[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります

ユーザー車検の過去の指摘事項と注意項目まとめ

この記事は 約7 分で読めます。

右ハイビーム検査
10年来やっているユーザー車検の詳細手順の記事がかなり好評だったので気をよくして自転車ブログのくせにまた自動車関係の記事をかきます。
(実は自動車ネタの方が豊富に引き出しもってたりします)

10年来と書きましたが、よく計算したら1998年からやっていますので現時点(2013年)で実際は15年来でした。

ユーザー車検をこれまで何回か受けるうちに時には指摘を受けることもありました。

基本的な走行機能(重大な安全に関わる部分)はOKなのですが、ちょっとした箇所でダメ出しされるのです。といっても予め気をつけていれば予防できることもあります。

車検でテストする部分は皆重大な項目だから「ちょっとした箇所」などないといわれればそれまでですが、自分としては排気ガスとタイヤとブレーキが一番重要項目で、それ以外は重要ではないとは言わないが指摘されてから直すのでもまあ大丈夫かなと思っています。

以下指摘された経験のある項目と、指摘はされていないけれど観察していて気をつけなければかなと考えたものを列挙してみます。

スポンサーリンク

1.灯火

チェックするのが一番簡単なところではありますが、自分の場合一番指摘回数が多かった箇所でもあります。

左右対称に点くか

左右のランプが対称的にちゃんと点くこと。この対称というところがミソですね。
最近はあまり見かけなくなりましたが、10年ぐらい前(2002年ごろ)に流行ったLEDによる後付けのポジションランプで指摘を受けたことがあります。
安物だとLEDのくせにどちらかが切れてしまうことがあるのです。後付けだから関係ないだろうと思って検査を受けたら片側消えててNGでした。左右対称が鉄則です。

ポジションランプ片側だめになったら両側外す

こういう場合は、切れてるほうをすぐに再生できないのであれば、涙を呑んでちゃんと点くほうも引きちぎって外すことです。
対照的でなくて許されるのはハイマウントストップランプぐらいですね。ただしあれも横に長くランプがいっぱい連なっているようなタイプは部分的に切れているとNGになるかもしれません。私のクルマは球一個なのでそれはないです。
バックランプは車種によっては片側しか着いていないものもありますが、これは問題なしですよ。

もちろんチカチカと幽霊屋敷のように点滅していないこと。

LEDはチカチカしたらNG

安物のLEDバルブはすぐ点滅し始めるか切れるかしてしまいます。詳しくはわかりませんが、本当はLEDバルブを取り付けるときは何か電圧か電流を調整する装置が必要なようです。

ちなみにLEDのポジションランプやナンバープレートのランプは白が原則でその他の色はNGです。

点滅が許されるのはウィンカーだけです。

ハイビームの光軸

ブレーキはタイヤが多少坊主でも思いっきり踏めばなんとかなるかもしれませんが、ハイビームの光軸は機械がシビアに見ますので一番緊張します。

なぜなら光軸は簡単にずれやすいのです。
ちょっと運転が稚拙で、狭い路地を曲がるときなど前側のバンパーを塀にでもぶつけただけで光軸がずれる恐れがあるからです。
バンパーの角を擦る癖がある人はユーザー車検のとき要注意です。
光軸の曲がりを指摘されたら一通りの検査が終了してからすぐ近くにあるテスター屋に直行です。
テスター屋というのは陸運局の近所に数件あり、陸運局と同じ設備を持っている業者さんです。
このテスター屋さんで光軸を調整してもらうことができます。片側で約3000円です。数分間で3000円だからいい商売だなと思いますが、設備に物凄くお金がかかっているでしょうから仕方ないです。

Sport car toy with ledsSport car toy with leds / Anton Fomkin

他のランプ類

わからないのが、ときどき夜間見かけるクルマの下とかにイルミネーションのついているものです。あれって車検通るのかわかりません。もしかして左右対称ならOKだったりして。

車内のランプ類はオートマのギアポジションを示すランプなども本来は全部点灯しないとダメです。検査官はそこまで見ないことが多いですが、検査官によっては見るかもわかりません。
これはディーラーで指摘されました。

2.フロントガラスの貼りモノ

フロントガラスには視界を遮るものがついていてはいけないという決まりがあります。
普通は中央上部に車検有効期限シールが貼ってあり、車内から見て左上部に定期点検済みシールが貼ってありますが、それ以外のものは基本的にNGみたいです。

ガラスにスモークシートは前の3枚(フロント、運転席窓、助手席窓)には濃い色は貼ってはいけない決まりです。

最近はほとんど見かけませんが、ひと昔は前面真っ黒なガラスのクルマがときどきいました。どうやって車検通しているのか不思議でした。いまでもわかりません。

以前、「セキュリティ装備」みたいなシールを運転席正面の一番上のほうに貼ってあってそれを剥がした跡が汚らしく残っていたら指摘されました。

ただテレビのフィルムアンテナは線状になっているから認められているようです。

3.指摘事項ではないが清潔感

自分で経験したわけではなく、どこかで読んだ話ですが、車はある程度キレイにして持っていったほうが心証が良いでしょう。とくに下回りです。下回りは泥んこ状態のまま持っていったらいくら仕事とはいえ検査するお役人の方もうんざりするでしょう。

そうするとあらぬ因縁を吹っかけられないとも限りません。私の場合下回りは直前にホースの水を思いっきり数分間八方から吹きかけて適当に洗った形跡を残しています。

まあ、なにもしないで持っていくよりは多少の誠意を感じてもらえるんじゃないでしょうか。
どっちにしても下回りにあるマフラーやボルト等等の緩みは論外です。基本的に変な改造や過度の腹こすりなどしていなければ大丈夫ではないでしょうか。

4.余計なものは外していく

ホイールキャップは外しておくと前回書きましたが、ルーフキャリアなど付いているよりは付いていないほうが好ましいです。万一キャリアバーの幅が車幅を超えていたら即NGでしょう。
結構彼らは見ていないようで見ていますから車内もそうですが、特に外回りにはなるべく余計なものを付けていかないで「つるつる」の状態が良いです。

ルーフキャリアのバーというものは購入するときに、長めのものを選べたりもするのですが、車種に適合しているバーであると自信があれば外さなくても全然大丈夫だと思います。

ところで後部のナンバープレートに曇りのプレートを貼ってあるクルマを見かけますが、あれは大丈夫とどこかで聞いたことがあります。あんなふうに他の人からナンバープレートが識別できないようになっているのになぜ車検で通るのかまったく理解できません。

あれはいかにも悪人でしょ。

指摘事項の再検査を受ける方法

最後に再検査のやり方です。また後日予約して車検場に来なければならないのかというとそういうわけでもありません。

検査官の目視確認でNGだったもの

いったん検査ラインの最後まで済ませてから、即直せるものについては、駐車場などで修正を行い割り込みで検査官を呼んでみてもらうことができます。

その場で修正できないようなものは、おそらく後日再検査になるとおもいますが、予約は要らないのではないでしょうか。経験がないので不明です。

機械による判定でNGだったもの

これもいったんは検査ラインを通って一通りの検査を済ませます。即直せるもの(ハイビームの光軸)などは一度近所のテスター屋に行き、光軸を直してもらってまたラインの最後尾に並びます。
また1時間近く並ぶのかというと、そのころには列もずいぶん短くなっているはずですので、それほど長時間待たずに検査を受けられるでしょう。
もちろん再検査はNGの項目だけです。即修正できない箇所は後日になるでしょう。

余談

よくガソリンスタンドや修理工場に看板がおいてあってユーザー車検と書いてあるのを見かけたことがありますが、オーナーが陸運局へ持って行くのがユーザー車検じゃないのかな?と思っています。
そういう看板はお客様に安く車検費用を抑えることができると誤解させるのが目的なのでは?と穿った想像をしています。

タイトルとURLをコピーしました