会社で仕事中にめまいが起きて立っていられなくなりました。結果、早退したのですがそのときの血圧の様子を腕に装着した安物のスマートウォッチが克明に記録してくれていたので経緯も交えながらお話します。
めまいでぶっ倒れる直前の行為
今日はお客様が現場を見に来る日らしいのでした。
朝から普段と違う別の場所で作業していたら部下が現場を片付けなさいと言われたと報告に来ました。すでに現場はある程度片付けてあるから何もする必要あるまいと思っていたら社長さん(代表権のない雇われ社長さん)はぜんぜん駄目だというらしいのです。
ぼくは以前から客が来るって言っては現場に出ている必要な大道具小道具をひっそりとしたところに隠す行為が嫌でした。
必要なものが置いてあるのであって、たまたま今は使わないだけなんです。それを今使っているもの以外すべてここから撤去せよという命令なのです。
だったらどこに保管するかちゃんと取り決めしろって思います。保管する場所もちゃんと確保できないで毎回そそくさと隠すような真似をしてそれっておかしくないかって疑問なんです。
そんな場当たり的な仕事をしていて「恥ずかしくて子供に言えないような仕事はしたくありません!」って社長さんに向かってどなってしまいました。
仕事中に突然めまいで倒れ込み起き上がれない
そういう捨て台詞を吐きつつ大道具を外の見えにくいところに隠しに行きますが頭と心臓はカッカとしていたと思います。
何しろ普段大声をあげない人間が経営者に向かって怒鳴るようにマジで吠えたのですから。
そうして現場に戻る途中で意識はありましたが足元がふらつきました。
あれ?来るなって思って頭を打たないように気をつけてその場に倒れました。立っていられなくなったのです。
倒れているときも「あ、あのとき(メニエールにかかったとき)と同じかな。嫌だなあ」ぐらいは思いましたが意識ははっきりしています。
やがて数秒後に立ち上がりましたがやはり立っていられません。よろめいて別のところに寄りかからないと身を起こしていられない状態です。
医務室がないので喫煙所で休むww
そのころには一緒にいた社員も異変を感じて支えてくれました。
そして社長も異変を聞いて駆けつけて社員とともに左右の脇を支えてくれました。
連れて行かれたのは喫煙所。医務室がないので仮に寝かせる場所といったら喫煙所のベンチをつなげるくらいしかないのです。
幸い密閉された喫煙所ではないのでタバコのニオイはしませんが、休憩時間になったら大勢詰めかけて情け容赦無く煙まみれになるのは間違いないです。
タバコを吸う人は非喫煙者が同じ場所で休んでいるからといって自分の権利を放棄するようなことはしません。
それはそれとして休憩時間になる前にそこから退散しなければとだけ考えました。
帰宅する
まともな医務室がないのでタバコの煙の中で休むか立って働くかを選択しなければなりません。
あとは帰るかです。
結局社長さんから帰りなさいと促され、社員二人で運転代行してもらい自宅まで送ってもらいました。
そして自分で医者に行くことに。
メニエールは耳鼻科です
いきつけの内科にすぐ行ったのですが「何年か前に患ったメニエールと同じ症状なので来ました」と言って待合室で待っていたら看護師さんが来て言います。
「メニエールだとしたら内科じゃなくて耳鼻科なんですよ」
ということで耳鼻科に行くつもりで帰宅しました。
メニエールと診断されたときの症状
遡ること10数年前にもメニエールになったことがあります。
もう10年以上なにもないのでかかることはないだろうと思っていたのですがわからないものです。
ただ今回は必ずしも全く一致する症状というわけでもありません。
以前かかったときは朝起きた瞬間から立ち上がることができず崩れ落ちました。
そしてまったく数時間起き上がることができませんでした。ふらつくのです。這うようにして車から医者の玄関に入った記憶が鮮明に残っています。
それに比べたら今回はゆるい
実際に初期的にはメニエール再発か?と思うほど絶対的瞬間的にふらついて立っていられない状態になりましたがまもなく自力で立って歩けるように回復しました。
たぶんメニエールの再発ではなかったでしょう。
原因は普段感情的に激昂しないのを結構激昂して頭に一気に血が上ったので一時的なパニックを体が起こしただけだと思います。
今回は腕時計型血圧計をつけているが結果は
今回興味深かったのはそんな突然のめまいと立ちくらみに襲われたときに普段24時間風呂に入るとき以外装着し続けている腕時計型血圧測定心拍測定器がどんなデータを記録しているのか見られたことです。
自分はそこそこ健康で血圧が上がる経験がまったくといってよいほどありません。
常に平常心を保って生活しているのです。
それが社長さんに向かって激昂して怒鳴ってぶっ倒れた瞬間に体はどんな状態だったのか?
ぶったおれた時刻は9時45分前後なのですが、以前買った血圧も測れてしまうスマートウォッチが見事にそのときのデータを残してくれていました。
これを見ると心拍数はそれほど上がっていなかったのがわかります。しかし血圧を見ると1時間刻みとちょっと大きいのですが10:10のところで上が146下が97と結構危険領域に踏み込んでいるのが見て取れます。
普段の血圧は上が100を少し超える程度で行っても130ってところです。
しっかり精神的にキレたときに血圧もぶっ飛んでることを確認できました。だからどうだっていう話でもありますが。
まあ事後になってあのときは血圧も上がってたなあなんて知るよりその時にバイブレーションが震えるなどして警告してほしいというのが本音のところなんで本当に参考にしかならないですがないよりましな機能です。
キレないように気をつけよう
一番重要なのはむやみにキレたりしないことです。
ひどいと倒れてそのまま戻らぬ人になりかねませんからね。
今回は過去にメニエールにかかったことがあるという知識があったのと、それよりはマシな症状だという判断ができたからこんなブログ記事を書く余裕もありますが初めてぶっ倒れたらそれどころじゃないかもしれません。
まずは上司にむやみに怒鳴ったりしないようにしましょう。
しかし昔の気質が残っている人たちは仕事をする上で「やるしかない」という結論しか出しませんから注意が必要です。
そんな精神論しかいえない経営者または上長がのさばっている会社とはおさらばするのがベストです。