シガーソケットアダプターを嫁のクルマに設置しておりましたがどうやら両面テープの威力ではその使用時の重量に耐えられず落ちてしまうようです。
アダプター本体はUSBアウトレットが2個とシガーソケットが2個というコスパとしては大変優れた商品ではありますが、壁面への接着部面積がその本体の半分程度しかありません。
これでは全箇所使用したときの重みに耐えられず落ちてしまうことは必至であるということはこの商品の設計段階で容易に想像できたのではないでしょうか。
しかし今更そんなことを述べても仕方ないので落ちないような対策を実施します。
かなり頑丈にできているプレオのGB
このグローブボックスの外側壁面に取り付けていました。
外フタと内箱を取り外して外フタにビス留めしようと考えております。このフタと箱の固定ビスが8箇所もあります。
スバルの設計者はこのグローブボックスをどんだけ頑丈に作りたかったかがうかがえるビスの多さです。
でも価格を下げるか利益を増やすためにはもっとビスの数を減らしても良いのではないかと思いました。
シガーソケットアダプターの本体と固定部を外したところです。このわずかな窪みを利用してビスで固定しようと思います。
位置決め
壁固定用の板をグローブボックスに一旦位置決めのため貼り付けます。
ビス選定
通すビスを選定します。
ある程度太さがあり、短めのものが理想です。
太さは太いほど固定の維持力が増し、短めにしておかないと固定した時にアダプター本体と干渉する恐れがあるからです。
穴あけ
ビスを選定したらそのビスの太さに合わせて、このように貼り付けたところからおもむろに細めのドリルで穴を開けるわけですが、ドリルの太さは細いものから段階的に目的の太さはにしなければいけません。
いきなり太いドリルで開けようとすると樹脂はストレスに耐えられず割れてしまいます。
人間とおなじですね。
窪み部分の真ん中あたりにビスより少し細めの穴を開けます。グローブボックスのフタにも一緒に穴を開けます。
このときは万一ビスがスカスカに通っては失敗なので小さい穴から開けていき、ビスを通してみると失敗しないで済むでしょう。
穴の大きさ確認
フタの内側からビスを挿し回してみて穴を通すのにやや手応えを感じる程度であることを確認します。
このとき手応えが少なすぎたらビスに対して穴が大きすぎたのでもう少し太いビスに変える必要があるでしょう。
逆に手応えが強すぎるかなと感じたら穴がまだ小さいかもしれません。このままビス留めすると樹脂を割る恐れがあるので、できればもう少し太めの穴に開けましょう。このへんの感覚は個人差もあり、ケースバイケースなので経験を積むしかありません。
アダプター再組立て
一旦、固定用の板をグローブボックスフタから外し、アダプター本体と固定します。
これは先にここを組み立てて完成させておかないと後工程ではつけられないのです。
ガイドピン
グローブボックスフタ側にビスを浅く通しておき、板を載せるガイドとします。
こうしておかないと見えないところを貼り付けるので正確に穴の位置が一致できない場合が多いです。
ガイドに沿って板を貼ったらフタの内側からビスを本締めします。
完成状態
完成した状態です。これで多少引っ張りの力がかかってもアダプターごとドサっと落ちることはないでしょう。
外見上はなにも手を加えていないように見えますが、巧妙に細工をしているという例でした。
スバル車での注意
グローブボックスを外す時に樹脂製の止めビスを一つ破損してしまいました。
もしスバル車で同様のことをなさろうと考えていらっしゃる方がいたらご注意くださいね。
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