キングジムのファイルを常用している吉田哲也です。
今日は普段毎日使っているキングジムのパイプ式ファイルで驚くべき工夫が施されていたのを発見した件について紹介します。
会社勤めをしていれば誰でもおそらく一度は見たことがあるか、あるいは使っていると思われるキングジムのパイプ式ファイルはシェアナンバーワンですが、1位の地位に甘んじることなく工夫を凝らしているんですねえ。
カラーインデックスの仕切り
▼ちょいと久しぶりにキングジムのファイルの新しい奴を卸して使ってみたのです。
すると最初の見出しを書き込めるページに見慣れないミシン目が付いています。
いったいなんの印だろうと思いました。
▼最初のページだけでなく次のカラーインデックスにもミシン目が付いています。
おやおや???
▼ページを繰っていくと全てのカラーインデックスにミシン目がついています。
しかもそれぞれ微妙に位置が違うのです。
いったいどんな風に何の用途に使うことを想定しているのでしょうか?
メーカーに聞いてみる
総務のコ(ワシと年は近いですが)なら知っているかなと思って、聞いてみましたが「わからない」というのでメーカーに直接聞いてみることにしました。
もちろんその前にさんざんインターネットで「キングジム カラーインデックス ミシン目 使い方」とか、言葉を変えていろいろ検索してみましたが、明確な答えが探し出せませんでした。
そして当然、キングジムのサイトも隈なく、というほどでもありませんが、カラーインデックスの商品説明のページを中心に結構長時間読み漁りましたがわかりません。
メーカーのサイトでも説明がないなんて!おいおい
これでは仕方ないので直接聞くことにしたのです。
メールでの問い合わせでも良かったのですが、いままでメールや問い合わせフォームでいろいろなメーカーなどに問い合わせをして「しかと」された経験が少なからずあるし、今すぐ知りたいという欲望がありましたから電話しちゃいました。
インデックスだそうな
メーカーのお客様相談窓口みたいなところに繋がって聞いてみたところミシン目のところを180度折り返して後ろからもインデックスが見えるようにできますとのことでした。
なるほど大方の予想はしておりましたが、やはりそうでしたか。
では実際にやってみることにしましょう。
切って折る
▼このように「ノド」側を残してミシン目で3方向切り180度折り返しました。
▼全てのカラーインデックスを同じように折り返してファイルに入れてみました。
なるほど確かに少しだけはみ出ていてインデックスの位置がわかりやすくなりました。
はみ出ていると言ってもパイプの金具を装着したときに障害になるほどの出方ではないところがミソのようですね。
▼試しにインデックスのベロのところで持ち上げてみました。
手前側から折り返してあるとベロだけ持ち上げてインデックスそのものが後から付いてくるという感じでイマイチ持ち上げにくいのかな?と感じました。
▼すべてのカラーインデックスのミシン目を今度は奥側から折り返してみました。
今度はベロに指を引っ掛けて取り出すときにベロとインデックスが同時に持ち上げられて具合が良さそうです。
なるほど!!これは使いやすいです。
今日はこう思った
ちょっと目を放した隙にキングジムが小さな工夫を積み重ねてシェアを伸ばしていました(維持?)。
キングジムといえばもう15年近く前(1997年ごろ)にはドッチファイルというドッチ側からでも紙を出し入れできるパイプファイルを出したりして驚いた記憶があります。
トップを走る企業はさすがにイノベーションがすさまじいです。
このミシン目の機能がどうしても気になって仕方なかったのでメーカーにまで問い合わせてしまいましたが、やはり知らないままで悶々としているよりメーカーが意図した使い方がわかって良かったです。
あなたも次にパイプファイルを使うときは「ノド」側にもインデックスがついているか確認してみてください。
世の中ペーパーレス化の波が押し寄せてきていますが、現実にはまだまだこういうファイルも必要ですからね。