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セールで安かった容量576Whのポータブルバッテリーを車中泊でも使ったがリモート操作がバカ

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EcoFlowポータブルバッテリーRIVER MAX

先日のAmazonブラックフライデーで欲しくもない安売り品を大量買いしている人たちを尻目に自分は前々から目をつけていたものの価格のみをウォッチしていた。

そして買ったものの一つが今回紹介するポータブルバッテリーなんだが良いところもあり、悪いところもありなのでできるだけかいつまんでレビューする。

EcoFlowのRIVER MAXについて

B08PY11SFY
EcoFlow ポータブル電源 RIVER Max ポータブルバッテリー 576Wh 大容量 出力600W(瞬間最大1200W) X-Boost機能 パススルー機能付き 高速充電1.6時間 家庭用蓄電池 車中泊 キャンプ 地震停電対応 防災グッズ 非常用電源 50Hz/60Hz対応 純正弦波 エコフロー 蓄電池

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すでにRIVER2という新製品が出ているのでRIVERについてどうのこうの論じるのはちょっとナンセンスだから自分にとってのポイントを主観的に紹介するに留める。

  • AC充電、シガーソケット12V充電、ソーラー充電に対応(昨今では当たり前の機能ではある)
  • AC電源は正弦波だから電気敷毛布とか普通に使える(安いDC-ACインバーターは矩形波なので電気敷毛布とかが機能しない)
  • USB電源豊富
  • スマホからも操作できる(が難ありあとで詳述)
  • 本体RIVERの288Whに拡張バッテリー288WhをドッキングしてMAXとなる。MAXとしても売られていたが買ったときは単品同士で買ったほうが安かった(はず)つまり複数拡張バッテリーを買っておけば無くなっても次ってできるしコンパクト。やらんけど。

▼拡張バッテリーについてきた交換用ドライバーはいつでも使えるように本体に適当にテープ留めしておこう。

EcoFlowポータブルバッテリーRIVER MAX

一番の懸念である車中泊で持ちこたえたか

結論をいうと持たなかった。

40Wタイプの電気敷毛布だったので60Wタイプを買っていたらさらに悲惨なことになっていたかと思うと背筋が寒くなる。

状況をざっくり説明すると、夕方21時ごろもう寝ようかと消灯した。そのときにはおそらく80%近く充電されていたはず。

そして40Wの電気敷毛布を全開にはせず半開(20W消費?)にして寝た。電気敷毛布とバッテリーの間にはスマートプラグを噛ませておいて1時ごろ一旦停止し、最低気温がピークを迎える4時頃再び点くようにしておいたのだ。

そして目覚めた。

具体的にどれくらい持たなかったかは夜中にこと切れたので0%になった推定時刻ははっきりしないが、5時ごろ寒くて目が冷めたのでそのころではないかと推測する。

使えたはずの時間を試算してみると

576Whx80%/20W=23.04時間ということになり明らかにおかしい。

実際には噛ませていたスマートプラグも多少電気を食うわけだし電気敷毛布の消費電力が大きかったのではないかと推測する。

40Wフルに使っていないが使ったとしても11.52時間持つ計算になり、つまりこのことからわかるのは仮にバッテリーの容量が80%であったとしても計算通りフルに80%使えるわけではなく、カーブを描いて使える電力が減るのではないか。

【後日追記】

電気敷毛布は温かさ調整を無段階にできるものであるが消費電力を調べられるツールを噛ませて調べてみたところ無段階のどこに設定していようと消費電力は40Wで変わらなかった。やはりこういうものも安物は作りが違うということを痛感した。よって半開にしたら倍持つだろうという期待は打ち砕かれた。

使い方を気をつければイケるか

これだけわかれば十分で、当バッテリーEcoFlow RIVER MAXが不良品であるというわけではなく、使い方を気をつけましょうということ。

容量がもっと大きいバッテリーならさらに安心ではあるが上を見たらキリがない。当面はこの576Whのバッテリーで遊んでみよう。

対策としては

バックアップが不十分だった →夏用寝袋一重だった→寝袋を二重にして寝ること
→他の暖房器具等を備えていなかった→使い捨てカイロをたくさん用意しておこう→バッテリーを買い足すよりかなり経済的

といった感じで次回は挑みたい。

何しろ容量が足りませんでしたってホイホイ次って買えるほど豊かではないので。

これで運用していって数年経ってヘタってきたかなって感じたら買い替えも考えよう。そう考えると失敗したからと言ってすぐ買い替えられないのは(自分だけかもしれんが)自動車並だな。

EcoFlow RIVER MAXバカな点

いろいろな設定項目はスマホからしか操作できない

RIVER MAXに限らないのだがこのEcoFlowバッテリーでだめなのはWi-Fi機能があるようでないのと一緒な点。

どういうことかというと、スマホでのリモート操作をするにはWi-Fiのアクセスポイントを覚えさせる必要がある。

家の中で使う分には家のWi-Fiにアクセスするよう設定しておけば電源を入れればスマホから状態を見られるしバッテリーの設定を変えたりとかできる。

設定を変えるとは具体的には充電容量を100%までにしたり80%までにしたりと任意に変えるとかできる。よく言われるのはリチウム電池は100%充電するより80%程度までにしておいたほうが劣化が抑えられるということ。

ほかにもいくつか設定項目があり、バッテリー本体への充電パワーをスピード充電にするか遅めの充電にするかとか。

などいろいろあるがそれらは本体だけでは操作できない。

そしてスマホとは同一Wi-Fiでつながっていないと操作できない。つまり屋外ではちょっとがんばらないと操作できない。

頑張ればできるのだがあまりがんばりたくないじゃない普通。それはスマホでテザリングして自分のスマホのクライアントとしてWi-Fi設定しておくなどとにかくスマホと同じWi-Fi環境を構築しなおせば屋外でも操作ができるのだ。

でもそれだと家に戻ってきてテザリングを切ったら操作ができなくなる。うーん。痛し痒しっていうの?

バカな点をまとめると

EcoFlowバッテリーのWi-Fi接続先はマルチで決められないため家から外に持ち出したらWi-Fi設定しなおしだし、逆に家に持ち込んだらまた設定しなおしが必要である。

ちょっとおそ松くんだな。ただ機種によってはBluetooth接続ができるものがあるらしい。これはできないが。それと直接接続モードというのがあるらしいが詳細はまだわからないのでいずれ調べてみる。

【後日追記】
このWi-Fiいちいちアクセス変えるの面倒問題の解決方法としてはスマホのアクセスポイント名を自宅のそれと同じにしてしまうというやり方で解決した。つまりいつでも同じアクセスポイントとパスワードでバッテリー君はWi-Fiに繋ぎに行ってもつながるというわけ。

それ以外では特に不満な点はない。

【追記】バッテリーの消耗をカバーするためにコストコ行ったときにコールマンの冬用シュラフを買った。これについては別途レビュー記事を書こうと思う。

まとめ

EcoFlowのバッテリーについてもっと知りたかった人にとってはつまらない内容だったかもしれないが、自分にとっては自動車のバッテリー以外で初めての大型のバッテリーだったからちょっと嬉しい買い物ではあった。

容量はそんなに驚くほど大きくはないが夏になったら車載冷蔵庫の電源として大いに活躍してくれるはずだ。後継機種のRIVER2が出ているが費用対効果で考えればまだまだRIVERでも十分だと思う。

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