出雲の観光を済ませてから、電車で輪行して松江に着いてホテルからすぐ近くのカフェを目指して行ったんです。
あらかじめ目ぼしいところは数カ所チェックしておいたのです。
ホテルから歩いて1分程度の近さなので、まったく迷わず行けるところです。
名前はRAGTIME(ラグライム)
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条件1 BGMはジャズであること
その店名が示す通りBGMはジャズです。
ジャズじゃなくてもいいところはあるさって思いますが、やっぱりジャズじゃないとって実感させられました。
出雲でビショビショに雨に降られて、電車で揺られて松江にようやく着いた疲れた体を包むように癒してくれるのはジャズだけです。
松江にこんなステキなカフェがあったとはと内心Vサインしましたよ。
カウンターには60前後のシルバー頭の親父が前掛けをして佇んでいました。
他に客はおじさん一人だけ。
混んでないのもイケテル。
条件2 明るすぎないこと
明るく解放的すぎるカフェは好きになれません。
適度に照明を落としてある方が落ち着きます。
ましてやジャズがBGMで流れていたら明るくするなんて考えられません。
ジャズは暗いところで聴く音楽ですから^^
条件3 店内の調度品がクラシカルであること
お店の中に無造作にコーヒーの麻袋(頭陀袋ではなく)らしきものが無造作に転がっていたり、黒と茶色を基調にしたインテリアだったりと落ち着く店内の風景です。
条件4 混みすぎていないこと
これはお店にしては混んでくれないと報酬につながらない話ですが、お客であるこちらにとっては逆なんです。
混みすぎていると長居しづらいので適度に席が空いていてくれないと困るんです。
条件5 コーヒーの種類が豊富であること
コーヒー好きの吉田哲也としては来るたびに、今度は何を飲もうかと迷いたいのです。
コーヒーの選択肢が6種類ぐらいありました。
適当な喫茶店はブレンドかアメリカンしかありませんが、どうやらここの親父はこだわりがあるようで覚えられないような名前がメニューに書いてありました。
覚えられなかったし、写真も撮り損なったので名前はここでは明かせません。
条件6 コーヒーカップが洒落ていること
ブランドにこだわるつもりはありませんが、コーヒーカップの質感で味も変わってくるのはおそらく誰も異論を唱えないのではないでしょうか。
なにしろ料理だってそうですからね。
皿とか器が料理の要素としてすごく重要だっていうことは日本料理の美しさを見れば一目瞭然です。
このラグライムもコーヒーカップが洒落ていて美味しくコーヒーをいただくことができました。
このケーキも自家製だそうです。値段が安かったので味は期待していませんでしたが、とんでもない!
密度が濃くて美味しいチョコレートケーキでした。
こんなチョコレートケーキだったら値段を3倍にしても良いんじゃないかって内心は感じました。いや10倍でもいいかも。
まとめ
これだけ能書きをいろいろ書いたのになぜコーヒーとケーキの写真しかないのかと訝る方もおられるでしょう。
しかし賢明な読者の方はすでにお察しかと思いますが、そうです。
写真をブログに載せることを断られたのです。
最初はいい気になって写真を無音でバチバチ撮っていました。
コーヒーを運んできてもらった時に親父に写真を撮ってもいいか(すでに店内についてはあらかた撮ってしまって後はコーヒーとケーキだけなのだが)と聞きました。
すると親父、
「プライベートなものですか?」と
わたくし嘘はいけないと思っていますので
「いいえ、ブログに載せたいのです」
と答えますと、親父
「いやそれはやめてください」
だと。
こんないい店なのに何故?って思いました。
帰りがけに一言二言目話しました。
「こわい」そうです。ブログに書かれて期待されてこられてがっかりさせるのが「こわい」ということだそうです。
ですのでもし松江で喫茶ラグライムへ行くことがあっても期待しないでください。
このブログ全てに言えることですが、特にこの記事に書いたことはわたくしの個人的感想であって誰が行っても満足するかはわかりません。
まあまさか私ごときのブログでお店が大入り満員になるとも思えませんが、せっかく親父がひっそり、のんびり経営している喫茶店がおかしくなっても不本意ですから。
夕方6時半閉店ですからお出かけの際は気をつけてください。
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