珍しい光景に遭遇したので、ここに記録として残しておきたいと思います。通常なら SNS に投稿で済ませるような話題かもしれませんが、写真が多いこともあり、ブログの方が適していると判断しました。
驚いたのは、ある交差点にある信号機の位置です。一見して異様に低く設置されているのが分かります。写真を加工したわけではなく、実際にこのような状態なのです。
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問題の場所は埼玉県寄居町にあります。まるで「珍百景」に出てきそうな光景です。近隣にお住まいの方は、ぜひ実際に見てみてください。驚くこと間違いなしです。
信号機の高さを実感していただくため、人物と一緒に撮影してみました。花粉対策でマスクをしているため少し見苦しいですが、信号機の低さが際立っています。興味深いことに、この不思議な信号機の後ろには通常の高さの信号機も設置されています。
高速道路の下を通るトンネルの入り口と並べて撮影してみると、信号機の高さはトンネル口の高さの半分程度しかありません。ガードレールの高さが普通の人の腰あたりですから、少し手を伸ばせば信号機に触れそうです。
衛生面を考慮して直接触れることは控えましたが、明らかに手が届く位置にあります。さらに驚くべきことに、この低い信号機はちゃんと機能しており、しかもLED式です。複眼のように多数のLEDが組み込まれているのが確認できます。LED信号機の導入は比較的最近のことですから、この設置自体はそれほど古くないことが推測されます。
なぜこのような設置になっているのか、理由が気になり寄居町に問い合わせてみました。回答があり次第、追記する予定です。
ところで、深谷の町では農道に「回遊ルート」という看板があちこちに見られます。全長を調べてみたところ、16kmだそうです。ジョギングには程よい距離ですね。このあたりは道路が整備されていて車も少なく、走りやすい環境です。幹線道路を避ければ、時々乗用車が通る程度で、大型トラックはほとんど見かけません。安全に走れそうです。
【追記 2015/05/05】
寄居警察署に問い合わせたところ、電話で回答をいただきました。それによると、昔はこの信号のすぐ上に電線が通っていて、高く設置できなかったとのことです。後に鉄塔が設置され、電線は高所を通るようになりましたが、信号機はそのまま低い位置に残されたようです。設置されたのは昭和63年だそうです。
LED化については質問しましたが、明確な回答は得られませんでした。おそらく、位置はそのままで信号機本体だけを更新したのではないかと推測されます。実害がないので、低いままでも問題ないと判断されているのでしょう。
期待していたほど面白い真相ではありませんでしたが、これが答えです。地域の小さな謎が解けた瞬間でした。