アジャイルメディア・ネットワーク様の企画でKENWOODのカーナビとドライブレコーダーを体験しました。
そのうちのドライブレコーダーを無料モニターということで提供いただきましたので紹介とレビューをします。
イベントそのもののレポートは以下の記事を参照ください。
【関連】
KENWOODドライブレコーダーDRV-830の特徴
画質
WQHD対応
最高画質は2560×1440ピクセルというから2.5Kぐらいの解像度で目と表示デバイスがついていけるかどうかって感じです。
機種はこれとは違いますがYouTubeで2560×1440のドライブレコーダー動画が見られます。夜に際立ちそう。
広視野角レンズ
下の動画はこれまで使っていたXiamiのドライブレコーダーとの比較ができるかもしれませんが、ちょっと見ただけではわかりにくいかもしれません。
動画だとなぜかよくわからないのですが、明らかに視野が広いことを実感しました。スペックは横132度だそうです。
長時間録画
画質の選択肢は4つ。最低画質かつmicroSDXC最大容量なら53時間の連続録画が可能です。
上の表では2枚と書いてあるようにこのドライブレコーダーはmicroSDを2枚挿せます。
2枚挿しても最大53時間かよとちょっとがっかりなされた方に朗報です。
フレームレート(1秒間に記録する画像数)がデフォルトで27fpsですが、そのほかのモードとして3fpsと9fpsが選べます。
3fpsならなんと最大309時間20分も連続録画できます。
一般的に求められる機能
ドライブレコーダー全般に求められている以下の機能は満たしているから心配無用です。
- イベント(衝突等の事故)発生前後の録画保存は別フォルダに入る
- 確実に動画を残しておいてくれること
- LED信号機への対応
- 電源喪失時に予備電源を供給するスーパーキャパシタ機能
イベント発生時には別フォルダに画像が入り保存される仕様となっています。また確実に動画を残すということに関してはダブルmicroSD仕様になっていて最長では309時間録画できますから安心ではあります。
その他の便利機能・仕様
GPS機能が標準
GPS機能が標準で搭載されていますのでオプションを買い足すことなくすぐ位置情報つきの動画を撮影できます。
あとでパソコンのビューワーソフトで見返すときも地図と一緒に表示され、地図上でクルマの位置が動きながら録画した動画も再生できるのです。
動画一覧から任意のファイルを選んで再生できるのはもちろん、地図から場所を選んでこの位置で撮ったファイルを再生ということもできます。
先行車発進お知らせ&衝突危険警告
前の車が走り出したのを知らせてくれる機能と前の車に接近しすぎたときに警告してくれる機能があり、オンオフできます。
ただし完璧に識別できるわけではなく安全サイド振れる誤動作もそれなりにしますのであくまでも補助的な機能と捉えておいたほうが良いでしょう。
microSD寿命告知機能
指定のmicroSDが必要になりますが、寿命が近づいたことを知らせてくれる機能があります。実はmicroSDって消耗品だったってことを今回改めて知りました。
以前からなんとなくではありますが、連続で読み書きしていたらいつかは使えなくなるんじゃあないのかなあとぼんやり思ってはいましたが、KENWOODの人がそのようにはっきり説明していて意識するようにしました。
ですから指定のmicroSDを入れていないと寿命告知はされませんが、劣悪な品質だと3ヶ月という場合もありうるそうでせっかくのドライブレコーダーなのに肝心なときに録画されていないなんて馬鹿げているのである程度良いmicroSDを選びたいものです。
買い替え保証制度
万一事故にあってドライブレコーダーも壊れた場合に買い替え保証金をもらえます。
一定の条件がありますのでこちらのサイトを参考にしてみてください。
交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度|一般社団法人ドライブレコーダー協議会
自動静止画連続撮影機能
どこか知らないところをドライブしていて写真を常に一定間隔で残したいなんて思うのは自分ばかりではないようで、こういう機能が標準でついています。
通常の常時録画とは別に、設定した時間間隔ごと静止画を記録してくれる機能があります。
専用ビューワーソフト
動画にはGPSデータも含んでいるので走行動画を見たり同時に地図上でどこなのかわかります。
KENWOOD DRIVE REVIEWER for Windows | アプリケーション|カーオーディオ/ドライブレコーダー・バージョンアップ情報|カー用品|ケンウッド
あとはどういう使い方をすればいいのかよくわかりませんが、まあどこで走った映像なのかわかるというのは事故の検証のときに便利でしょうね。
ビューワーソフトについて追記します。上の画像は旧バージョンですが、地図部分が独立したウィンドウとして表示できるようになったので画面の大きいパソコンで見る場合、記録画像も地図も大きくして見ることができるようになり少し便利になりました。
製品開封と動作確認
内容物
- カメラ本体
- シガープラグ式電源コード
- 取り付けステー
- 動作確認用microSD(16GB)
- 取扱説明書と保証書
本体と付属品の外観
ディスプレイ側を正面として左側面にはmicroSDを入れるソケットが2個あります。
右側面には3つスイッチがあり、ショートカット/上移動、メニュー/OK/電源、下移動/シャッターという機能がそれぞれあります。いろいろ機能があるので詳細はマニュアルを見ないとわかりません。
上側にはシリアルナンバーと電源ソケットがあるのみですので省略します。
下側にはスポット録画ボタンとマイクオンオフ/メニュー戻りボタンがあります。
取り付けマウントはボールジョイントでぐるぐる向きを調整できるようになっています。万一緩んであらぬ方向を向くようになってしまったらルームミラーの緩みを改善したこちらの方法で調整しましょう。
取り付けマウントに少し嵌めた状態。
水平に押し込んで完全に嵌めた状態。再び手前に水平に引けば外れます。一回自動車に付けたものから取り外したり再び取り付けるときなど簡単にできます。
電源ケーブルの先端はmicroUSBではなく専用のカプラーになっています。microUSBだったらうれしかったんですけど、常時電源を取りつつ駐車中も監視できるようなオプションがあるので普通のmicroUSBでは無理だったのでしょう。
電源投入と使用
本体をフロントガラスの縦方向上部20%以内に取り付けましょう。
実際の映像
トンネルの入口で先行車にぶつかったときとか、トンネルの出口でぶつかったときなどに映像がくっきり残っていると大変便利です。
今回気になっていた白飛びと黒つぶれがほとんど見られず鮮明に動画が撮れていることを確認できました。
感想
良い点
映像の綺麗さ
とにかく鮮明に撮れるのでいざというときの情報が確かであるというのがありがたいです。
なにかしらトラブルに遭ったときにせっかく残っている映像がぼんやりしていたり加害車両のナンバープレートが不鮮明だと無意味だったりします。
そこへいくとかなり鮮明に記録を残せるこの機種はすばらしいと思います。金額なりのことはあります。
画角の広さ
具体的に何度の違いというのはわかりませんが、今まで使っていたXiaomiのドライブレコーダーに比べて明らかに縦横広い範囲で撮れています。
この広い範囲で撮れるということと上記あげた鮮明さというのが何よりです。
時間の長さ
microSDメモリを2枚挿せて最大256GBという記憶領域を確保でき長時間録画に対応しています。
これも強みです。
位置記録もする
GPS機能がついているので撮った画像の位置情報も一緒に保存しています。事故の検証はもちろん普段のレジャーでの思い出確認にもきっと役立つでしょう。
ノイズ対策
カーナビで地デジを見ているときにドライブレコーダーの電波と干渉してどちらかが乱れるという現象が起こるようですが、その対策が施されています。
ドライブ中には地デジをめったに見ることはありませんが、安物のドライブレコーダーになるとラジオとも干渉して結局使い物にならないという場合があり、そういった点にちゃんと配慮されているのは意外に重要でやはり安物では期待しきれない点です。
残念な点
Wi-Fi機能無し
このDRV-830にはWi-Fi機能がありません。映像や動画を取り出したいときにはmicroSDメモリを一旦抜いてスマホやパソコンで見たりコピーしたりする必要があります。
SNS全盛の時代にこの最上位機種になぜ全部のせしなかったのかと不思議に思います。
下位機種のDRV-W630なら無線LAN機能がありますから動画を直接ダウンロードできSNSへの転送もドライブレコーダーから直接操作でできるようです。
値段はほとんど変わりません。
ケンウッド(KENWOOD) ドライブレコーダー WideQuad-HD Wifi機能付 DRV-W630
記事執筆時価格:¥ 20600
ただしこちらのDRV-W630は認識できるmicroSDの容量に制限があり最大32GBと少し寂しさがあります。
付属ケーブル先端がシガーソケットプラグだから排他
12V用にできていてオプションのケーブルを接続すれば駐車中も常時監視してくれるから仕方ないんです。
でも今どきシガーソケットを独占してしまうケーブルはちょっと閉口です。せめてシガーソケットプラグでもUSBの口がついているとかだったらUSB電源もとれてスマホ充電も同時にできますけど何もついていないシガーソケットプラグとなると別で電源分岐の▼こんなの買う必要があります。
記事公開時価格:¥ 1,880〜
ちなみにこれのレビュー記事も書いてます。ご参考になれば幸い。
まとめ
DRV-830は2018年5月時点では実売価格が20000円を超える高級機種ですからこれを無料で入手できたのはたいへんうれしいことですが、あまり良いことばかり書いていると提灯記事に成り下がってしまいますが、使ってみるとさすがに高いだけのことはあるなあと感心してしまってます。
しかし最後に書いた無線LAN機能がないのが大いに残念でなりません。
動画を取り出すのにいちいちmicroSDを外すっていうのはハードの劣化を招きやすいかなと思うので無線で必要な動画だけ取り出せる仕掛けがほしかったと強く思います。
ただそいういった不満を差し引いてもかなりすばらしい機種であることには変わりありません。
捕捉
別売りで常時電源接続用ケーブルを取り付ければ駐車中の監視もできます。
ケーブルを入手したら取り付け方法も含めて追記します。
ケンウッド(KENWOOD) ドライブレコーダー 電源ケーブルCA-DR100
記事執筆時価格:¥ 1906
資料提
【追記】駐車中も監視できるように配線した話
用意したもの(N-BOXの場合)
2018年6月某日、新たに買ったケーブルで駐車中も監視できるようにしました。
もともと駐車中の監視機能もありますが、専用のケーブルで繋げなければなりません。シガーソケットに挿しているだけだとアクセサリーオン状態のときしか稼働してくれません。
バッテリーに直結する必要がありますが車種に合わせた専用ハーネスケーブルを買ってつければ誰でも簡単に取り付けできるでしょう。
今回は我が家の愛車N-BOX(JF-3)を対象に説明します。
▼買ったケーブルはこちらの写真のものです。
中身は3本のケーブルが束ねられている形になっていて、バッテリー端子、アクセサリー端子、マイナスアースという構成です。
黄色い線がバッテリーから常時電源を取るわけでして、駐車中も常に振動を検知し、録画を開始してくれるわけです。
ちなみに車のエンジンを切って降車してドアを自分で閉めたら振動を検知して録画をしてしまうかというとそのへんのディレイタイマーの設定はDRV-830本体でできるようになっています。あと乗車時もそうです。
▼あとKENWOODのオプションケーブルの他に車種別電源取り出しハーネスも買いました。これは車種別ですので自分のクルマに適合したものを探す必要があります。
これの場合カプラーとヒューズとインシュロックタイと取り付け説明書が同梱されていました。説明書どおりに取り付ければ問題ないかと思います。
ちなみに我が愛車N-BOXの2代目は1代目とハーネスが違うようでした。これが2代目N-BOX用。
▼初代N-BOXとかN-ONEやらN-WGNの場合はこちらみたいです。車検証みて車両型式の文字を確認してから買いましょう。
取り付け
まずKENWOODの電源ケーブルと車種別オプションカプラーの対応する線をつなげておきましょう。ここではACCという赤い線とBATTといういう黄色い線同士をつなげます。
▼車のアクセルのすぐ上あたりにヒューズボックスがあります。カラフルなブロックが刺さっているようなアレです。
▼どこに挿すのかまったくわかりにくいですが、N-BOXの場合は一番上のほぼ見えない部分に空きがあります。あと付属のヒューズを挿す場所は左下の方の空いている場所ですってこれも説明書に書いてあります。
▼挿してケーブルがぶら下がっている状態を証拠として撮っておきます。
▼アース線は車体に直接繋げなくてはならないのでどこか探してみたところ、パーキングブレーキのワイヤーを固定している金具が金属でおあつらえ向きに穴も空いていたのでボルトで共締めしました。ほかにもアースできそうなところがハンドル下収納のすぐ右のプラスチックカバーを外したらありましたからそちらでも良いでしょう。
▼あとはケーブルの取り回しです。ピラーの化粧カバーを外してケーブルを見えなくしたら完成です。
最後はみんカラみたいになりましたが、ケーブル敷設の話だけでおわりです。
特にこれ以上証拠の写真はありません。あとはドライブレコーダーDRV-830の本体設定で駐車中の振動感度だとか録画時間だとか上書きするかしないかなどのほかいくつか設定項目があります。
なるべくこの駐車中録画機能を使う機会が訪れないほうが平和なのですが、万一前からだれかゴツンしたとしてもフロントガラスの前でやっちまった顔をしてくれれば取り付けた甲斐があったってもんです。
後ろからゴツンされたらあんまり意味ないでしょうね。
そのうち全方位監視できるカメラが早く実用化されることを期待してこの話を締めくくりたいと思います。
【追記】かなり気に入ったのでもう一個購入
気に入らない点(Wi-Fi機能無し)もありましたが、総合的には市販のドライブレコーダーで最強(記事公開時点)だと思っているので自腹で2個めを買いました。
1個めはN-BOXにつけていましたが、2個めはステップワゴンにつけます。2台目のN-BOXにつけました。
特に取り付けた様子は紹介しませんが、サンプル提供されたものを気に入って自腹でも買ったというのはこれで2度めです。
1度目もドライブレコーダーでした。ということはドライブレコーダーがトータル4個になりますので所有しているクルマ2台とも前後にドライブレコーダーを取り付けできることになります。
事故だけじゃなくてなにかおもしろいものが撮れたらブログのネタになるのでいずれは元が取れると期待しています。
今回用意した器具。
そしてドライブレコーダーはKENWOODのDRV-830
さらに補足
ドライブレコーダーを後方に向けていて無駄に煽られた動画を撮るというのもそれはそれでアホを世間に晒す痛快さはありますがリスクも伴います。
それよりは未然に危険を防ぐのが一番ですと嫁から諭されたのでシールを貼ることにしました。
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たかがシールに380円て迷いましたが自分で作ってもそれなりに材料費やら手間で結局買ったほうが安上がりという結論に達し自動車2台に貼りました。
これでDQNが煽ってくることも減ると期待したい。