死刑台のエレベーターという曲が好きでiTunesで以前買ったことがある。
何を血迷ってiTunesなどで買ったのかと今では歯ぎしりするほど悔やまれる。
なぜなら買っているはずなのにまともに聴くことができないのだ。
どういうことか説明しよう。
iTunesで買ったはずが聴けない再ダウンロードできない購入履歴は残っている
曲の実体は持っている
かつて2013年にアルバムまとめて買ったはずの死刑台のエレベーターをダウンロードしており現にパソコンの中にちゃんと全曲残っているのだ。
ただし保護されたMPEG4オーディオとかって右のほうに書いてあるのが理由かどうかわからないがこれらを再生しよとしても再生できない。
iTunesで開けないだけでなくQuickTimeプレイヤーでも開けない。
iTunesの履歴にもないと思った
そして不思議なことにiTunesの購入履歴を見てもこのアルバムの購入履歴がこつぜんと消えているのだ。
ファイルのタイムスタンプが2013年だからその近辺で買っているはずと思い込んでそのあたりすべて見ても我がアルバム死刑台のエレベーターは現れない。
Appleに問い合わせしてからわかったが、2009年に買っていて履歴は残っていた。
ちなみに購入履歴の調べ方はメニューの[アカウント]から[アカウント表示]でiTunesの画面にアカウント情報が表示されるのでその画面内の[購入履歴]欄にある[すべて見る]をクリックすれば見られる。
iTunes ストアでは普通に売られている
そうかといってiTunesストアで検索してみると死刑台のエレベーターは今でも普通に売られている。
権利の関係でもう売ることができなくなったとかいうのならまだ「ああ、もうそういう聴く権利がなくなったのか」と無理やり納得しようものだが、今でもしゃあしゃあと販売を続けているくせに人の買ったものをどこへやったんじゃあ?
GooglePlayMusicへ一部アップロードできている
不思議なことにGooglePlayMusicへは何曲かアップロードできている。
これはかつてiTunesだとAppleのデバイスまたはWindowsでしか使えないので片手落ちと判断してGooglePlayMusicをメインに使おうと思ってアップロードした経緯があるのだ。
どういうわけか何度試しても全曲アップロードできず一部の楽曲しか保存できない。
かろうじて上記の曲だけは今でも聴くことができるがそれ以外は聞く手段がない。
せっかくなのでAppleに問い合わせ
電話
ここまで記事を書てダウンロードも聴くこともできませんでしたで終わってはもしかして読んでくれてる人にとってははなはだ消化不良の状態で終わってしまう。
とことん行くところまで行ってのブログってもんだ。
会社休んでることだし落ち着いてAppleに電話で問い合わせしてみる。
Appleってこういうとき気軽に電話で聴けるからあんなに高いデバイス代でも納得しちゃうんだな。
いわゆる3台キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)も月々の支払いが高い代わりに窓口で丁寧に教えてくれるよね。それとAppleって基本同じww
Appleのサイトで電話番号調べて電話してみた。
1人目のオペレーターでは状況を把握してもらった。こちらのMac画面をあちらからリモートで参照して一緒に画面を見ながらこちらの言ったとおりであることを確認した。
そもそも本当にiTunesストアで購入したんかい?などという疑いは微塵も見せない。ちゃんと買っているからこちらも堂々と問い合わせするし。
ただクレジットカードの購入記録でも残っていれば間違いなく買ったと主張できのだけど、それがないので本当に自分で買ったのかと疑われても反論する根拠に乏しい。
こういったブログ上で買ったものだと主張するのは勝手だが、いざ対Appleとなると明らかなエビデンスがどこかに残っていないとダメかなという危惧はある。
しかしさすがApple。1人目の人から2人目の人に引き継がれたところで購入は2009年にされているということを確認してくれた。
これで間違いなく買ったものが再生も再ダウンロードもできないという現象ははっきりした。
再ダウンロード不可のコンテンツ
で、2人目の人によくよく調べてもらうと再ダウンロードできないコンテンツだったようだ。拡張子はm4p。
そんなのってあるの?
あるらしい。どうやら死刑台のエレベーターの自分が買ったアルバムは再ダウンロード不可能なコンテンツに該当する。
よって一旦iTunesからなぜか離れてしまったファイルは再びiTunesに登録し直すこともできないようになっているらしい。よくわからんけどとにかく書い直すか外部アプリで変換するとかしないと無理のよう。
変換するっていったって有料アプリ買うとなればアルバム書い直したほうが安いってこともある。
再ダウンロード不可のm4pファイルがたくさんありすぎる場合はアプリを買ったほうがいいかもしれないし、そうでなければ再ダウンロードしたほうが安いということ。
結論
- iTunesで購入するときはそのコンテンツが再ダウンロード可能なものか注意してから買うべし
- ダウンロードしたら即刻再配布可能なファイル形式(mp3とか)に(できれば)変換しておくべし
- もうこんな経験嫌だからやっぱり音楽はCDで買うのがベストという結論
CDで持っていれば権利もクソもなくいつまでも再生できるじゃん。
死刑台のエレベーターについて余談
この死刑台のエレベーターという映画のメインテーマは過去に文化放送の谷村新司青春大通りで「いまだから言える暗い過去コーナー」の主題曲としても使われた。
それ以来この曲、ひいてはこのアルバムがほしかったのだ。
なんともアンニュイな雰囲気がたまらない。「暗い過去コーナー」を知っている世代ならきっとわかってくれるだろう。
【追記】復活させた勝因
後日死刑台のエレベーターのアルバム全曲を復活させることができた。
理由は別のクラウドサービスにもアップロードしておいたのが無事だったことと、それらを再びiTunesやGooglePlayMusicサービスにアップロードすることもできたから。
別のクラウドサービスとはBOXというサービスでDropboxやEvernoteほどメジャーではないけど無料で確か50GBまで使えるというサービスでひっそりと自分は音楽とスキャンした漫画のバックアップに使っていたのを思い出したのだ。
そこを見たら見事に当該アルバムデータがあった。データの形式はm4pという見慣れないものであったが無事元通りにiTunesに入れられ再び聴くことができた。
やはり持つべきものは複数のバックアップ先といったところでしょうか。