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ゲス乙女の川谷さんとかベッキーさんとか叩かれてるみたいだけど芸に生きる人って身を持ち崩してなんぼなんじゃないの?

この記事は 約6 分で読めます。

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ベッキーさんと下衆の極み乙女の川谷さんが不倫をしたとかしないとかで盛り上がってますね。
ベッキーさんはテレビに出て釈明会見をしてたのを観ましたが、川谷さんはいっこうに見なくなりました

もっともテレビ自体わたしが見ないほうなのでベッキーさんを見ただけでいかにベッキーさんがあちこちで会見の放送が頻繁にされてたかってわかります。

ベッキーさんばかり表に出て叩かれてテレビのCMから一気に消えたりとかしてますけど、下衆の極み乙女さんのほうはほぼ同時に売りだしたアルバムが売れてる?とかで見事な炎上商法とかっていうふうにもまとめサイトで言われてます。

世間が激怒!!「人前に出て謝罪するべき」「ゲス川谷! 出て来い!」 – NAVER まとめ
ゲス乙女がスキャンダルを逆手にCMで稼ぎまくって「まさにゲスい」件… – NAVER まとめ

でもちょっと待って下さい。
お笑いに限らず芸人って身を持ち崩してそれを肥やしにして新しい物を生み出すっていうものじゃないんでしょうか。

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過去に偉大な業績を成し遂げた芸人はぐしゃぐしゃの人生

チャーリー・パーカー

例えば現在このブログのタイトルになっている「semiboze(半禿)のブログ」のモチーフとなっているチャーリー・パーカーです。

彼はわずか34才ぐらいでこの世を去りましたが、波乱万丈の人生を送ったのと引き換えに素晴らしい音楽をこの世に沢山残して今もなお世界中にファンがいます。

彼のサウンドは当時の録音技術の悪さからあまり聴きやすいものは多くはないですが、それでも何度聴いても飽きないインスピレーションに満ち溢れています。

そのチャーリー・パーカーは酒、女、そして麻薬に溺れボロボロになって死んでいきました。

若い頃から麻薬とアルコールに耽溺して心身の健康を損ない、幾度も精神病院に入院するなど破滅的な生涯を送った。
引用:チャーリー・パーカー – Wikipedia

麻薬や覚醒剤を正当化するつもりはありませんが、それくらい人生をボロボロにするのと引き換えに我々に感動をもたらしてくれたのです。
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アート・ペッパー

東のチャーリー・パーカー、西のアート・ペッパーと呼びたいほどアート・ペッパーの奏でるサウンドも素晴らしいものです。

やはり彼も麻薬に溺れ何度も病院を出たり入ったりを繰り返し、晩年には麻薬中毒を克服しましたが、克服した後の彼のインスピレーションはまったく冴えなくつまらないものになってしまったというのは大多数のファンの感想です。

生涯を通じて麻薬中毒によりしばしば音楽活動が中断されている。1960年代後半を、ペッパーは薬物中毒者のためのリハビリテーション施設シナノン(en:Synanon)ですごした。
引用:アート・ペッパー – Wikipedia

それくらい彼は素晴らしい音楽を作り出すことと引き換えに人生をボロカスに崩したのです。まもとな人生を取り戻したと同時に神は去ってしまい凡庸な音しか出せなくなりました。

ぼくもアート・ペッパーの大ファンではありますが、前期麻薬ジャンキーだったころの音源はよく聴きますが、後期の健全な身体のときのものはまったく聴く気になりません。

麻薬や覚醒剤を正当化するつもりはありませんが、彼はそれらで身を持ち崩すことによって世界中の多くのファンに素晴らしい宝物を届けてくれたのです。

前述のチャーリー・パーカーもこのアート・ペッパーもとてつもないプレーボーイだったようで、アート・ペッパーなんて自ら「プレーボーイ」というアルバムさえ出しています。
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ビル・エヴァンス

死んで何十年か経ちますが今だにジャズの名ピアニストでトップの座に君臨しているのがビル・エヴァンスです。

彼は端正な顔立ちで哲学者のような顔をしてジャケットに映っていますが、中身は超超超ぐらいつく麻薬ジャンキーだったのです。

麻薬常習者であり、長年の不摂生に加え肝炎などいくつかの病気を患っていたエヴァンスの音楽は、次第にその破壊的内面・一見派手ではあるが孤独な側面、を見せるようになる。
引用:ビル・エヴァンス – Wikipedia

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彼の素晴らしいビアノサウンドもまた身を持ち崩すことと引き換えに生み出されたと言ってもいいでしょう。

チャーリー・パーカー、アート・ペッパー、ビル・エヴァンスその他多くの後世に名を残すジャズ・ミュージシャンはアウトローなことをやって身を持ち崩すことによりその場で神がかり的なコンテンツを生み出したという事実は否定のしようがありません。

石田純一

日本を代表する素晴らしい役者である石田純一さんはかつてマスコミの前で堂々と言いました。

「文化や芸術といったものが不倫から生まれることもある」
引用:石田純一 – Wikipedia

不倫は文化じゃないそうです。不倫は文化ってそりゃおかしいっしょ。

まったく石田純一さんは真理を語っていると思います。ただし彼のオリジナルではないらしいですが・・・
ま、それはさておき不倫を始めとした酒、ギャンブル、時にはいけないクスリなどを起爆剤として素晴らしい作品が生まれるということがあるというのは数値的に検証されているわけではなくとも誰もが否定できることではないと思います。

真面目な芸能人ばかりだったら

9時にテレビ局とかスタジオに行って6時ぐらいに仕事を終えてまっすぐ帰宅する芸能人ばかりだったら面白いコンテンツが生まれると思いますか?

我々がテレビやその他あらゆる面白い、あるいは感動的なコンテンツと出会うことが出来るのはそのコンテンツを生み出す人が非日常を極めているからなんです。

ありふれた日常を毎日繰り返していたらなにもインスピレーションは起きないあるいはほとんど起きないとは思いませんか?

結論

よって芸で身を立てている人は不倫だろうとその他アウトローなことだろうとどれだけ非日常なことを極めるかでインスピレーションを受けて素晴らしいアイデアが浮かび、我々を驚かせ感動させときには笑わせ泣かせるコンテンツを生み出しているのだと言いたいのです。

補足

ちなみに下衆の極み乙女とかいうバンドにはまったく感心がないのとたかが歌謡曲という偏った考えを持っているぼくとしてはあの程度の人が不倫をすることの正当性はまったくないと思ってます。

その場その場でまったく違ったアドリブ演奏(同じ曲でもメロディも違うよ)をしてみせるジャズミュージシャンとはまったくレベルが違うのだよ。レベルが。

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