自動車のヘッドライトの曇りというのはどうにかからないものでしょうか。
ガラスだったら洗剤を付けて洗って拭き取ればだいたいキレイになってしまうものですが、ヘッドライトのケース部分は樹脂でできているので走っているうちに細かな傷がついてどうしても曇りが洗っただけでは落ちなくなるのでしょう。
細かな傷に頑固な汚れが付着してしまっていると洗おうが磨こうが曇りが一向に晴れませんね。
一度、目の細かいサンドペーパーで擦ってみたことがありますが、キレイになるどころか却って傷がついてさらに曇りがひどくなった経験があります。
ですからやたらなもので磨くと悪い結果になるだけで改善されないのです。
自動車屋さんに整備の度に磨いてもらうという手もありますが、では整備と整備の間に我慢できなくなるほど曇ってしまったらどうするか。
やはり自分でできる曇りの改善方法も知っておいたほうがいいです。
ヘッドライトの曇り修正薬品
曇りを除去するワックス剤
今回利用したのはFW1というワックス剤です。クルマ好きの我が愚弟から送ってもらいました。
大きさは25cmぐらいの高さのスプレー缶です。
▼水を使わず洗車からつや出しまでこれ1本という楽そうなワックスです。
左ヘッドライト施工
▼最初がこんな感じで中のランプがはっきり見えないぐらい曇っているしそもそも黄ばんでいる感じです。
これで車検は通るのですからまだマシですが、曇っているとおそらく光量も落ちて危険性も上がってしまいます。
▼最初に汚れは落としてから行います。FW1のスプレー缶を20回ぐらいよく振ってから吹き付けます。ガラスマイペットみたいに泡が表面に粘着するようになります。
▼乾いた雑巾で拭き取るというより薄く塗りこむように拭いていきだんだんワックス剤が薄くなってくるまで伸ばします。
▼次に雑巾の別の部分または他の乾いた布でさらに拭き取りながら擦りますと・・・なるほどキレイになっていきますな。
▼左右のヘッドライトは当初ほとんど同じ曇り方でしたが、先に施工した右側がかなりくっきり曇りが取れたのがわかります。
右側ヘッドライト施工
▼では右側ヘッドライトもやってみましょう。最初はこんなに曇っていてここ本当にヘッドライトなのっていうくらいなんだかわからない状態です。少なくとも夜はライト点灯するのでまだわかりますが、昼間はなんだかわかりません。
▼別角度からも見てみます。ほぼ正面から見ているのですがやはり電球の存在がわかりません。
▼ここにもFW1ワックス剤をまんべんなくまぶしていきます。
▼近くから見るとこんな感じ。泡がそこに留まっています。
▼そして少し時間をおいてから、そう数十秒程度たってから拭き取るようで拭き取らない薄く擦りこむようにだんだん拭き取っていき完全には拭き取らないぐらいの状態にしていきます。
▼さらに数十秒おいてから別のキレイな雑巾でコシコシと乾いた磨き方をすると、なるほどキレイになりました。
▼ほら正面からみると電球がはっきりと見えます。これならライトの照度が上がるだけでなく見た目のカッコよさも上がるってもんです。
▼最初はこんな感じだったんですよ。マジでありえないくらい曇ってたんですね。
今日はこう思ったよ
今まで毎回洗車の度にここのヘッドライトのカバーも洗っていましたが全然キレイにならなかったのがこのFW1ワックス剤を塗りこんだらこれだけキレイになりました。
世の中にはもっと別のものもあると思いますが、手頃な価格でこれくらいキレイにできれば上等だと思います。
さらにスプレー缶1本でかなりの量が入っているのでボディもキレイにできるし、ヘッドライトだけなら半年に1度ぐらい使ったとしておそらくクルマ1台だったら買い足す必要ないくらい持つと思います。