自動販売機で何か買って飲もうと思って近づいたらなんとあの名作「ドクターペッパー」が陳列されていました。
しかも2個並んで!
あの味をご存知ですか?
最初の出会い
一時期、といってもずいぶん前の話ですが、ドクターペッパーのコマーシャルをテレビでさんざん見て、「あー飲んでみたい」と渇望したものです。
わたくしの住んでいるところは田舎なので、多少の時差がありテレビで広告されたものが売られるまでに数ヶ月からモノによっては数年待たなければなりませんでした。
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見かけるとなぜか必ず買ってしまう
ドクターペッパーは滅多に見かけない飲み物なのですが、このようにときどきどこかで見かけると必ず選択してしまいます。
味は別にそんなに美味しくないんですよ。
ただなぜか、つい見つけると買わなくっちゃ飲まないくっちゃというような衝動にかられます。
なぜでしょう?
それはCMでそのフレーズを繰り返して聞かされたからです。
反復の力
「買わなくっちゃ飲まなくちゃ」
「今の気分にピッタリなのはそうさドクターペッパー」
というCMソングのフレーズが頭に叩き込まれました。
(買わなくっちゃなのか変えなくっちゃなのか聞き取れませんが)
反復の力はすごいです。
飲むたびに後悔するんですけどねえ。
「あーしまった!この味だーーーー」
後悔する反面、あー久しぶりにドクターペッパーを「味わえた」
という満足を感じるのもまた否めません。
なんでしょう。この人間の性を逆手にとったような長期的な戦略は。
ドクターペッパーのCMを開発した当時の人たちはここまで人々の心に焼きつくものを想定していたでしょうか。
後世に残るもの
おそらくインパクトのあるキャッチコピーとかコマーシャルの画を作り込んだのは間違いないでしょうけれど、何十年経っても色あせない魅力を放つロングセラー商品になるとは思っていなかったのではないでしょうか。
毎年新しい清涼飲料水が生まれては消えていきます。
これまでにあったもので思い出すのはマウンテンデューとかシンビーノジャワティーストレートです。
マウンテンデューもどこかで細く生きているかもしれませんけどね。
シンビーノジャワティストレートは好きで売り出された頃は毎日飲んでいました。
まだ生産されているのでしょうか。
過去の消えていった清涼飲料水を思い出そうとしてもそれくらいしか思い出せません。
残念ながら消えていってしまう清涼飲料水はそれほど印象に残っていないのです。
ドクターペッパーがこれほどロングセラーになるとは思えませんでした。
でも見つけるたびに買ってしまう、この感覚はなんでしょう。
味は本当に変な味なんですよねえ。
一度飲んだらもう飲まなくてもいいかなぐらいまで思わせてしまう味ではないでしょうか。
でも買ってしまう。
条件反射のようにあの「買わなくっちゃ」というフレーズが頭に蘇るのです。
すばらしい商法です。
大袈裟ですが、生き方のヒントにしたいです。
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