熊谷市から車で40分程度で行ける宝登山神社に行ってみました。
長瀞は昔から何度も物見遊山にでかけていますが宝登山神社というところに行くのは実は初めてでしてなかなか乙な神社でした。
宝登山の麓に宝登山神社があり、奥宮が宝登山の頂上にあります。できれば両方行っておいたほうが良いでしょう。両方で御朱印もいただけます。
宝登山神社の基本情報とアクセス方法
宝登山神社の基本情報
- 住所:〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
- 電話番号:0494-66-0084
- 社務所受付時間:8:30〜17:00(本宮)
- 御朱印:あり(本宮、奥宮とも500円)
- 駐車場:あり
- 公式サイト:秩父 長瀞鎮座 寳登山神社(宝登山神社)
宝登山神社へのアクセス方法・行き方
公共交通機関で行く場合
秩父鉄道長瀞駅で下車して徒歩10〜15分程度です。
長瀞駅から降りると宝登山への案内看板があるでしょうからそれを頼りに行けば国道140号と駅前の通りとの交差点に大きな鳥居が見えてきますので鳥居を潜ってまっすぐ進むだけです。
車で行く場合
関越自動車道花園ICで降りて国道140号を秩父長瀞方面へ向かいます。
途中で有料道路の入り口との分岐がありますが有料道路には入らず国道140号線をそのまま進み順調に走って15〜20分程度で鳥居の前に着きます。
鳥居を潜って緩やかな坂道を登ると突き当りに宝登山神社とその無料駐車場があります。
無料駐車場は数箇所ありますが40台あるいはもっと停められると思います。
もし無料駐車場が空いていなければ有料の駐車場もたくさん周りにあります。
ただ宝登山神社敷地へ入る直前のターンアラウンド交差点の左手に駐車場への案内板がありますがそこは奥宮へ行くロープウェイ乗り口へ早く行ける駐車場ですが有料です。
宝登山神社の由緒・御祭神・御利益
宝登山神社の由緒・歴史
西暦110年、第十二代景行天皇の御代にヤマトタケルが東征の帰途、美しいこの山に立ち寄り登頂しようとしたところ山火事に遭遇しますが神犬の神助を得て無事山頂に到着し神霊を祀られたのが起こりとされています。
ヤマトタケルはこの山を「火止山(ほどさん=火を止める山)」と定めました。
宝登山神社の御祭神
宝登山神社の御利益
火災盗難除け、諸難除けの守護神です。毎日申込みの願いに沿って祈願祭が執り行われています。
宝登山神社の境内の様子と雰囲気
宮への最後の鳥居
何番目の鳥居かわかりませんが一番近い鳥居は駐車場からすぐです。国道140号と駅前通りとの交差点にも立派な鳥居が立っていますがこちらも立派な鳥居です。
手水舎
さきほどの鳥居を潜ってすこし歩くと左に手水舎があります。
拝殿
階段を登りきると拝殿が見えます。
上の写真と下の写真で同じ人が写り込んでますがまったく他人様です。ずいぶんと長いこと拝んでいたのでアングルがぜんぜん変わった写真でも写っているのでした。
狛犬
階段を上がりきるまでどこにいるかわかりませんで、帰りがけに気づきました。
おみくじ売り場と授与所
拝殿に向かって右手におみくじ売り場が出店しているのとその奥に授与所があります。
拝殿の前はそこそこ広いです。ベンチで森林浴もできるでしょう。
渡り廊下を潜って神殿
渡り廊下が低くなっているのでそこと立体的に交差するには一般人は少し低いところを通るという形になります。面白い形の通路でした。
通路を潜って左を見ると御神殿が見えます。権現造りです。
摂社・末社
奥に行くと左に天満天神社(祭神:菅原道真公)、さらに奥は宝玉稲荷神社(祭神:倉稲魂命(うかのみたまのみこと))があります。
奥宮のある宝登山ロープウェイ乗り場までの参道
奥宮へ行くには鳥居を出て一般駐車場の奥手にある山道を少し上がります。山道といっても舗装道路ですし、少しといっても200メートルもないくらいです。
▼奥宮参道という看板と宝登山ロープウェイの看板があります。ロープウェイの始発運転時刻は10時ですので早朝参拝するとやや時間があまります。うまく調整しましょう。
▼こんな感じの参道をてくてく歩いて登ります。
宝登山ロープウェイ
利用案内
- 料金は片道480円で往復切符(820円)もあり
- 始発10時ちょうどで以後だいたい15分おき
- 麓と山頂との所要時間はおよそ5分
- 定員50人
- 風速10メートル以上になったら運休
- 麓のロープウェイ乗り場と有料駐車場との間でシャトルバスもあり
ちなみにロープウェイを使わずとも登山道を歩いて上り下りできますが所要時間は1時間ぐらいらしいです。
駅
最初に到着したときがまだ8時30分ごろだったので職員がいたぐらいでそれ以外まったく無人です。
始発は10時
10時始発の次はだいたい15分おきに出ているらしいです。2台のゴンドラがつるべ式で行ったり来たりします。
男子トイレの小は昔ながらのニーハオ・トイレ
待っている間に催しまして小さい方を利用しましたがかなり昔、小学校のときにあった限りなく何人でも並んで小用を足せる定員∞のトイレです。
ゴンドラ本体
ゴンドラの名前はモンキー号とばんび号です。定員は50人です。
ちなみにチケットはこんな感じ。
ロープウェイからの眺め
椅子が外に向いていれば見やすいのですがそうではないです。ガキじゃないのでかぶりつきで窓に向かえません。季節によっては綺麗な景色が見られると思います。
山頂駅
山頂駅にて降りると広場になっています。
▼これはこれで景色を結構楽しめます。デートなんかで行くのはグッドでしょう。ただし気持ちが盛り上がっても近所にホテルはほとんど無さそうな・・・
奥宮への参道
奥宮まで少々登ります。6分と書かれていますがスタスタ歩けばもっと短縮できます。ただ徒歩だけではなく途中から自動車も走ります。というのは御朱印書いてくれるおばちゃんが通勤(車で登る)するからです。
▼途中から少し広い砂利道になって10時半ごろには軽自動車がブーブーって上っていきます。
▼そして半ば道なき道を奥宮へ向かって軽自動車は突き進んでいったのでした。
宝登山神社奥宮
ここらへんは本当の山頂ではなく実際の山頂はもう少し高いところにあります。
▼参道のような獣道のようなところを歩いていくと鳥居が見えてきます。一応鳥居に近づいてそっちから奥宮に近づくようにしましょうかね。
▼ということで奥宮がありました。
▼拝んでから御朱印を授けてもらいましょうね。
宝登山奥宮の授与所
ロープウェイの運行開始が10時からなので山頂へ到達して、さらにお参りできるのは当然それより後の時間になります。
だからすっかり安定の授与所稼働時間だと思っていたらちょうど開店するところでした。なぜ開店という表現かというと山頂の茶屋と併設されていてめちゃくちゃ字の上手なおばちゃんが御朱印を書いていたからですwww
宝登山奥宮の鳥居
御朱印の書き上がりを待っているあいだに山頂からの眺めを楽しんだり鳥居を見上げたりなどしましょう。
この鳥居は奥宮への鳥居ですがこれまた立派なものです。ロープウェイで来ないで自分の足で登ってくるとここをちゃんと潜れるのではないかと想像します。
宝登山山頂からの眺め
晴れていてもあまり空気がすっきりとしていないとよく見えません。この日は微妙でした。
長瀞の街と秩父の一部が一望できます。
宝登山神社の御朱印と御守
▼宝登山神社御朱印は神職か巫女さんが書いたと思われますが、奥宮御朱印は売店のおばちゃん(にしか見えない人)が書いたものです。どっちが上手とか考えるのは野暮ってもんです。
各500円です。
宝登山神社はこんな人におすすめ
奥宮は山の上から長瀞の街が見下ろせるのでちょっとしたレジャー気分も味わえます。
参拝のついでに景色を楽しむのも良いでしょう。
長瀞といえばこの宝登山神社から徒歩でも10分程度のところにお豆腐料理のうめだ屋がありますのでそちらも行ってみると良いかもしれません。ただし混んでること多いです。