嫁がお気に入りのバッグの留め金が「とれちゃった〜〜〜」というので、どれどれと見てみると構造は簡単そうです。
肩紐に留め金がついているけど、その留め金がポロッと取れてしまったみたいな。ぐるぐる回っているうちに別の部品が金属疲労を起こして破断したと見る。理系じゃないんだけどね。
ということで気に入っていたからできれば直して使いたいけど直るかなあと問われたら男としては直してやらあと見栄を張らずばいられまじ。
直してみました。
バッグの留め金の修理
▼もともと留め金と肩紐のDカンがもうひとつ別のリング状の部品で固定されてたというのはまともな方をみてわかります。
問題はこれと同じ部品をかばん屋に頼まず自分でなんとかできるかどうかの1点に凝縮されます。
凝縮した結果ひらめいちゃいました。
仕事柄こういう部品て結構目にする機会が多いのがちょっと幸いです。
▼そこで手に入れたのがE型止め輪という部品です。
英語のEみたいな形してるでしょ。ほかにC型とかU型とかいろいろあるみたいです。「型止め輪」で検索したらgoogleがいろいろ教えてくれました。
部品の軸径を図ったら3mmよりは大きくて4mmよりは小さそうだったので今回は内径4mmのものを入手してみました。
ところが4mmのものを嵌めてみると緩くてガタガタでポロッと取れてしまいましたのでラジオペンチでちょっとだけ絞めます。左右で微妙に狭さが違うのがわかりますでしょうか。
▼ちょっと狭く加工したE型止め輪をDカンと留め金との接続部分に嵌め込みます。難しい作業じゃありません。
▼パチンと嵌めたら完成です。もちろん簡単には抜けなくなりました。
もとの部品とは違いますが機能が果たせるのでOKです。ぜんぜん目立ちませんので部品が違うということもわかりませんね。
まとめ
今回のポイントはE型止め輪という部品を思いつくかどうかです。
ま、手芸の得意な人なら知っているかもしれませんが、こういう部品が世の中にあって軸の固定にあちこちの工業製品で使われているということを知っているといざ身の回りのちょっとしたものを治すときに便利かもしれません。
どこで手に入れるかっていうとちゃんとAmazonでも売られてます。