつもバカ話をしているのですが、ある日グチを言わせろというので聞いてやりました。
滅多にグチなど言わないというわけでもないのですが、特に腹に据えかねる様子だったので静かに聞いてやることにしました。
母親と喧嘩をしたようなのですが、母親にとっては普通に言ったつもりでも本人は傷つくことだったのでしょう。
そこで良いことを教えてやりました。

息子の話を要約すると、弁当に好みの生姜の刻みものを毎日いれて欲しいという息子に、母親はいきなり「毎日切るのは大変なんだからわがまま言わないでよ」とキレ口調で言ったそうです。

嫁のキレ口調は今に始まった事ではないのですが、息子は最初に「切るのが面倒なんだよ」と言われれば「あ、そうか」と引き下がっただろうというのです。

それで息子はいきなりキレる母親に不信感を抱いてさえいます。

諭し1:母親は更年期である

以下のように諭しました。

母親(ワシの嫁)は今、更年期という中年女性によくある不安定な時期にあります。
それがどれくらい続くのかはわかりません。

もともとキレやすく癇癪玉のようなタイプですが、さらに加齢によって精神的にも肉体的にも不安定でイライラとすることが多いのです。

まずそこを理解してやってくれと話したのです。

まあそうはいっても、実際は好きな(チャソミソとかいう)アイドルのライブがあれば大阪だろうと福岡だろうと韓国だろうといつでも出かけて行ってますのでとても精神的に不安定であるとは考えられません。

息子には母親は精神的に不安定であるということを理解しろという旨だけ話しました。
実際には母親が悪い部分も多々あるのでしょうけれど、そこは息子を大人として扱います。

諭し2:息子は反抗期かもしれないのですぐイラっとするのだ

息子は高校1年生で思春期真っ只中です。
もしかしたら今まさに反抗期かも知れません。

反抗期じゃないよと息子は否定しますが、反抗期かどうかは何年も後になって、
「ああ、あのときが反抗期だったのかもしれないなあ」
と振り返ること出来ても、自分で今反抗期だなどと自覚する子はいないでしょう。

よって今反抗期なのかもしれないし、そうでないかもしれない。
ただ若者なので枯れた大人よりは跳ねっ返りは強いのは仕方ないということを話しました。

諭し3:ぶつかり合うな

更年期の母親と反抗期かもしれない息子がぶつかり合っても何も実りは得られません。

特に、人生の後半でこれからは老いに向かって行く母親と、これから何十年もかけてどんどんピークを迎えて行く息子とがいがみ合っていては不毛以外の何ものでもありません。

息子が己の成長を自覚し、母親に対していたわりの気持ちを持てとは言いません。

そうではなく、「スルー力」が大事だと話しました。するーかではありませんよ。

今はやりの「スルー力(りょく)」です。

自分にとって有益な情報は取り入れたり反応したりするが、無益だったり、攻撃にたいしてはスルーするちからのことです。
母親に対するときは、この力を行使するように諭しました。

また、言いたいことがあっても「グッと」堪えろとも言いました。
そのグッと耐えることが忍耐強い大人になるための「鍛え」です。

諭し4:陰徳を継続しろ

そうは言っても、自分ばかり嫌な思いをするのは嫌だと息子は申します。

例えば外から帰ってきて自転車が乱雑に置いてあると自分の自転車が置けなくて「イライラする。前に1週間ぐらいみんなの自転車を片付けたことはあるけど止めちゃった」という息子。

そんなせっかく1週間やったのならもっと続けろと申しました。

継続こそ大事だという話をしたのです。

ワシも玄関にある家族の靴を毎朝毎晩整列させている話を引き合いに出しました。
家族の靴を毎回揃えていますが、「家族のものどもに『お前ら自分で揃えろや』と言わないだろ」と。

誰も見ていなくても良いことはするべきです。
自転車を黙々と片付けてやれば姉妹たちは意識しなくとも、無意識の領域には入ってくるはずです。

無意識の領域に入れば息子に対して何も(感謝とか)なくとも、他で良い行動を取るだろうと期待しています。

息子もきっと黙って良いことをしていれば誰も見ていなくとも「良いことがあるさ」と話しました。
お天道様が見ているんだからと。

陰徳です。

まとめ

などと説教をグダグダと息子には聞いてもらいましたが、実際は笑いの要素も交えて退屈しないような話ができたと思います。

とにかく相手の尖りに自分も尖りで対抗しては何も実らないよということは強調しました。
相手の尖りに自分も尖り返すということが拡大すると戦争になりますからね。

何年あるいは何十年か後になってこの記事を読み返す機会があったら、こんなことがあったっけ?と笑い合えるといいです。
そのときに癇癪玉のような嫁も笑っているといいのですが。

【追記】

その後何年か経って嫁氏の更年期も終わったのか終わってないのかわかりませんが、いくらなんでもそんなに何年も続いていたら人間もたないんじゃないのって思ってます。だからもう更年期でもないのではないかなあと思いますが、相変わらずすぐキレることに変わりはありません。

結局性格なんだろうなと思ったりもします。

嫁氏の理不尽なキレ方についてはこちら。

すぐキレる嫁には何が必要か
たてつづけにキレる嫁さまを目の当たりにしたので記憶が新鮮なうちにネタに昇華させてしまえと一筆啓上。