先日つくった予算315円のハンドルに取り付けるスマホホルダーは予想にたがわずよく揺れたのでその後何日も経っていないが、改善工作を行うことにする。
全体像の写真は上の一枚しか撮っていなかったので説明がしにくいが、アームの長さは約15cmほどあった。
それが「ぐわんぐわん」揺れるのでちょっと危険を感じる。
いくらやわらかいものでも長時間振動させていると破壊が起きることは文系の自分でも容易に想像がついたし、なによりも揺れすぎて画面が見えなければ意味がない。
それでは工作いってみよう。
アームのどちら側を短くするか
アームを短くするわけだが、どちら側を短く切るか迷う。
先端のスマホ取り付けしてある側はこのようにアームの先が細くなりミラー本体に挿入され固定されている。
ここを切りおとしてしまうとアームの先端が太くなりミラー本体への挿入が不可能になる。
一方ハンドル側はアームに穴が開いておりハンドル固定用ステーとビスで共締めする構造である。
ここを切ってしまっては新たにアームに穴をあけなければならない。アームの中心には針金で芯が通っているのできちんと中心部に同じような穴を開けるのは困難であり、そうかといって穴をあけずにはステーとの固定はできない。
アーム先端をミラー本体から抜いてみるとこのような形で直径は約7.5mmであった。
ここを生かしたまま真ん中で切って継ぎ足すのは一番不可能と思われる。
ならいっそ、ここを切り落として同じような太さにカッターなどで削るのが一番現実的ではないかい。
ということで先端をどれくらい削ればいいのか計ってみる。
約32mm削らなければならない。
そんなに苦になることではないが、これが一番確実そうなので削り作業を実行することにする。
先端を切り落とし同様の形状に仕上げる
多少は位置を調整できる余地を残したいという思いから、短くするのはひとまずこれくらいの長さ。
これでもまだ安定しないようなら更に切ろう。
先端をカッターでザクザクと削っていく。細かいゴミが散らばり、静電気で手にもつく。
やわらかめの樹脂なので難しい作業ではないが、段があるので同じ高さにするのが少し難しい。
仕上がりは適当にしておき、細くなりすぎないようにだけ気をつける。
組み立ててみる
削ったシャフトをミラー部分に嵌めてみた。
すごく短くなったのがお分かりいただけるだろうか。
これで揺れもかなり軽減されると思う。
まだ揺れが収まらないようであればさらに削るが、削りすぎて短くなりすぎても柔軟性に欠けて使い勝手が犠牲になりそうな気がする。
結局この手の自作品で完璧を狙おうとしたら1度や2度の製作ではダメかもしれない。
自転車に取り付けてみる
いかがだろうか。トップの写真と比べると明らかに短くなっていて安定性が「良さげ」に見える。
実際ちょっと家の近所を走ってみたところほとんど揺れずに使えた。
本当はアームの背をシフトチェンジャーの一部に寄りかからせているので少し安定性を「稼げている」のだ。
まあ、こんな感じで今回は一応完成ということにしたい。
次回、といってもいつになるやらだが、出かけるときにはこの体勢で走れるはず。楽しみだ。
あとがき
こんな一見ばかばかしいような工作も、こういう記事を見かけると無駄なことではないのかなあと勇気づけられる。
最も効果的な学習方法が「実際に体験してみること」なのは、いまさら人に言われなくてもご存じかと思います。実体験とは、つまり不格好な姿をさらすことであると同時に、失敗を糧に何かを学習することでもあります。「新しいDIYスキルを身につける」とは、「実際に手を動かしてみること」と同じです。作業を始めるには決心が必要です。新しいスキルを身につけることは簡単ではありませんし、簡単ではないからこそ意味があるとも言えます。
追記 20140518
トピークのちゃんとしたiPhoneホルダーを買いました。
やっぱり本物はいいですね。
topeakのiPhoneホルダー購入して取り付け(素直に良いといえる)