スマホナビ用ヘッドアップディスプレイ(以下HUD)というのを買ってみた話です。
かつて初めてカーナビを買った1996年ごろナビのオプションでHUDというのがあったような。
それを見て「なんて近未来的なんだ」と欲しくなりましたがそのHUDだけで数万円して一瞬で断念した記憶が今でも鮮明です。
それから時を経て形や機能こそ少々違え、いよいよ我が手元にたった2000円で降臨したHUDの威力を紹介します。
スマホをシンプルなナビとして使うためのHUD
開封と外観
▼箱。特にコメントなし。
▼中身は本体(右)、すべり止め機能のある下敷き(中央)、なぜか保護フィルム(左)
▼本体を開いてみると反射板はよく反射して見えます。もしかして透明じゃないんじゃないの?って最初疑いました。透過していないと運転席の前に置いたとき視界が結構遮られて危険ですから困ります。
あと、スマホを置くところにもビニールカバーがかけられていました。
▼土台表面はマット地というのでしょうか。さらっとしていて指紋や皮脂がつきにくい印象の素材です。
▼細かいところですが、滑り止め用下敷きの端でうまく包装できていない箇所がありました。きっと仕事が忙しかったんでしょう。これくらいの中国品質は想定内です。
▼スマホ置き場のビニールカバーを外すと摩擦力が高い生地が現れます。
スマホ置いてみる
▼iPhone 6s Plusとほぼ同じ大きさで画面サイズ5.5インチのスマホを置いてみると土台いっぱいでした。これより大きいスマホだとちょっと窮屈そうです。
反射板にはきれいに反射して鮮明に見えます。
▼本体の裏に滑り止めを貼ってみます。上下左右非対称の形の意味は不明です。あと裏表も形状が違い、片面はフラットで、もう片面は画像のようにエンボス(デボス?)加工です。
フラットな面を本体に貼り、エンボス面を車体側に貼った根拠はないです。どっちでも問題ないと思います。
それを運転席に設置してみる
▼新型N-BOXの運転席に置いてみました。アプリの情報以外の模様は奥の景色が透過して見えているのです。
▼引いてみるとこうです。前方の車のナンバープレート付近が透けて見えます。
運転席前のダッシュボード上に置いていますが車種によっては平面だったりなかったりしますので安定性は車種によります。
滑り止めマットがもっと厚ければ面勾配の違いを吸収できるかもしれません。
▼少し寄ってみるとちゃんとスマホの画面をうまく反射しています。これなら運転中に邪魔にならず、かつ案内を見やすいかと思います。
▼運転中に邪魔にならずと書きましたが、やはりちょっと出っ張っていて気になるかなと思ったらスピードメーターのところに置くのも自己責任であるかな。
完全に遮るわけではなく半透明ですから視認性は多少OKかと思われます。
▼N-BOXの運転席はスピードメーター類とハンドルの間にティッシュボックスが入れられる程度のフタ付き物入れがあります。ここに入れてみるという手も考えました。
ドライビングポジションをうまく合わせないと見えないかもしれませんが、それさえ克服すれば結構いい感じかも。
▼そして使わないときはこのボックス内にて収納してしまえます。ナビを使うときだけ展開させるというやり方です。
自分専用の車でないので今のところ最後に置いた運転席前の物入れに置いて使うことで落ち着きそうです。自分専用車でないと他の人が使うときにウザがられることは必定ですから。
HUD対応アプリについて
さっきから鏡に写ってもまともに読めるアプリを使っていますがHead-up Navというアプリです。
無料版と130円の有料版とありますが、機能の違いはどれだけか知りませんが130円なら安いものと即決で買いました。
▼設定内容はいくつかあります。
- 道路名を表示するかしないか
- 表示情報選択
- ナビモード時
- 左側
- Remaining distance(残り距離)
- Remaining time(残り時間)
- Estimated time to arrival(到着までの推定時刻)
- Current time(現在時刻)
- Altitude(高度)
- Trip duration(経過時間)
- Trip distance(移動した距離)
- Average speed(平均速度)
- 右側
- 上記と同じ
- 左側
- 通常モード時
- 左側
- Current time(現在時刻)
- Altitude(高度)
- Trip duration(経過時間)
- Trip distance(移動した距離)
- Average speed(平均速度)
- 右側
- 上記と同じ
- 左側
- ナビモード時
- Color Scheme(カラーパターン選択)
- Brightness(明るさ設定)
- Connection to navigation(ナビアプリとの連携)
- Units(速度単位)
- 自動
- km/h
- mph時速マイル
- 距離リセット
運転しながら撮影してみる
▼かなり危険なので真似しないでください。自分でも高速道路を運転しながら二度と撮影したくないです。
でもどんなのか示すために決死の思いで撮影しましたが、あいにくナビ状態を解除したままだったので次に曲がる案内表示をさせないままの画面でイマイチわかりにくかったかもしれません。
ただねえ・・・車種によってはフロントガラスがちょうどよい具合に傾いていたりしてこのHUDが必要ないかもしれないなあと感じました。
とりあえずアプリをダウンロードしてみてダッシュボードに乗せてみてフロントガラスへの反射具合が良さそうだったらそのまま使うとして、そうでもないかなと思ったらこのHUDを買ってみるのでも遅くないと思います。
まあ自己満足は十分得られますがww
まとめ
シンプルなナビ表示をしてくれるアプリとHUDで走りが快適になりましたがシンプルなナビは嫌だって人もいると思います。自分がそうでした。
HUDはあればあったで楽しいのですが実際には東京を走ったりすると片側4車線とかあるとどの車線にいるべきかという情報が前もって分かるのが重要でして、次にどこで曲がるかという情報だけでは不十分だったりします。
田舎の高速道路とかではこんなシンプル案内で十分かも知れません。場所によって使い分けですね。
アプリそのものがもう少し表示情報を多岐に渡って選べるともっと面白いでしょう。