萩市の松陰神社の境内に吉田松陰歴史館というのも併設されています。松陰神社の門を見て左奥です。
ここはそんなに重要視していなかったのですが、やはり松下村塾や吉田松陰幽囚ノ旧宅、そして松陰神社にお参りすると感化されます。
ここは吉田松陰歴史館も見ておくべきだろうという学問の神様の御神託が下りました。というか受付のおばちゃんが目で「入っていけや」オーラを全開に出して誘っていたのです。
さっそく入場料大人一人500円払って中に入ります。
一人で入るとかなり涼しい吉田松陰歴史館
まあ涼しいという表現が適切かどうかはさておきまして、下のような蝋人形がたくさん展示されています。
吉田松陰の誕生から死刑に至るまでのストーリーが芝居の一シーンを見るようにつぎつぎと繰り出されていきます。
ストーリーはおよそ20場面で展開されており、ゆっくり眺めて説明文を熟読していると小一時間はかかる濃さです。
ここを見れば吉田松陰の波乱万丈の生涯がわかり、司馬遼太郎の「世に棲む日日」を読む必要は無いかもしれません。
また、上記のような蝋人形が各場面に4〜5体設置されており、みんなマジ顔しているので一人で見て回りしかもほかに客が誰もいないとなると結構な涼しさを感じます。
また演出なのか偶然かわかりませんが、視界の一部に人の気配がして「ああ、ほかにもお客さんいたかな」と一瞬だけ安心したのもつかの間、
やっぱり蝋人形です。
ディズニーランドにカリブの海賊というアトラクションがあり、そこにはおそらくほぼ実物大の海賊たちがおどろおどろしい格好をしてたたずんでいる姿が見られます。
小さい子供はあれを見て泣き出すのでしょうか。いやいや夢の国ですから泣いたりはしないでしょう。
しかしこの松陰歴史館は夢の国ではありません。最後はマジで死刑ですからシュール(超現実的)な世界です。それでも吉田松陰やその他の志士たちのおかげでいま我々は夢の国へ行ってヘラヘラしていられる世に生きていられるということを噛み締めなければいけません。
まとめ
蝋人形の写真は多く掲載することを遠慮しておきました。
ぜひ、現地へ行って見てみましょう。松陰神社には吉田松陰の祀ってある本殿ほか、松下村塾や吉田松陰幽囚ノ旧宅など見どころ満載ですが、この歴史館も同時に見ておくと彼の生涯がざっとわかってためになります。
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