ソーラーパネルとアクセサリー電源とで交互充電切換回路というのを作ったので記録を残しておく。
こういうものは仕組み道具なので一度作ってしまえばあとは忘れてしまえるのでついつい記事にするのが遅くなってしまうが、せっかくのアイデアなので公開しようというのといずれ自分でも見返して次の工作の復習もできるというものだ。
従来の設置状態
もともと買ってあったものは以下。
- ポータブルバッテリー
セールで安かった容量576Whのポータブルバッテリーを車中泊でも使ったがリモート操作がバカ - ソーラー充電パネル
ソーラーパネルとポタ電とでメーカー違くて端子が合わなかったときの対処
走行中はシガーソケットからポータブル電源に常時接続して充電するようにしているのと、駐車して車から離れるときにソーラーパネルのアウトレットからバッテリーへと繋ぎ替えていた。
最初はあまり不便を感じなかったが、ポータブルバッテリーの電力を少しでも温存しておきたいと思うと必ず差し替えなければならないのでまもなく煩雑さに我慢しきれなくなる。
新しい状態
通常の走行時にはシガーソケットから充電接続というは以前と変わらずで、自動車の電源が切れたらリレー作動によりソーラー側からの電源に切り替える。
ソーラーパネルは屋根に固定しておく。屋根への固定方法についても後述する。
やり方
材料
- 12V3極リレー
- XT60オス(金具部がオスのもの)2個
- XT60メス(金具部がメスのもの)1個
リレーは5個も要らんということであれば1個から買えるサイトもあるが時間がかかるので待てればもう少し安くできるかもしれない。
つなぎ方
簡単ではあるがこんな感じでつなぐ。
簡単に説明を補足しておくとACCからの電源がまずACCという端子に入ってくる。そこから分岐して一部はリレーの電源になる。リレーに通電するとそれまでリレーで通電していた常時開の側が閉じて通電するようになる。したがって常時開はACCからの+線が繋がり、常時閉側はACCからの通電がないときということでソーラー側からの+線がつながる。−線はすべてつなげておいてよい。
ソーラーパネル設置方法案
2枚ともまったく同じような写真で恐縮だがこんなふうに固定してみた。固定する肝は硬い針金(職場にあった溶接棒)と頑丈なゴム輪(職場にあった不要なOリング)である。針金をうまくS字に加工して屋根のエッジに引っ掛けるようにして固定してみた。よほど高速道路をぶっ飛ばさない限り取れないかなと思う。
▼接続した状態はこちら。わからなくならないようにACCとかソーラーとか書いておこう。
▼この記事を書いて写真を撮っている時期が12月末なのでもっとも南中高度が低いときということで十分な太陽光発電はできないが一応機能は果たしているということは確認できた。
▼スマホのアプリでも飛び飛びではあるがソーラーパネルからの入力がちゃんとあるというのが確認できた。これで車中泊ドライブでのポータブル電源への充電にいくらか貢献してくれることだろう。