昨今では大学で教育にパソコンを使うとかで、合格して早々にパソコンを買ってやる話になってしまっております。
まあおかげさまで国立大学に受かることができたので私立に較べて大変お安く上がり、子供には感謝の印として何でも欲しいものを買ってやるつもりではおりますが、子供はパソコンについては素人です。
もっともぼくも素人の域を出ているわけではありませんが、少なくとも自分で選定する目は持っています。
ということで今回息子の大学での活用のために買ったASUSのノートパソコンが出来が良いので自分にも買いたいと思った理由を挙げてみたいと思います。
1.2IN1である
今流行の2IN1タイプのノートパソコンです。つまりノートパソコンとしてもタブレットとしても使えるタイプです。
もっとももうしばらくしたら2IN1どころかwindowsのスマホにディスプレイをつなげるだけでパソコンにも化けてしまうContinuum(コンティニュアム)という便利なものが普及してしまいそうですので必ずしも2IN1だからといって手放しで喜べるわけでもありません。
とはいえ2016年3月時点ではまだそのContinuum(コンティニュアム)は一般には普及しておりませんので2IN1パソコンが狭い住宅に住まざるを得ない我ら日本人にとってはありがたい救世主であります。
つまり、ときにはノートパソコン、ときにはiPadのようなタブレットPCと変化(へんげ)します。変態といってもいいでしょうか。コートの下は全裸の変態とは違いますよ。
どういう使い方をするかといいますと、インプットするときつまり閲覧を主として利用するときにはタブレットの形で使うのが便利でしょう。
重さはiPadと同程度であり、最新のiPadには及びませんが、初期のiPad程度の厚さです。
またアウトプットするときにはキーボードを繋げて普通に入力をしましょう。どんなにタブレットが手軽といっても、やはりちゃんとしたキーボードでの入力には敵いません。
2.小さくて軽い
▼本体重量は601g
▼キーボード重量は533g
合計1133gです。小さいです。10.1インチディスプレイです。
MacBook Airの最小のものより小さいです。ただし軽いといってもMacBook Airの軽さほどではないですよ。
そりゃ値段も違いますからね。
1kgを下回ってるもっと軽いノートパソコンも世の中にはたくさんあるはずですが、それらは軽く10万円を超えます。
10万円どころか5万円を下回って(購入時)いるノートパソコンで約1.1kgなら上出来でしょう。
それに今までMacBook Proの15インチが2kg以上あるのにせっせと運んでましたからそれに比べたら半分の重さです。綿みたいなものですw
3.画面の解像度が許容できる
解像度は1,366×768ドット (WXGA)でMicrosoftのSurface3には劣りますが、買ってみてこれでも十分だと思いました。
何しろ会社で使っているやや高めのノートパソコンでも同じ1,366×768ドット (WXGA)という解像度でしたので特に不満を感じる理由はありません。
これ以上解像度が高くても文字を読むには必要ないかと思います。だって細かくなりすぎてそれだけ字が小さくなって10インチの画面では逆に見難くなります。
映画とか見るときは解像度が高いほうがキレイに見られるでしょうけど、実際にはそんな機会はほとんどないのと、Kindle Fireでも解像度は高くないながら特に画質に不満がないので1,366×768ドット (WXGA)という解像度でまったく問題ないと思います。
4.電源がmicroUSB
これが一番の決めてです。
新しいMacBookはUSB Type-cとかいうまた新しい形だし、MacBook Proは専用のアダプターです。
その他一般的なWindowsノートパソコンの電源アダプターもごっつくて持ち歩きたくない代物じゃないですか。
そこへいくとこのmicroUSBで充電できるというのは荷物が増えなくて実に歓迎すべき仕様です。
今まで持っていたモバイルバッテリーが活かせるのです。
▼タブレット右側面にある充電用microUSB端子とmicroHDMIポートとマイクヘッドフォンコンボジャック
5.メモリーが4GBでストレージが64GB
この手の2IN1タイプのノートパソコンではメモリー2GBがまだまだ主流です。
しかし2GBのメモリーではすぐに苦しくなることは目に見えています。
4GBでも本当は不満ではありますが、それ以上のモデルとなると価格が跳ね上がりますので4GBが妥協点です。
2GBタイプは絶対買いません。増設不可能なんですよ。
そしてストレージは別モデルだと32GBしかありません。
使いようによっては32GBでも大丈夫だと思いますが、64GBならなお安心です。
もっとも32GBモデルはキーボード側に別途500GBのHDDも備えているのでトータルではたくさん保存容量があるのですが、メインストレージが大きい方が何かと使い勝手が良いのです。
しかもこの64GBはハードディスクではなくeMMCというHDDよりは早くSSDよりは遅いという中間的なストレージです。
SSDよりは遅くともHDDよりアクセスが早ければ使い勝手も良いと思っています。
Microsoft Officeがバンドル
このモデルはMicrosoftのOfficeががバンドルされているのですぐEXCELが使えます。
やはりEXCELがすぐ使えるのは便利ですね。
きっと大学でもいろいろな統計データをEXCELで分析することでしょう。
今日はこう思ったよ
まとめます。
そこそこ解像度が高く、携帯性が良く、価格も安かったので本当に息子にくれるには惜しい逸品です。
Windows8.1が入っていましたが、Windows10に無償アップグレードできました。
その場合、Windowsの公式サイトからダウンロードするのではなく一旦ASUSのサイトを経由しないとうまくできませんでした。ちょっと迷いましたが無事できました。
Support Center | ASUS Global
【追記 20170312】クズでした
購入してからちょうど1年経ちました。実はつい先週返品して無事返金もされました。
どういうことかというと、HDMI出力がまったく機能しなかったのです。
最初にHDMI出力アダプターを買って家に余っていたディスプレイに接続してみたところパソコンそのものがフリーズしてしまい強制終了して電源を入れ直さなければ使えない状態であることが判明しました。それが買って半年程度経ったあたり。
そのことをサポートセンターに電話で言ったところアダプターの健全性を疑う話や、パソコンを工場出荷状態に一度戻して見て欲しいなどと言われて結局のらりくらり逃げるのかよと思っていました。
買ったのが2016年の3月8日だったので本当に保証期限がすぎる前になんとかしようと再び電話してなんどかしろと要求しました。そのころまでにHDMIアダプターの健全性はほかの機器と接続してみて確認を済ませておきました。
電話して今度は返却してみてもらうことになりすぐ返送手続きを済ませました。往復の運送費はメーカー払いで行えます。そして修理されて戻ってきたパソコンは基板に異常があり交換したとのことで今度は大丈夫かなと期待しました。本当はHDMI出力以外にもバッテリーの持ちがかなり悪いとかディスプレイ部と本体を一度外すと再び接続したときマウスが効かなくなるなど不具合はほかにもありましたが、HDMIへ出力できるようになれば大画面での作業ができるのでまあ使い勝手は向上するだろうと思っていたのです。
ところが戻ってきたパソコンを再度HDMIアダプターと繋げてもまったく改善されていませんでした。フリーズこそしないまでも両方の画面が乱れて使い物にならない状態にはなるのです。
三度サポートセンターに電話してその旨を話し、もうこのパソコンは使いたくないから返金して欲しいと申し出ました。サポートセンターでは話だけは承りますが現物を見て修理センターの方で判断となりますとのことでした。
そして再び修理センターへ送ったのでした。それが保証期限の10日程度前というギリギリ状態です。もしまた修理しましたと戻されてまた異常があってももはや保証期間外ですと言われるでしょう。そんな懸念がありました。
送って数日後に電話がありました。オペレーターの人の言うには2度も送ってもらって大変申し訳無いことをしました、今回は返金をさせていただきますとのことでした。希望していたとはいえ予想外の結果に心は飛び上がりたいほど嬉しかったのにもかかわらず口調は冷静に「そうですか。ありがとうございます」とだけ答えておきました。
そんなわけでこのパソコンはASUSに返品し購入金額も全額返金されました。したがってまったくオススメできる商品ではなくなってしまいましたが、意外にも誠意ある対応をしてくれてよかったということをお伝えしておきます。そんなサポート体制が読者の購入時の参考になれば幸いです。