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夏の車中泊にポータブル冷蔵庫 バッテリー一晩持つか

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2電源ポータブル冷蔵庫今年(2022年)の夏にポータブル冷蔵庫を買った。

真夏のドライブ、しかも車中泊までするとなるとあったほうが断然便利だろうと思ったからだ。

今回はワシがどんなポータブル冷蔵庫を買ってどう感じたか、便利だったか?不要だったかなどを述べたいと思う。

ぶっちゃけそんなにこの記事を書くことにモチベーションは湧かないが今年買って良かった物とか悪かった物とかを年末にブロガーは皆書いているのでそのあやかりということで書く。

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2022年買ったものの中で一応高額な方なので載せておく

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冒頭でも述べたが今年(2022年)買ったものの中でそこそこ目立つ存在だったものなので残しておく。

価格は2~3万ぐらいだったと記憶している。

夏に需要が上がるのに夏に買うのはあまり賢い買い方ではないが仕方ない。欲しいと思ったときが買いどきなのだ。

冷蔵庫の必要性について

夏は車内の飲み物がすぐぬるくなる

車載用ポータブル冷蔵庫なるものは昔からあったが、これからも需要は続くだろう。

なぜなら夏は車内が暑くなり、冷たい状態で買った飲み物がすぐに温くなってしまう。体のためにはあまり冷たいものを飲食するべきではないとはいえ、やはり体が冷たいものを欲するときはある。

しかもドライブの途中でいきなりアイスクリームなんて食べられたら最高だ。

毎日使うものでもない

かといってポータブル冷蔵庫は毎日使うものではない。車上生活者というのであれば毎日使うだろうが、自分は普段は普通の家に住んでおり、たまのドライブ、しかも初夏から秋にかけて必要になる程度のものだ。

だから要らぬという意見もあろう。否定はしない。なんならこんなもの買わずとも発泡スチロールの箱に保冷剤やら氷やらを詰め込んだクーラーボックスで冷蔵庫とするという手もおおいにありだ。

ポータブル冷蔵庫のタイプには複数あり

保温式

昔からあったやり方がこれで一番典型的なタイプだ。

これは容器そのものの壁に断熱材を仕込んでおいて単に保温するというもので、中に冷凍させた保冷剤を入れておくなどしないと冷たいまま保温するのが難しい。

しかも保冷剤と断熱材だのみの冷却なので冷蔵性能は稼働した瞬間から時間軸とともに低下する。短時間ならこれでも持つが1泊とかになるとムリだ。

ガス式

1995年頃あるいはもうちょっと前からあったのはイワタニ産業のカセットガスにより冷蔵を行う冷蔵庫だ。今Amazonで探すと見つからないのはさすがにもう時代に合わないとなって製造中止になったのだろうか。

ガス式って今だに仕組みがよくわからないがなぜか冷える。おそらくガスの気化熱を利用しているのかなとも思うが基本的に換気が絶対必要で車内で使うのは危険だ。

家の中でも換気をする必要があろう。つまり屋外に適している。ただ電気はいらないのでカセットさえ豊富に持っていれば出先でも使うことはできる。

ヒートポンプ式

ポータブル冷蔵庫でも近年は高性能かつ低価格化が進みヒートポンプ式でもそんなに高価でなくなった。

実はヒートポンプ式が一番エネルギー効率が高いのだ。たぶん。

ヒートポンプ式とはコンプレッサーを電気で回して冷媒を圧縮させて一度熱々になった冷媒を1個めの熱交換器で液化させて、液状になった冷媒を膨張弁という狭いところから一気に吹き出すと体積が何倍にもなり膨張により一気に冷える。その冷えた冷媒が2個めの熱交換器を通ることで熱交換器の外側が冷える。

エアコンでいえば1個めの熱交換器が室外機に入っており、2個目の熱交換器が室内機に入っているといえば想像しやすいだろう。

ペルチェ式

ペルチェ素子というものを自分も買って遊んだことがあるが、電気をある素子の板に通すと板の片側は冷たくなり反対側は暖かくなる。

これを利用した車内冷房というのもYouTubeでみたことがあるが相当大きい素子を使わないと使い物にならない。

遊びとしては面白いが実用性は低いと見る。

結論

コストコへの買い物にも使える

ポータブル冷蔵庫は車内に気軽に持ち込めるし、アクセサリー電源で給電または充電できるので買い物に便利だ。

うちの場合、数ヶ月に1~2回コストコにまとまった買い物を楽しみに行くが、そこで買うコイコスというヨーグルトがお気に入りだ。

ヨーグルトは要冷蔵なので真夏では保冷剤入のクーラーバッグでは冷やしきれないことがあり、また精神的不安もあったがポータブル冷蔵庫を買ってからはまだ数回ではあるが安心して冷蔵して持って帰れる。

夏の車中泊にはマストアイテム

ポータブルバッテリーと組み合わせれば電源の心配も無用となる。もっともそのポータブル電源もそこそこ容量があればの話ではあるが。

とにかく夏のドライブ中に信号待ちでいつでも冷たいコーラまたは牛乳を飲めるのは嬉しい。これなしでは夏の車中泊には行きたくない。

自宅の部屋内ではうるさい

しかしそんなポータブル冷蔵庫ヒートポンプ式はやはりコンプレッサーが常時稼働しているだけあって家の中では少々耳障りだ。

普通の冷蔵庫は一般家庭にほとんどあるだろうが誰でも寝るときにはできるだけ冷蔵庫から離れたところで寝るように本能的に行動しているはずである。

だがついポータブル冷蔵庫では油断してしまう。

ちなみに車中泊中もそれではうるさくて寝られないだろうとお思われるかもしれないが保温性が良いので寝る直前まで全開で冷やしておいて寝るときはオフにしても朝までは冷蔵レベルなら大丈夫。冷凍となるとちょっと怪しいが。

ということは家の中(寝室)でも寝るときにオフにすればいいんじゃね?って思うかもしれないが寝るときだけその部屋に入るというのならOKだろう。寝る以外にも普段の生活もこのポータブル冷蔵庫を置いた部屋にいるとなるとちょっと煩いかもしれない。

スマホとBluetooth接続できて電源投入中なら遠隔操作できる

これは意外に便利な機能だ。

ドライブ中で運転席から動けないというときでも信号待ちのわずかな時間に冷蔵庫の温度を変えたり、充電状態を確認したりなどできる。

あればあったで便利

ということでちょっととりとめのない感じの流れになってしまっているがあったらやはり便利だ。

冬の間はどうしているかというと電池の消耗(容量減少)を抑止するために完全放電しないように、そして完全充電しないように適当にコンセントの抜き差しを繰り返す。

ちょっと面倒ならやらなくてもポータブル電源があれば大丈夫だと思う。

今までは夏の車中泊ドライブでの冷たい飲み物とかの対策がちょっと面倒だったが、これからは夏が楽しみだ。

デメリット

さてメリットばかり述べてきたがデメリットももちろんある。

邪魔

邪魔だ。家の中に置いてあっても邪魔だし車の中に入れても場所を取る。

便利さとトレードオフだから仕方ないのだが邪魔だ。これを回避する方法はない。便利さとトレードオフだから。

電気式は燃費に響く

ヒートポンプ式のポータブル冷蔵庫は電気を使うし、充電式の内蔵バッテリーで動いているうちはよいが、停車中はひたすらその内臓バッテリーを使う。

そして内蔵バッテリーが上がるか上がる前に車から充電しなければならない。車から電気を補充するということは多少なりとも車に負荷がかかり燃費は悪い方向にシフトする。

もっともどれくらい悪化するかというデータが取れるほどの変化は感じられない。それより人が1人余計乗車するほうが多分燃費には悪いと思う。

それくらいの誤差と見る。

予備電池が高い

ポータブル冷蔵庫バッテリー駆動タイプのこれには専用バッテリーを2個入れられるようになっている。もっとも2個入れられるといっても2個並列で使えるわけではなく予備バッテリーをはめ込めるスペースが確保されているという構造なんだが。

その予備バッテリーを買おうかなとAmazonで価格を見たことがあるが、まあまあ高い。もうちょっと足せばポータブルバッテリーの小型あるいはポータブル冷蔵庫の小型が買えるくらいの価格がする。

補修品みたいなものだからお高いのはわからなくもないのでそんなに不満にも思うわけでもないが、そんな予備電池を買うくらいならポータブル電源を買うべきだ。

スペアのバッテリーを買っても冷蔵庫にしか使えないが、ポータブル電源を買えばいろいろなことに使える。ただポータブル冷蔵庫の予備電池用空きスペースがちょっともったいないというくらい。

買った冷蔵庫

買ったのはこれ。手提げ式の取っ手がついているので持ち運びは片手でできる。

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容量15Lで満足

15リットルの仕様だが容量としては概ね満足だ。

▼蓋に取付可能な保冷パックが付属していた。そしてこの保冷パックに水を入れるとなぜかジェル状になった。おそらく中に薬剤が入っていたのだろう。

2電源ポータブル冷蔵庫

▼バッテリーパックは下の横から入れるようになっているのと2個入れられるようになっているが2個並列に使うことはできず1個分のスペースは予備バッテリーを入れられるだけだ。

▼このように片側の空洞は予備バッテリーをはめておくか、または余ったケーブルを入れておくためだけのスペースだ。

2電源ポータブル冷蔵庫

▼別の側面に電源を差し込める穴が空いている。12Vの丸い穴と100Vからの特殊プラグを入れられるようになっている。

2電源ポータブル冷蔵庫

-22℃まで50分間の冷却能力

スペックは−22℃まで冷やすことができて真夏でも頼もしい。

ただ50分という時間は怪しい。それでもペットボトル入りのお茶を冷凍できることは確認したし、保温機能もあるので冷凍したペットボトル飲料をいれておけばそれだけで保冷剤になり十分使える。

1.5Lや2Lペットボトルは立てて入らない

1L 牛乳パックは立つ。

下の写真のように1.5Lのペットボトルは立てて入れることができないんだがこれはこれで我慢しよう。その代わりと言ってはなんだが1Lの牛乳パックは立てて入るぞ。

2電源ポータブル冷蔵庫

▼ちなみに1.5Lのペットボトルも寝かせれば入る。どうしても1.5Lのコーラを冷やしたかったらこういう手もある。

2電源ポータブル冷蔵庫

電池持ちはまあまあ

実測したわけではないが満タンのバッテリーが真夏で4〜5時間ぐらいは持った。設定温度によってはもっと大丈夫だったような気もする。ポータブルバッテリーと組み合わせれば十分持ちこたえられるだろう。

電源は12V(ACアダプターとシガーソケットアダプターが付属)

電源は100Vから12Vに変換するアダプターと自動車のアクセサリーソケットに挿せる12Vコードがついている。

家の電源で満充電にしておいてあとはドライブ中も自動車の電気で補充できるというわけだ。

そのほかにもちろんポータブルバッテリーからだったりソーラーバッテリーからだったりという充電ももちろん可能だ。

感想

毎日使うものでもないのでそんなにワクワク感があるものでもないが、車中泊特に夏の車中泊にでかけるときには重宝するはずだ。

実際1回使ってみてこれは助かると思ったものだ。

容量として15Lは個人的には大きすぎず小さすぎずといったところ。日本はどこへ行ってもだいたいコンビニがあるので冷蔵品を大量に長時間入れておきたいということが少ない。

何人かででかけるときも1人あたり500mlのペットボトルを1本づつ入れておければ十分だ。

冷えに関しても特に不満は感じていない。さすがヒートポンプ式は冷却能力では優れている。ガス式はどれくらい冷えるのかわからないがランニングコストでいえばカセットガスより電気式のほうが経済的なはずだ。

冬ははっきりいって不要なのだが夏の車中泊ドライブには欠かせないアイテムといえる。

 

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