車載用スマートフォンホルダーをご提供いただきましたので開封しつつレビューしてみたいと思います。
前に車載用スマホホルダーなんて100均で充分じゃねえの?っていう旨の記事を書いたことがありますが、それははっきりいって買えない負け惜しみというか痩せ我慢です。
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やはり同じ市販でも100円均一で売らなければならないものと、そうでないものとの完成度にはおのずと差がでてくるものです。
ここは素直に兜を脱いで完成度の高いスマホホルダーを使うことにしましょう。
TaoTronicsスマートフォンホルダー開封
▼箱を開封すると説明書・保証書、車体取り付けようステー、そしてスマホホールド用本体という構成になっています。
ではいろいろと動かしたりひねったりしてみましょう。
▼スマホをつかむ部分はゴムでカバーされているんですね。100均のしかしらないからショックです。
▼裏側は台座に取り付けるのに穴が空いていて一旦はめたら少しぐらいの衝撃では動いて外れないように穴の形状が微妙に工夫されています。写真撮ってから気づきましたけどよくできてるなあ。
▼ここ結構重要な部分ですね。幅はどれくらいまで開くかという検証です。ノギスで測ったところ、場所によって105mm~110mmぐらいでした。110mmというのは一番広いところですが、スマホの幅が極めて薄いという前提でなければ入れられないでしょう。ですから実用的には105mmが限界と考えられます。
またスマホを当てる正面の平らなところには衝撃吸収用にスポンジゴムもついています。
▼スマホをつかむ本体部分とのジョイント部です。言葉での表現は難しいですが、ボールジョイントで自由に動き、また回転できるということはわかります。
▼車体への固定はゲル吸収盤という機構になっています。これに保護シールが貼られていますが、ちょっと剥がして触ってみたらベトベトとしています。一般的な吸盤はゴム製で乾燥すると結構外れやすいのですが、吸着力がハンパなさそう。剥がしたいときにすぐ剥がれるかどうかという疑問があるのであとで試してみましょう。
▼車体取り付けステーのアームはほぼ180度回ると言ってよいでしょう。一番後ろから・・・
▼直立して・・・
▼一番前に向きました。といってもこのように一番曲げた状態では肝心のスマホがどう取り付くのかわからなくなってしまいますね。
▼そんな疑問が湧いたのでこんな形にしてみました。これでもいけますね。
▼正面から見た状態です。大抵スマホを取り付けるときはこんなふうに横向きにつけるのではないでしょうか。
▼Experia Z Ultraをつかませてみました。スマホケースと充電端子を付けたままですので非常に厳しい状態です。ケースだけなら付けていてもつかめますが、さすがに充電端子を取り付けた状態ではそこをつかむことはできません。
▼さらのバンカーリングという補助具を後ろにつけているので充電端子を外したとしても真ん中には取り付けられません。
▼ここまでのところはAmazonの商品説明でこんなにわかりやすい写真がありました。留め具というところは気づきませんでした。
Experia Z Ultraは大きすぎるのでバッテリーケースを付けたiPhone4sをつかんでみました。下にある充電用マイクロUSB端子もぎりぎり入れられる形にできました。ただ下からこのように見ると両側からホールドしているクリップアームの樹脂にストレスがかかっているのは容易に想像できます。紫外線が長時間当たると一番最初に壊れるのはおそらくここではないかなと思います。
クルマの中で使用しないときはなるべく紫外線対策をしておいたほうがよいでしょう。
車に取り付けてみる
▼まずはフロントガラスにつけてみます。ガラスへの吸着性能はまずまずだと思います。ビニールの保護シートを剥がせばベトベト状態でしたのでそれをガラスにぴったりと隙間なく貼り、さらに吸引用レバーを倒せば普通につきます。Amazonのレビューでぜんぜん着かないということを書かれていた人がいましたが、どうしてそんなふうになるのかわかりません。
▼ケースに入ったiPhone5sを挟んでみました。ケースにもよるかもしれませんが、ぜんぜん大丈夫です。
▼引いてみたらこんな風景です。ルームミラーがちょっと拡張されたようなレベルで、ほぼ視界を遮ることはないと思われます。
▼Experia Z Ultraをケースから外してつけてみました。使用するときは当然ながら充電しながらということになります。脇につける充電端子をつけるとこんな風に中途半端な付け方になってしまいます。まあ使えなくはないですが、ちょっと不安定です。
▼引いてみるとこんな感じでちょっと大きいものがあるかなあという気はします。落ちてこなければそんなに邪魔でもないかなと思います。
▼それとも落ちてくるのが心配ならダッシュボードに固定という方法ももちろんあります。この辺につけておけば気軽に触れてしまいますが、運転中は触りすぎないように気をつけましょう。
使ってみた
結局フロントガラスの上部に貼り付けてiPhone4sを挟んで走ってみました。吸着性能は申し分なく全く不安を感じさせませんでした。ドライブの途中で位置が気に入らなかったので信号待ちの時に剥がそうとしましたが、びったりくっついていてなかなか剥がれません。これなら走行中に落ちてくる心配はまずないなと感じました。ただしちゃんと綺麗にしてごみを挟みこまないようにつけること。
またスマホのホールドもバッテリーケース入りのiPhoneでも問題ありません。つまりそこそこの重量のスマホでもちゃんと掴んで離さないということがいえます。
このスマホホルダーとiPhoneをつかってドライブレコーダーが実現できました。
今日はこう思ったよ
車載用スマホホルダーが今だけかどうかわかりませんが、記事執筆時点で950円という破格で売られています。
これは1個もらいましたが、もうひとつ自分でも買ってしまいたくなる自由度の高さがあります。