東北自動車道上りの羽生パーキングエリアに鬼平江戸処というところがあるという噂を聞き、行ってみました。
鬼平といえば鬼平犯科帳ですが、作者は池波正太郎です。
池波正太郎といえば浅草にお墓があり、場所を突き止め参拝して参るほどのファンでございます。
浅草にて池波正太郎の墓所と合羽橋道具街を実見する
そしてこの冒頭写真の侍の絵も池波先生の画です。上手いですね。
羽生PAが江戸っぽくなっているという話でしたが、どうせ
「たいしたもんじゃねえ」
だろうとたかをくくってましたが、まったく裏切られました。
そしてあの軍鶏鍋を食えます。
東北自動車道上り羽生PAの全貌
鬼平こと長谷川平蔵信以(のぶため)が生まれた1745年から、江戸の町人文化が開花したという文化文政時代(1804年~1829年)ごろをイメージした施設を配置。外観や内装には当時の面影を再現するためのエイジング加工が施され、壁や漆喰、雨樋などいたるところに経年劣化したような処理をして雰囲気を出している。
引用:東北道 羽生PA(上り)に「鬼平江戸処」が12月19日10時にオープン / 人気小説「鬼平犯科帳」の世界を表現したPA – Car Watch
羽生PA外観
羽生パーキングエリアに入るともうそこは別世界、というか江戸です。
あれ?川越に来ちゃったかなみたいな感じにも襲われますが、羽生です。
町並みが並んでます。みごとに再現しています。
▼すごいぞ!羽生パーキング。
なんかワクワクしてきそう。
▼並んでいる建物はそれぞれ当然ながらお店になっています。
売られているものは昔ながらのものあり、今風のものありです。
でも昔ながらの方が多かったかも。
▼立派な看板のある商家みたいですが、看板と商いそのものは関係なさそうです。
▼防火用水もたぶんレプリカです。
筆屋さんもありますが、筆は売っていません。
でも風情はかなり楽しめます。
羽生PA内部
中に入ると飲屋街のようなテキ屋街のようなカオスです。
テンション上がってきます。
▼食べ物屋さんが軒を連ねています。
おや、ちょっと天井の様子が・・・
▼空が見えます。
ここの商店街は青天井です。
まるでヴィーナスフォートのようですね。
ヴィーナスフォート 天井 – Google 検索
五鉄登場
▼五鉄がありました。
ドラマの五鉄とは違いますが、確かに五鉄です。
▼なんと五鉄で一本うどんを売っています。
原作では一本饂飩と書きますが、そんなことはどうでもいいです。
というのも、門前の豊島屋という茶店でだしている一本饂飩が、忠吾の大好物なのだ。その名のごとく、五寸四方の蒸籠ふうのの入れ物へ親指ほどの太さの一本うどんがとぐろを巻いて盛られたやつを、柚子や摺胡麻、葱などの薬味をあしらった濃目の汁で食べるのである。
出典:鬼平犯科帳11の1 男色一本饂飩
これは!鬼平を読んだ人にしかわからないネタですみません。
▼いくつかお店がありますが、五鉄しか覚えていないです。
さて鬼平ファンの方はどの話で出てきたお店だか答えられますか?
軍鶏鍋実食
▼五鉄とくれば軍鶏鍋です。
これまたドラマとは少々違いますが、軍鶏鍋をいただいてみます。
▼軍鶏なんて食べたことありません。
軍鶏 – Wikipedia
▼溶いた温泉卵に絡めて食べます。
なるほど!美味い。
これは面白い。
残念ながら一本うどんはいただきませんでした。
ネタとしては面白いと思ったのですが、サンプルを見たら原作とほぼ同等の見た目で食べる気が失せましたので。
ご興味のある方、鬼平犯科帳ファンの方、是非羽生PAの鬼平江戸処で一本うどんを召し上がってみてください。
追伸
▼お年寄り向けを考慮しているのでしょうか。
駐車場とお店の境目に本来あるはずの段差がありません。
歩きやすいです。
効果的な楽しみ方
家に帰ってからパンフレットを見たので楽しみ損なってしまいました。
これを読まれた方は下記のパンフレットを参考に満喫してください。
もらったパンフレットによると、各店舗の看板に彫られたお店はそれぞれ鬼平犯科帳のお話の中で出てくるところだそうです。
主に盗賊に押し入られた日本橋の大店なんですって。
お店の看板はすぐ見つけられそうですが、つなぎ(連絡)の印を探すのはなかなか大変そうです。
時間に余裕があれば是非探してみたいです。
▼食べ物屋さんが何軒かあります。みな鬼平犯科帳にちなんだお店かな?
今日はこう思ったよ
意外なところに江戸村ができていましたね。
川越ほどの規模ではありませんが、行楽帰りの息抜きにちょっと江戸風情を楽しむのも一興かと思います。
鬼平好きはチェケラーですよ。
トイレの脇にある東日本パーキングエリアグルメ人気トップのお好みたい焼きは食べたことありません。